第11話唐突な最初の無双イベント3
「チュートリアルバトルでこんな経験はできないからな。今後はこの大群もエンカウント扱いで再現できるのか? んな訳ないか」
さてさて、とクロムは束の間考える。
まずは初手に魔法コマンドから<閲覧(サイト)>を選択する。これは絶対にすると決めていた。
この魔法はモンスター図鑑に登録されている敵の情報を表示させるというものだ。
図鑑に詳細を表示させる為には一度<閲覧予約(プレサイト)>を掛け倒す必要があるが、ディーは当然コンプリートしている。
ちなみにこの魔法は初期標準装備魔法だが システムに関与する魔法なのでこの世界には無い。クロムはまだそんな事は知らないが。
(確認オーケー。間違いなく俺の知るモンスターっと。三種類か)
雑魚モンスターだ。
万一の場合でも装備品とアイテムでどうにでもなるはず。
この敵自体はこの世界にきてからチュートリアルバトルで戦っている。強さも把握済み。
しかしながら自分を通過して行くかもしれず、後ろに逃がさないよう戦うなど初体験。
「エンカウントだよなこれ、じゃなきゃ……よっしオッケー!」
目を閉じウィンドウを開く。
<ディー覚醒>の文字色は白。
迷い無く起動する。
全身に満ちる竜人の鼓動。
ザワザワと銀髪が黒に侵食されていく。
クワッ、と金色の瞳が開き、ギョロギョロと獲物を品定めするように迫り来る群れを睥睨する。
クロムは意識していないがその口元にはうっすら笑みが浮かぶ。
チュートリアルバトルとの相違点が有るのか無いのか。全体魔法、グループ魔法、その辺の範囲適用がどうなっているのか。確かめたい事は多い。
「やっぱ最初はこれだな」
選んだのはグループ魔法<爆炎(フレイム)>。
ゲームならばディーのステータスの関係上、ランク一で充分なのだが、確認のため爆炎Ⅲ(フレイムスリー)で放つ。
押し寄せるモンスター群の先頭に自分のピントが合うような感覚。逆らわず、そこに意識を合わせる。
黒い波の中へ火球が飛んで行き、弾ける。轟音と共に真っ赤な炎が広がり、黒い波が花火のように左右前後方、上空と所構わず飛散した。
「おおー……」
クロムは感動していた。
予想を遥かに上回るエフェクト。
魔法エフェクトではなく、無数の敵をリアルに吹き飛ばすその実感。大地が弾けるリアリティー。目視だが、密集していたせいで十五体近くは巻き込んでいるだろう。
(グループの認識というより純粋な範囲指定に変更されている?)
確認の為次はフレイムツーを放つ。やはりピントをどこに合わせるか選ぶような感覚がある。
欠けた波頭を気にも留めず突っ込んでくる後続の先頭が再び弾け飛ぶ。
(間違いない。さっきと同じだ。モンスターの種類お構いなしに吹き飛ばしている)
まだ押し寄せてくる。
次々に別のグループ魔法をランクⅠで放つ。
<衝撃波(ショック)>、<氷霧(ミスト)>、<地割(クラック)>。
ゲームと違い、それぞれ魔法によって範囲が違う。特に顕著な変化があったのは地割(クラック)の魔法だ。
ガパッと突如地面が裂け、落とし穴に突っ込むようにモンスターが消えていった。直後にズン、と微かな地響きと共に何事も無かったかのように地面はその口を閉じている。
(なるほど。現実的な変更……)
確かにゲームでも使用後地面が割れたままではない。エフェクト後元に戻る。
にしても強化されている。
圧死しなくとも生き埋めに出来るのは、かなり強力な足止め効果が付与されたも同然だ。
それまで一本の川の流れのように整然と突撃してきていたモンスターが、ここにきて僅かな変化を見せた。
兎のような姿をしたモンスターの群れが一団、流れを外れてやや進路を変えたのだ。
「おっとと」
一瞬迷い、別種の魔法も試してみる。
<迷宮(メイズ)>の魔法だ。
これは敵同士を同士討ちさせるグループ魔法で、ランクは無い。使用者レベルにも依存はするが、基本は単純に相手の耐性などで成功判定される。成長チャートの関係上、仕方なく取得した捨て魔法。
しかし所詮雑魚モンスターには耐性など無かったようで、見事なまでに一団全てが円を描き川の流れに突っ込んでいった。
本当はスキルや物理も試したい所だが、流石に接近戦をしていては取りこぼすだろう。
それに、あまりに人外の存在を見せつけて無用な混乱を招くのは展開的にあまり面白くない。
魔法ならばまだ何となく納得される気がする。
(大分減ったな)
長く尾を引くように続いていたモンスターの群れの最後尾が見えた。
つまり、森から湧き続けていた雑魚の排出が止んだ。数を減らしきる前に全体魔法の範囲も確かめておきたい。
しかし僅かなためらいもある。
グループ魔法が範囲魔法に変化している以上、全体魔法はもっと広大な範囲魔法に変化しているのではないか?
