高校3年目の冬

俺はクリスマスのひと月前のある日、密かに貯金していた5万円が入った封筒を小さいショルダーバッグに入れたまま、とある店に向かっていた。

そこである物を買い、そのまま車を走らせ、家路へ向かい買った物を、家族に見つからない様にこっそりと、自分の部屋のパソコンが置いてある机の鍵付き引出しの中に閉まった。

そしてクリスマスの日、俺は引き出しの中から買ったある物を取り出し仕事道具と着替えの服を車の後部座席へ積み込み、そのままは仕事へ向かい、終わった後真っ直ぐ学校へ向かわないでネットカフェへ寄り、シャワーを借りて汗を流した後、私服へ着替えネットカフェを後にして、学校へ向かった。

放課後になった後、俺は彼女を自分の車の助手席へ乗せてある大きな公園の駐車場に車を停めて、彼女にひと月前に買ったある物を渡した。

そのある物とは、彼女が前から欲しいと夢見ていたブランドの財布だ。

彼女は、かなり喜んでいて俺も嬉しかった。

そして、彼女からも俺に渡す物があると言い、それが入った小さい袋を俺に渡した。

中に入っていたのは、かっこいいデザインをしたネックレスだった。

俺は、その場でそのネックレスを着け、彼女に似合うと言われた。

俺はまんざらでもない照れ笑いをした。

彼女を家に送った後、俺はそのまま家へと帰った。

そう、4年生になった後に起こる出来事をこの時はまだ知らないまま。


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