ある"精神疾患"を患った者の手記

私小説、という類いの小説でしょうか。
カクヨムを広く知っているわけではないので、確実かはわかりませんが、ここではそう多くは見られないタイプのものかもしれません。
"精神疾患"を患った人間の感じる、日常の風景がやや陰鬱な調子で語られますが、"精神疾患"を患っていると思っていない人でも共感できる部分は多いと思います。
作者自身による中国語から日本語への翻訳のため語尾などが完璧ではありませんが、それを含めても読みやすくできていると思います。
私はこの小説を真夏の昼下がりに読みましたが、多いに感情を揺さぶられるものでした。

レビュワー

このレビューの作品

狂人日和