第11話計画的犯行

さらに月日は流れあれから3ヶ月ほど経過した。


彼女達との契約期間は終了を迎える。


3ヶ月毎日一緒にいた人がいなくなるのはさびしい事だ。


だからと言ってこれ以上の護衛は無理をさせられない。


とりあえず冒険者ギルドへ向う。


「いらっしゃいませ!新規のご登録でしょうか?」


「いえ、護衛を依頼してて契約期間が過ぎたので手続きに来ました」


「ありがとうございます。では必要書類の提出をお願いします」


事前に渡されていた書類を受付嬢に渡す。


「はい。ありがとうございます。それではこちらにサインをお願いします」


一つの書類にサインをする。


多分契約完了のサインだろう。


「はい。えーと…妖精の加護の方々は達成料金を渡すのでこちらに来てください」


代表者としてエリーチェさんが奥へ入っていく。


俺と他の子は馬車の受け渡しに立ち会う。


「場所も特に問題ないようですね…それではこれにて依頼が終了となります。また当ギルドをご利用いただければと思います」


「ありがとうございました」


お礼を言ってギルドを後にする。


「それで皆はこれからどうするの?」


「私達はしばらくここで依頼を受けていこうと思います。等級も上がったので受けられる依頼も増えたので」


「判った。それじゃ、これから妖精の加護の皆さん頑張ってください!」


「はい!リョータさんも頑張ってください!」


全員と握手をして別れた。


宿に一人でいると無性にさびしくなってきた。


今までが賑やかだったのだ。


これが普通なんだ…


寂しさを覚えつつも寝ることにした。


今日から一人だが今までやることは変わりない。


護衛がいなくなったので町から待ちへは定期便の場所を乗り継ぎしていけば問題ないのだが…


「何でいるの?」


「いやー、次の依頼が街への届け物だったので」


あっさりと再開してしまった。


昨日の別れはなんだったんだ…


まぁいいか…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る