小説の「書き方」の神話

@quis

はじめに

 僕は小説という形式を、別に愛している訳じゃないと思う。


 なのに、こんなテーマで書いてみたい。それは、小説の書き方に関する「神話」のこと。つまり、世間に広く信じられているであろう、「嘘」についてだ。


 ただし、念の為に書いておきたいのだけど、僕は、小説という形式、もしくは小説を書く人たちを、ディスりたいわけでは全然ない。むしろ、しっかりした文章が書けるという点については、「小説が書ける人」は素直に立派だと思っている。


 では、ニモカカワラズ、何故、僕はこんなテーマで文章を書くのか?


 それは、そういう「嘘」を(拙いながらも)論じてみることが、僕自身の頭を整理することにつながると思えるから、だと思う。まあ、それが徹頭徹尾、自己満足だとしても。

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