全体魔法は基本上位魔法だ。
最初に放った爆炎が地面を吹き飛ばしている事からも分かるように、使用した魔法が地形に変化を与えるのは確実。
それを考えると、どうにもエライ事になってしまいそうで怖い。そういう懸念があり、今まで強力な攻撃魔法は試せなかったのだが。
躊躇していても仕方ない、と諦めて同じようにグループ魔法で片付けようとした時、思わぬ茶々が入った。
「爆炎Ⅰ(フレイムワン!)」
「土槍Ⅰ(アースワン)!」
いつの間にか押し出してきていた冒険者達が背後から魔法を使用したらしい。
火球と土槍が飛んで行く。
土槍は一体を串刺しにし、爆炎が敵を吹き飛ばす。
(おお、フレイム……フレイムくらいはちゃんと流通してるんだな、良かった)
嬉しい報せだ。
クロムも詠唱を覚える事ができる。
「冷気Ⅱ(フリーズツー!)」
「強風Ⅲ(ウインドスリー)!」
魔法以外にもクロムを避けるように背後から矢が次々に飛んでいく。振り返るとレンジャー部隊らしき集団を中心に冒険者達が更に押し出してきていた。
(熱い展開だね。嫌いじゃないよ、こういうの)
好みのシナリオといっていい。
見れば左手後方に迂回したのだろう、騎士団も後側面から突撃できるよう陣形を組んでいる。流石にこの弾幕の中突っ込む事はしないようだが。
一旦クロムは魔法攻撃を中止し、自分以外の人間の魔法の威力を観察する。
ランダスターの授業で同魔法同ランクならそれ程差異は無いと見ていたが。
(連発はできないか)
詠唱を挟むため雨あられとはいかないようだ。
おそらく一人、爆炎を使用する者が居るが多くは単体魔法に留まっている。
ただそれでさえ隣接していれば効果は飛び火する事も見て取れた。大収穫だ。
ランダスターの授業では特殊な的に撃つだけで検証しきれなかった部分。
つまりゲームのように単体やグループなどなく、単純に全てがある意味範囲魔法なのだろう。
状態異常魔法などは分からない。
きっと物理的な影響力を持つ魔法だけとは思う。
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謎の人物(多分)の支援に回った冒険者達の魔法攻撃が止み始める。
肩で息をしている者が多い。
同じくローブの男も限界を迎えたようだ。
しかし後退はせず、じっと前を見つめ、突出したまま一歩も引かない気概を見せている。
――最早充分。
息を吹き返し指揮を執るギルド長に見えるよう、高々と片手を上げる。その顔がこちらを確認したと頷くと同時にサーベイは手を振り下ろす。
「突撃!」
残り僅かとなったモンスターの突進、その先頭にぶつかるように騎士団が突撃していく。
その介入に合わせ飛び道具による攻撃が止む。
大型モンスターはいない。
モンスターより遥かに速い速度で突っ込んできた騎士達の馬上槍は、相対速度と相まって次々とモンスターを葬っていく。
馬甲を付けた馬と全身鎧の騎士達による重突撃が斜めに黒い塊を削っていく。
「おおおおおお!」
騎士団が駆け抜け、更に数の減ったモンスター群だったが前進は止まない。
クロムの左右をすり抜け、戦士系の冒険者達が一斉に飛び出していく。
その体がランダムに発光していく。
補助魔法部隊による支援だろう。
「おらあああ!」
「なめんじゃねえぞコラァ!」
「食らえ<旋風撃>!」
最後の激突となる乱戦が始まった。
その様子を静かに見つめるクロムの背後からゆっくりとギルド長が近付く。
「どなたかは存じ上げませんが、まず礼を申し上げます。助かりました」
「気にしなくてい……い」
語尾に詰まりゴホンゴホン、と咳払いするクロムにギルド長はおそるおそる話を続ける。
「どこのどなたでしょうか。宜しければデルスタットにて、いや王国から感謝の意をお伝えしたいのですが」
黒いローブは前を見つめたまま動かない。
ギルド長の背後から支援部隊も近付いてくる。
二人の脇を駆け抜け、未だ戦闘が続く前線にレンジャー部隊も突撃していく。
「まだ戦闘、終わってない。死者が出ないようにする。指揮官の務め」
