第4話

練習します。駄文です。


 千葉にあるマンションのベランダだった。

 いちばん遠くを見ると、地平線が見える。

 地平線の手前はきらきらと白く発光している。海が太陽光を反射しているんだ。

 でもそんな景色はほんの一部で。

 左右に視線を振ると、他の高層マンションなどの構造物で、地平線も海も見えなくなってしまう。代わりにそれらが一帯に広がる。


 地平線と自分を結ぶ中間地点。距離的なものではなく、見え方のほうの中間地点だが、すこし珍しいものが見える。

 空に向かって地面から伸びた建造物とは違い、地面と水平で、そして建造物を横から貫いているような、長細い線が見える。

 時々、長細い線の上部分からはみ出して、銀色か黄色の箱が通り過ぎる。電車だ。行き交う電車が見えるだけでテンションが上がる人もいるんじゃないだろうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る