第38話 自分が面白いと思うものを書き続ける

「元のタイトルは「素人にルールを説明する」だったが、寝て日が変わったら、続けるなら、自己満足の境地しかないと思い知らされる。だいたい皆、思っていることが全て同じで共感してしまった。それでも続けるのであれば、前に進むなら、愚者の道を行くのなら、せめて自分だけでも面白いと思える作品を作ろう。」

 天は、自己満足最高と切り替えた。

「大人の事情に愚痴るのはやめて、話を元に戻しましょう。素人にルールを教えるをやらなくっちゃ。でも、これってゲームのチュートリアルと同じだから、容易に想像ができるので、簡単よね。ただ問題は長さよ。長いと、どんなに有名なゲームでもやる気がなくなるもの。ダウンロードするデータの容量が大きいのも、アンインストールするし、全て声優の音声データのファイルが大きすぎて、上位種のスマホに買い直さないとできません! またはマイクロSDカード64GBをスマホに突き刺さないと遊べません!」

 麗は、恨み言しかない。

「ということで、何も難しいことはございません。素人にルールを説明するは、ゲームのチュートリアルと同じなので、作者が面倒臭がらないで、説明文を書けば楽勝です。中には、チュートリアルで吐血するキャラクターを出すゲームもありますからね。」

 大蛇は、チュートリアルもインパクトだと言っている。

「こういうのが読める小説なのだろうか? 毎回、誰かが死んでいる。書いていて寂しいような。ニコッ。」

 笑は、笑いマークを付けるのだが、不謹慎な場合もある。

「じゃあ、今の世の中で何が面白いんだろう?」

 苺は、多様性の世の中で、その中の一つのコアのファンに向けて面白いことしかないと思う。若しくは、他人の不幸は蜜の味は、全国民の共通認識である、人間の悲しいサガである。

「自分が面白いことと思えるプラットホーム、ジャンル、テンプレートを創作しなければいけない。不幸でなければ、全編、ギャグ!? それとも涙涙の物語か!? それとも全て良い話か!?」

 カロヤカさんは、最悪1話終了の短編のつなぎ合わせ10万字になると思う。また、それをつなぎ合わせて10万字を考えなければいけない。

「みなさん! 今日の和菓子は、甘くて美味しいアザラシです! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」

「コンコン。」

 本物の幽霊おみっちゃんとコンコンは、遂に生き物も食べ始めた。

「ファンタジーで面白いを考えると、最初の素人クエストを放置して、日常生活を楽しむ。または、なんやかんや冒険していると、魔王を倒してしまった。若しくは、世界は魔王に滅ぼされた系。」

 奏は、毎回、面白いになると、本編は捨てるという結論になる。

「こんなことを考えられるお盆って暇で平和だな。東日本は台風が関係ないので。すごい逆転の発想になりますが、悪い話を捨てて、良い話に変えましょう。何がいいんでしょうね。面白い、楽しい、夢や希望のある場所に人は集まってくる。なら、なんでテレビのアニメやドラマは、悪いことが多いんだろう? そういうのが好きな人が、悪い作品を選んでいる、または選べる権力のある人が悪いのが好きなんだろう。悪役を作らないで、全編ギャグ、面白いことか。まあ、子供も安心して見れるし、家族でも安心して見えるな。あ、私は食べたら帰るからね。」

 幽子は、日本は平和な国だと思えた。

 つづく。

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