うっ、とギルド長が恥じるように顔を背ける。
「仰る通りです。では失礼致します!」
そう言うと飛び出していく。
最後に残った、まだ肩で息をする魔法部隊がゆっくりクロムに近付く。
悪夢のような結末に終わるはずだったこの戦いを、一人で塗り替えた嘘のような存在。
魔法を行使する者ならば特に、その異常さには畏怖せざるを得ない。
おそるおそる取り巻くように近づく中から、祈りを捧げ冒険者達の総崩れを防いだ女性神官が毅然と進み出てくる。
「あの――」
が、突き出された左手がそれを遮る。
それ以上近付くな、とはっきり分かる拒絶の意思。
役目を終えた後方部隊は無言のまま前線の様子を見つめる。
数に差が無ければ所詮雑魚モンスターだ。
脅威ではあるが、支援を受けた冒険者達、反転して再び突っかけた騎士達の敵ではない。
やがて掃討戦へと変わり、そして勝利の雄たけびへと変わる。
「うおおおお! やったぞおおおおお!」
「っしゃああああああ!」
様子を見る限り死者はいないようだ。
片が付いたと判断した時点で戦闘判定が消失したのだろう。瞳が元に戻り、黒髪が先端から色を失うように銀へと変色していった。
が、クロムにはまだやりたい事がある。
「まだ魔法を使える人は居ますか。傷を負った人の手当ては」
「勿論です」
クロムが言い終わらないうちに、回復職の役目を負った神官や僧侶達が急ぎ足で前線へと向かう。
肩をすくめたクロムもその後を追う。
どうしても回復魔法を確認したかったのだ。
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「すぐに北に散開。隊は必ず広げろよ。万が一視認したらすぐに戻ってこい」
「はっ」
部下で傷を受けている者がいないか確認すると、サーベイはすぐさま斥候を飛ばす。
今の群れで終わりとは限らない。
「ギルド長殿!」
何故こうなったかを手短に話す。
再びあのような群れが押し寄せる危険がある。
「何ですと……」
負傷者の確認とデルスタットへの指示を出していたギルド長の顔は勝利の喜びに溢れていたが、サーベイの言葉を聞き再び暗くなっていく。
「王宮も必ず動いているはずです。しかしダンジョンからモンスターの流出が止まっていない場合、また押し寄せないとも限りません」
「で、では」
「……我々はここに残ります」
無理だ。
そう言いたげなギルド長の顔。
そんな事は百も承知だが、あの時既に決めた事だ。拾ったからと言ってそれで命を惜しむようでは全てが嘘になる。
冒険者達の様子を見る。
戦いの余韻に興奮し冗談を飛ばしあっている者。
パーティーで固まり何かを話し合っている者。
しかしやはり。
回復魔法や治療を受ける冒険者の様子を片膝を付き熱心に見て回る黒いローブの男。
多くの人間がその姿を注視している。
「蒼鷹騎士団長サーベイと申します。此度のご尽力、感謝申し上げます」
近付き深く頭を下げる。
サーベイを見上げたローブの中は漆黒。
まるで黒い霧がわだかまっているかのようにその顔は見えない。
「……これで治療は完了かの? もう傷は問題ないのじゃな?」
「はい、問題ありません」
「回復魔法使用による体力は大丈夫か――」
黒ローブの人物は一度サーベイから視線を戻し、僧侶と会話を始める。
これも戦いの続きとばかりに。
――くっ、俺は。
一瞬でも不気味だとか得体が知れないだとか思った自分を恥じる。
この人物は偉業を成して尚。
激戦の先頭に立って尚。
他人に想いを馳せているというのに。
強く拳を握り締める。
「恥を忍んでお願いが。どうしてもお話したい事があります。どうかお話だけでも」
再び頭を下げたサーベイに、ローブの人物は黙って遠くを指差す。
場所を移して二人きりで話そうと。
「なるほど。事情は了解したぞい」
「……お恥ずかしい限りですが、正直我々では再び群れが押し寄せた場合止めきれません。もし……もし未だ戦う力をお持ちなら、少しでも手を貸してはいただけないでしょうか」
「うむ。その場合は再び止めよう。ぞい」
「え、あ、ありがとうございます!」
えっ?
