遺った骨

作者 PURIN

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★★★ Excellent!!!

祖父の葬式に出た少年が、火葬場で体験した怪異の体験談です。
あれはなんだったのだろう? という締めでありハッキリと結論を出しているわけではありません。つまり全ては読み手に託されています。

遺骨拾いを実際に経験しているかどうかで感想は大分変わってくるのではないでしょうか?
おじいちゃん実は悪い人だったのかな? まぁ、それでも良いでしょう。
私はそう思いませんけれど。

お葬式ではその人がどう生きたか赤裸々に判ってしまうもの。
残された日記だったり、思い出話だったり……みんながどれだけ悲しんでいるかでも。
冷たくなった手に触れ、骨を拾う時、人は命というものを実感するのです。
もしかすると、この世には不思議なことなんて何もないのかもしれませんよ?

★★★ Excellent!!!

大人にも子どもにも、みんなに好かれていたおじいちゃんが亡くなった。

葬儀。火葬。骨。
そこで小学生の『僕』が見たものは。

みんなに好かれていたはずのおじいちゃん。
口をつぐむ大人たち。
知らぬが仏――ということでしょうか。

じわじわと、ゾッとするなにかが不気味にせまってきます。