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2019年9月9日 23:30 編集済
このページは全文が説明ですね。最初から最後まで、全てソラによる説明文が綴られているのだと、作者様は気付いていらっしゃるのかな。タンバ先生はガレリアのある【グレンシア大陸】の極東に位置する島国出身で、刀や小太刀といった出身国産の武器の扱いは一流だ。例えば、この説明は、誰に向けての説明でしょうか。ずっと気になっていたのですが、ソラはいつも、読者に対して設定や登場人物の説明をしていませんか?ソラはいつも読者に語りかけています。読者に設定等の説明をしています。一人称で書くときは〝説明しています感〟を極力抑えないと、他のキャラクターをそっちのけにして〝主人公と読者の物語〟になってしまいます。他キャラの存在感が無くなる危険性も。小説のキャラクターが読者に語りかけるのは、妙だとは思いませんか?例えばソラがニコルに対して説明をしているのなら、なんら違和感はありません。ですが、ソラは画面を飛び出して読者に語りかけてきます。世界観を知ってほしくて色々と説明してきます。だから〝説明くさい〟と感じるのだと思います。キャラクターがキャラクターに話しかけたり説明したりするのは何もおかしくないけれど、二次元のキャラクターが三次元の人間に話しかけてくる。この次元を超えた語りかけを違う形に変えないと、いつまでも〝説明くさい〟のは変わらない気がします。主人公の独り言にすれば違和感はないのですが、独り言をしている描写がない。独り言にしても、余りにも頭の中で語りすぎている。よく「○○というのは」と出てきますが、この一文を書くと、読者に語りかけているふうに見えます。何より〝説明しています感〟が物凄い。心情を吐露し、それが読者にも伝わるといった書き方なら問題ないと思います。〝説明しています感〟を出さずに、いかに上手く説明するかですよね。他に気になった部分は、視点を少し意識したほうが良いということです。序盤に三人称からソラの一人称に変わったと思いますが、この〝視点の切り替え〟を素人がやると、ほぼ必ず失敗すると言われています。素人が避けたほうがいい手法の筆頭とも。かなりの高等テクニックです。視点の切り替えに大成功してデビューした新人作家もいますが、基本的には小野不由美氏や宮部みゆき氏のような超実力派じゃないと上手くいかないようです。ここまでソラの一人称で物語が続きましたが、もしも今後、ソラ以外のキャラクターに視点を切り替えて話を進める予定なら、視点を切り替えなければならない理由を明確にしたほうがいいと思います。明確な理由もなく視点を切り替えると、世界観が頭に入っていない読者は従いて行けなくなります。このエピソードは誰の視点だっけ? と、混乱してくるんです。特に、更新分を少しずつ、時間を開けて読んでいる場合は。もしも絶対に視点を切り替えたいのなら、エピソードタイトルにキャラクター名を入れるか、エピソードの冒頭の最初の一文に視点となっているキャラクター名を書くといいと思います。ですが、この〝視点の切り替え〟は、〝どうしても視点を切り替えないと物語が成立しないという場合に、物語の冒頭で一度だけ許される手法〟と言われています。ただ、ここはカクヨムです。コンテストに応募して賞を目指すわけじゃないのであれば、自由に書ける場所。今の語り手が誰なのか、視点が切り替わったときにハッキリと分かるように対策をすれば、読者は混乱せずに読めるかもしれません。
作者からの返信
水早零下様コメントをいただき誠にありがとうございます。近況ノートにてご指摘いただいた「説明文が長い」、そして「読者への説明となっている」という点。2点とも水早様の今までのコメントにて気付かせていただいておりましたが、書き溜めと投稿スケジュールの関係から、第1章完結までは現行の構成で進めさせていただきたく存じます。(次回の投稿にも修正対象の説明文が入ります。申し訳ありませんが、ご容赦ください。)大変勉強となるコメントをいただけているので、第2章開始前に時間を取ってごっそり改稿したいと考えております。特に「読者への説明」に関しては、水早様が実践されているという説明の手法を試させていただきたく考えております。しかし、「物語の世界における一般常識を会話文の中などで説明するのも違和感がある」など、私の中で噛み砕けていない点もいくつかありますが、そこは色々とトライ&エラーを重ね、〝説明しています感〟がなくなる改稿を進めていきたいと思います。視点に関してもご指摘ありがとうございます。現行では戦闘回などのスピード感を出したいシーンは三人称、日常回などのほのぼの感やキャラクターの心情を大切にしたい時は一人称を用いるように考えておりました。(視点の切り替えが章の切り替えのタイミングとズレていたので、一先ず応急処置でそこが合うように修正しました。)日常回においてソラ以外のキャラクターに視点を完全に渡すことはまだ考えておりませんが、もしそうなるようであれば、章を替え、章タイトルにキャラクター名を入れる形で進めたいと思います。やはり、投稿しているのがWeb小説だからこそ、更新分を少しずつ、時間を開けて読んでいる方が多い点などが頭から抜けないよう気を付けていきたいと思います。いつも勉強となるコメントをいただき誠にありがとうございます。ソラたちの為にベストな舞台を整えられるように、読者の皆様が楽しめる小説であれるように精進致しますので、お手数をお掛けして本当に申し訳ございませんが、今後ともご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い致します。以上、お礼まで。
編集済
このページは全文が説明ですね。最初から最後まで、全てソラによる説明文が綴られているのだと、作者様は気付いていらっしゃるのかな。
タンバ先生はガレリアのある【グレンシア大陸】の極東に位置する島国出身で、刀や小太刀といった出身国産の武器の扱いは一流だ。
例えば、この説明は、誰に向けての説明でしょうか。
ずっと気になっていたのですが、ソラはいつも、読者に対して設定や登場人物の説明をしていませんか?
ソラはいつも読者に語りかけています。読者に設定等の説明をしています。
一人称で書くときは〝説明しています感〟を極力抑えないと、他のキャラクターをそっちのけにして〝主人公と読者の物語〟になってしまいます。他キャラの存在感が無くなる危険性も。
小説のキャラクターが読者に語りかけるのは、妙だとは思いませんか?
例えばソラがニコルに対して説明をしているのなら、なんら違和感はありません。
ですが、ソラは画面を飛び出して読者に語りかけてきます。世界観を知ってほしくて色々と説明してきます。
だから〝説明くさい〟と感じるのだと思います。
キャラクターがキャラクターに話しかけたり説明したりするのは何もおかしくないけれど、二次元のキャラクターが三次元の人間に話しかけてくる。
この次元を超えた語りかけを違う形に変えないと、いつまでも〝説明くさい〟のは変わらない気がします。
主人公の独り言にすれば違和感はないのですが、独り言をしている描写がない。独り言にしても、余りにも頭の中で語りすぎている。
よく「○○というのは」と出てきますが、この一文を書くと、読者に語りかけているふうに見えます。何より〝説明しています感〟が物凄い。
心情を吐露し、それが読者にも伝わるといった書き方なら問題ないと思います。
〝説明しています感〟を出さずに、いかに上手く説明するかですよね。
他に気になった部分は、視点を少し意識したほうが良いということです。
序盤に三人称からソラの一人称に変わったと思いますが、この〝視点の切り替え〟を素人がやると、ほぼ必ず失敗すると言われています。
素人が避けたほうがいい手法の筆頭とも。かなりの高等テクニックです。
視点の切り替えに大成功してデビューした新人作家もいますが、基本的には小野不由美氏や宮部みゆき氏のような超実力派じゃないと上手くいかないようです。
ここまでソラの一人称で物語が続きましたが、もしも今後、ソラ以外のキャラクターに視点を切り替えて話を進める予定なら、視点を切り替えなければならない理由を明確にしたほうがいいと思います。
明確な理由もなく視点を切り替えると、世界観が頭に入っていない読者は従いて行けなくなります。
このエピソードは誰の視点だっけ? と、混乱してくるんです。特に、更新分を少しずつ、時間を開けて読んでいる場合は。
もしも絶対に視点を切り替えたいのなら、エピソードタイトルにキャラクター名を入れるか、エピソードの冒頭の最初の一文に視点となっているキャラクター名を書くといいと思います。
ですが、この〝視点の切り替え〟は、〝どうしても視点を切り替えないと物語が成立しないという場合に、物語の冒頭で一度だけ許される手法〟と言われています。
ただ、ここはカクヨムです。コンテストに応募して賞を目指すわけじゃないのであれば、自由に書ける場所。
今の語り手が誰なのか、視点が切り替わったときにハッキリと分かるように対策をすれば、読者は混乱せずに読めるかもしれません。
作者からの返信
水早零下様
コメントをいただき誠にありがとうございます。
近況ノートにてご指摘いただいた「説明文が長い」、そして「読者への説明となっている」という点。
2点とも水早様の今までのコメントにて気付かせていただいておりましたが、書き溜めと投稿スケジュールの関係から、第1章完結までは現行の構成で進めさせていただきたく存じます。
(次回の投稿にも修正対象の説明文が入ります。申し訳ありませんが、ご容赦ください。)
大変勉強となるコメントをいただけているので、第2章開始前に時間を取ってごっそり改稿したいと考えております。
特に「読者への説明」に関しては、水早様が実践されているという説明の手法を試させていただきたく考えております。
しかし、「物語の世界における一般常識を会話文の中などで説明するのも違和感がある」など、私の中で噛み砕けていない点もいくつかありますが、そこは色々とトライ&エラーを重ね、〝説明しています感〟がなくなる改稿を進めていきたいと思います。
視点に関してもご指摘ありがとうございます。
現行では戦闘回などのスピード感を出したいシーンは三人称、日常回などのほのぼの感やキャラクターの心情を大切にしたい時は一人称を用いるように考えておりました。
(視点の切り替えが章の切り替えのタイミングとズレていたので、一先ず応急処置でそこが合うように修正しました。)
日常回においてソラ以外のキャラクターに視点を完全に渡すことはまだ考えておりませんが、もしそうなるようであれば、章を替え、章タイトルにキャラクター名を入れる形で進めたいと思います。
やはり、投稿しているのがWeb小説だからこそ、更新分を少しずつ、時間を開けて読んでいる方が多い点などが頭から抜けないよう気を付けていきたいと思います。
いつも勉強となるコメントをいただき誠にありがとうございます。
ソラたちの為にベストな舞台を整えられるように、読者の皆様が楽しめる小説であれるように精進致しますので、お手数をお掛けして本当に申し訳ございませんが、今後ともご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い致します。
以上、お礼まで。