サーベイの正直な気持ちを表せばこうなる。
「ふーむ、ダンジョンからねえ……」
などと暢気としか思えない態度だ。
サーベイにとっては落雷に打たれたかの如き衝撃が走っているというのに。
「あ、あの」
「うむ?」
「あの……その、失礼ですが再びあのように止めるご自信がお有りなのですか?」
「……」
クロムとしてはイベントは最後までやり切るだけの事でしかなかったし、試しきれなかった事が沢山残っており、「お、まだ試せるのか」くらいにしか考えていない。
それだけの事だったが、サーベイの言葉で「なんか目立ちすぎか」と、はたと考えてしまう。
しかしサーベイはその沈黙を誤解する。
「し、失礼を申し上げました! 何卒お許しください!」
「え、何、いやいや別に何も……」
いいよいいよ、と顔を上げろと促すクロムの態度に、あれだけの力を持ちながら何と寛大な心の持ち主か、とますますサーベイは心服していく。
サーベイとギルド長から説明があり、魔法部隊の体力以外特に消耗していなかった冒険者達も留まる事に同意した。
何より同意に繋がったのはサーベイが、「あの方はまだ余裕でいけるらしい」という趣旨の発言をした事が大きい。
正直冒険者達はあの超越した魔法戦をもう一度観戦したいと思っている者がほとんどだ。
当のクロムは予想よりがっつり姿を見せ続ける展開にしてしまった事でどうなるか頭を悩ませている。誰も近付かないように、という事を周知して貰い一応の避難としているが。
「斥候、来ました!」
周辺に展開させていた連絡役の騎士が飛び込んできた事で空気が一変する。
ギルド長は全員に配置に付くよう指示し、サーベイは飛び出していく。
(もしまた来たら撃退して、そのダンジョンを塞ぎに行こう)
考えた結果のクロムの結論。
聞いた通りなら、無限湧きの可能性すらある。
埒が明かない。
クラスメイトの事も放置はできないのだ。
飛び出していったサーベイが十数名の騎士達を従えて戻ってくる。しかし従える騎士の一部の見た目が違っている。
「アーク殿!」
アークメイジから取った安易な偽名。
どうせ使い捨てなので問題ない。サーベイに呼ばれ、クロムはギルド長と共に話を聞きに行く。
「この者から説明させていただきます」
「私は緑竜騎士団のアダムと申します。現状を説明させていただきます」
アダムによると、サーベイ率いる蒼鷹騎士団を送り出した王宮は、その時点で後詰まで考え用意させていたようだ。
送り出したサーベイから更なる異変と緊急事態の伝令を受けた王宮はすぐさま全軍に号令を掛け、守りを固めると共に、緑竜騎士団ならびに魔術師部隊をダンジョンに向かわせた。
引き返したサーベイの半数の部下も遅れてこれに加わっている。
そして現在、ダンジョンは緑竜騎士団と王宮魔法部隊によって既に封鎖が完了したとの事だ。
「蒼鷹騎士団の残りの者達は、万一の事を考え物資と共に移動中であります」
緑竜騎士団の一部もそれと連携し、進路上にモンスターが残っていないか、どこかに被害が出ていないか確認しながら向かってきているらしい。
「私が駆けてきた限りではダンジョンからここまでの間にモンスター群はおりませんでした。撃退していただいたおかげで当面の脅威は去ったかと思われます」
「有り難い!」
「王宮を代表して私からもお礼を。また後日皆様には改めて褒賞等があるかと」
ギルド長は心底ホッとした顔で喜んでいる。デルスタットの安全を背負う者であれば当然だろう。
じっと腕組みして聞いているクロムの表情は当然見えない。無限湧きイベントはやっぱ無いか、とか思っているのだが。
サーベイが居住まいを正す。
「アーク殿」
「うん?」
「ぜひ我が王にお会いいただきたいのですが」
「……いやいやそれには及ばんて」
「しかし――」
「あれじゃ。あのー、もし感謝しているとかであれば……えー。ワシを静かに眠らせておいてほしい」
「え……?」
「そういう事じゃよ。追ってくれば殺すでの。ではさらばじゃ、ふぉっふぉっふぉっ」
場を凍りつかせ、クロムは身を翻す。
近くでインビジブルリングを使用しても気配や足跡はバレバレだ。チラチラと後ろを気にしつつ、充分離れた所で姿を消す。
装備を変更し、ポーンと飛び上がり砦の見張り台に着地する。そこから強めに飛び出し誰もいない砦後方へまた着地すると、デルスタットへ向けて再びランニングを開始した。
「あの方は一体どういう……? 消えるとは……」
「分からん。分からんが」
クロムが姿を消した場所、見えない跳躍で舞い上がった砂埃を見つめながらアダムとサーベイが会話する。
「事情がおありになるのだろう。名の有る冒険者の方なのかもしれない」
「なるほど、デルスタットに来ていたと」
「うむ」
ギルド長は首を傾げている。
あんな奴知らないけど、と。
「ただ一つ分かるのは、声や口調を変えてキャラを作っていたという事だ」
「は……?」
サーベイが苦笑する。
「顔を隠し、そうまでして正体を知られたくなかったのだろう。ならば今我々にできる感謝の形は、それを追及せぬ事だ」
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