第30話 弾丸の在庫が少ない

「ふと見れば、第4期の実弾が少ないことに気づいてしまった。しかも最近は1話1000字。これでは我々の存在価値が薄れてしまうではないか!?」

 天は、カロヤカさんチームが完成すれば、お払い箱にされてしまう恐怖を感じた。

「でも、新登場の黒花だけ、前後のストーリーを描かれると、水花たちは怒るんじゃない? かなりの不公平だもの。」

 麗は、生き物の本質は嫉妬であるという。

「映画や特別編で出てくるようなキャラクター扱いということで、その場を凌ぎましょう。ライト文学部は、お人好しさんばかりなので、熱が冷めれば誰も気にしないでしょう。」

 大蛇は、気軽な文芸部で良かったと思った。

「となると、水花たちが現実ドラマ的に、このライト文学部にやってきた場合。天部長と麗副部長は3年生。カロヤカさんと同級生だった私や大蛇が2年生に昇進。カロヤカさんは1才年上の留年生として、水花たちと同級生になると。ニコッ。」

 笑は、人が増えれば増えるほど設定が難しくなると言っている。

「暑い! 教師の仕事も大変だわ! 足がパンパンで死にそう! 脱水症状だ! 誰か水を持って来い!」

 苺は、仕事を終えて、ライト文学部の部室で愚痴りまくっている。

「新しいアイデアとか、新作は、黒花イバラみたいに、ライト文学部の中で書けばいいんだ。いいことを学びました。これからも、この手でいくでしょう。ワッハッハー!」

 カロヤカさんは、小説を書くレベルが上がった。

「みなさん! 今日の和菓子は、甘くて美味しいアンパンですよ! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」

「コンコン。」

 本物の幽霊おみっちゃんとコンコンは、我が道を行く。

「忍花ニンニンとかで、忍者のカロヤカ・ファミリーの誕生ね。普通で良いのか。シノブ。忍花シノブ。まあ、いいわ。」

 ロイヤル奏は、皇花スメラギという計画を練っている。あくまでも、カロヤカ・ファミリーに入って、出番を得るつもりである。

「オドロは、イバラになる。彼女の精霊は、黒い犬ブラックドッグ、ヘルハウンド、黒妖犬。さらに死の国の女王ヘルを司る。あ、私は食べたら帰るからね。」

 幽子は、次回に続く。

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