聲
音は
時間とともに
消えてゆく
最後の一瞬まで
世界に色を落としながら
声は
時とともに
忘れてゆく
優しい声を
失ってゆく
きみは
ノコす
音を
声を
毎日毎日
産みおとす
日々の中に
溶け込んでゆく
音は
確かな感情とともに
音色になって
世界を彩る
声は
つかの間の休息とともに
部屋を包んで
じわぁ
っと
僕を包んで
安心させる
染め上げる
淡い
淡い
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