あー、なるほど……これでだいぶつながりましたね。ちっちゃいセラはいろんな狼のぬいぐるみを持っていたんですね。
ルシオンの記憶、そこまで深く纏いついていたなんて、幼子の心にはつらすぎたでしょう。家族も末っ子を愛していたからこそ、一緒に苦しんだんですね。
祖神の想い(執着)だけでなく、ルシオンの記憶(苦しみ)にも縛られ振り回されて、それはもう壊れてもおかしくないですよね……。
作者からの返信
リーネ家は両親とセラの三人の小さな群れ(現在は二人だけ)だったこと、セラは対人のトラウマからあまり積極的に友達を作ろうとしなかったことなどから、エリオットが買い与えたものです(*´꒳`*)金色と白(銀色)のペアの狼のぬいぐるみでした。
レグルスおじさんの家の子は金色の狼なんだよと教えられて、その子も寂しがっているかもしれないとバッグにそっと忍ばせたのでした。
この『御印の記憶』というのが同世界シリーズ共通の課題になってます。
アルの場合はルシオンとシンクロが深かった(あるいはルシオンの憎しみが深かった)ため、アルファルドとしての自我が定まる前から記憶を見せられ精神はぼろぼろに傷付いていました。特に母や女性に対する憎しみが強かったので、アルの母は相当な苦労があったと思います。
歳の離れた末っ子は可愛かったに違いないです!でもどう接したら良いのかわからない。セシル家の人たちもギリギリのところで苦しんでいました。家族を守りたい。月女神を生贄にしてでも(38話冒頭の話)となるのは仕方ないことだったかもしれません……(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
アルやアルの家族がセラに感謝しているというのはこういうことだったんですね!
幼い頃から悪夢にうなされてどっちが現実か分からないのは確かに辛いかも。そんな時に嗅いだ匂いに救われるって……何かこう、主人公が獣人だからか匂いの描写を持ってくるのが上手いですねー(>_<)
今回のお話で、アルのセラに対する異常なまでの執着が分かった気がします。
作者からの返信
月音さんコメントありがとうございます(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
やっとアンジェリカが話していた『家族を認識できない』という話を回収できました。
そしてにおいの表現に気付いていただけて嬉しいです!アルがやたらと嗅ぎたがるのもそういう理由です。一目惚れならぬ一鼻惚れですね笑笑
初恋を拗らせると怖いですねー……(棒)
編集済
アル~、なんて可哀想な奴。
御印なんか持って生まれてしまったからこそ、千年の呪いで苦しんできた彼。
それを救うため、月の呪いを解くためにも、現れた救いの女性がセラだったんだ。
これはもう、仕方ないね。
セラ、諦めて。もうアルと番になってちょうだい(笑)
大丈夫、きっとアルならセラが何処に行っても一生付いて来てくれるよ。いい主夫になってくれるからさ。
作者からの返信
可哀想可愛い奴なのですよ…(次話の展開から眼を逸らしつつ)
ヒヨコが生まれて最初に見た者を母と思い込むのと同じように、救ってくれたセラに執着するようになってしまうんですね。
セラはセラで狼男に対してトラウマがあるので、もう少し信頼を得ないと難しいですね…
料理掃除洗濯(騎士見習いなのでアルに限らずディーンやヒースもできます)から犬(狼)の散歩までこなす男なので良き主夫になれそうですけど、大人しく家に居てはくれないと思います笑