第40話 痛快コメディー

「剣と魔法を無くして、悪者と戦わない。そして、行きついた先は、無人島じゃなくて、痛快コメディー! 現代ドラマは、痛快コメディーだー!!!」

 天は、やっと意識できる現代ドラマの内容にたどり着いた。

「痛快コメディーという、言葉化には成功したものの、今までも痛快コメディーをやってきたので、内容的には何も変わりません。悪しからず。」

 麗は、痛快コメディーという言葉を覚えただけに過ぎないと言っている。

「全て面白おかしく書き、素人にも分かるように説明をつければ良いのだ。ただ、それって既存の作品がやっていることと何も変わらないような。」

 大蛇は、変な所に気づいてしまった。

「パクればいいのですよ。まずは既存のアニメ化やドラマ化された作品をパクればいいのです。それを製作側が受け入れたということですから。普通が一番ですよ。ニコッ。」

 笑は、歪んでいるので「おはよう」に「こんばんわ」と言いそうである。

「創作って、どんどん膨らむのよね。1話で4000字を超えちゃった。ただでさえ読書離れで、長い文章が読めない日本人が増えた時代に。半分に分けることも考えたし、時代の流れ的には、1話1000字なのよね。でも、それだと10万字は100話も必要になってしまう。難しい問題だ。」

 苺は、痛快コメディーで女教師モノをやれと思っている。

「悪い出来事も面白く、悪者も面白く、良い人だけでも面白く、難しいクエストも面白く、何でもかんでも面白く。それが痛快コメディーだ!」

 カロヤカさんは、痛快コメディー路線を考える。

「みなさん! 今日の和菓子は、甘くて美味しいコーラです! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」

「コンコン。」

 第5期のコンコンは、言葉を喋っているぞ。

「くじ引き? 落とし穴? なんのジャンルで10万字作品を書くか? ポイントは何にでもできるネタであること。10万字の途中で頓挫しないから。もっと簡単で良ければ、ドクター〇や水戸黄〇みたいに、毎回同じことの繰り返しでも良いのだ。同じ繰り返しでも、飽きるまでは一般大衆は見てくれる。」

 奏は第5期の異世界ファンタジーを書いているのに、第6期の現代ドラマのことばかり考えている。

「なんだろうな? 全ジャンルが扱えるような、ネタや10万字書くのに疲れないジャンル。毎日、見るもの。聞くもの。身近なもの。痛快コメディー。例えるなら、マクドナル〇の特集で、フライドポテトを揚げようとしたら、間違えて手を挙げてしまった。ああ、これでは四コマ漫画ではないか。四コマ漫画の世界ではないか。あ、私は食べたら帰るからね。」

 幽子は、始まりは四コマ漫画で気軽に始めるのが良い思う。

「さあ! 創作スタート!」

「普通に高校生あるあるの高校生ジャンル。」

「それなら中学生もありよね。」

「女ヤンキー。」

「なんだか学生は盛り上がるような、盛り上がらないような。」

「まだまだ、答えが見つかりません。」

 つづく。

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