星空とブログ
僕の眼には、星空が文字列に見える。
星の一つ一つがランダムな文字となり、空に散らばっている訳ではない。
ちゃんと一つの文章として、整列し、成立しているものとして見えるのだ。
その文字列が、苦手な英語の参考書とかであったならば僕の英語力も向上し、僕の将来にはインターナショナルな明るい人生ライフが待っていた事だろう。……いや、その前にノイローゼになるわ。そっちの方が無理っぽい。
もちろん僕の目に映る星空は、参考書などではなく、世間を知れる新聞でもなく、タメになる小説でもなければ、ましてやマンガでもない。
ブログだ。
いやおそらくブログなんだと思う。
しかも、かなり頭の悪そうな、あえて古の言葉を使うならば、スイーツ(笑)な内容だ。
黒地の空に星の光で書かれているその文字列は、毎晩書き換わり、今日も僕の夜空を浸食する。
『今日ゎ噂のあっぷるパイもらっちゃいましたぁ はっ!ワタシ食べ過ぎ?!』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます