番外編4.2 ハロウィンの日に(下)

ε「トリックオアトリートサ!」


β「あれ?もう暗黒大陸から戻ったんですか?というかε、まだお菓子が欲しいんですか?」


α「ずいぶん早いな。てかお菓子はさっき貰ったばっかだろ」


κ「まぁαはあげてないけどね」


α「仕方ないだろ、忘れてたんだから」


κ「まぁ、まだウエハースはあるんだけどね」


α「まだ⁉︎」


κ「朝昼晩、食事はウエハース」


α「偏るにも程がある!」


κ「大丈夫。朝はバニラ、昼はココア、夜はバニラとココアを食べているからね」


α「そういう問題じゃねぇ!」


κ「もちろん常備しているよ、ほら」


α「翔太郎のガイアメモリの持ち歩き方!」


κ「まだまだあるよ」


α「多い!……まぁこんだけあるなら欲しいやつも出ただろ」


κ「……さて、まだウエハースがある別の場所を探さないと」


α「出てないのかよ!どんだけ封入率低いんだよ!」


β「とりあえずウエハース談議はそこまでにしときましょう」


κ「あぁ、そうだね。εも困惑してるみたいだしね」


α「あ、あぁ。それでεがお菓子を貰い足りないって話だったな」


ε「一体何の話サ?」


α β κ「「「?」」」


ε「まだお菓子なんて貰ってないサ」


β「?さっきあげましたよね?食玩に入ってるガム」


κ「ウエハースもあげたね」


α「まさか、食玩はお菓子と認めない!とか遠足のおやつみたいな事を言ってるのか?」


ε「?よくわからないけど、ガムもウエハースもまだ貰ってないサ」


α β κ「「「ヴェッ⁉︎」」」


α「な、なら、さ、さっきのって……?」


β「い、一体、誰にお菓子をあげてたんでしょうか……?」


κ「これが、ハロウィン……」


ε「とにかく……トリックオアトリートサ!」


α β κ「「「もう勘弁して〜〜〜!」」」

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