ネジとあなた
夕立が過ぎて
重い世界をこじ開けて
あの時を目指す
僕は何を待っている?
あなたがいたあのときを
僕は知っているから
知ってしまっているか
今がどうにも腐って見えて
僕が目指すは虚無の向こう
ありはしないとはわかってるけど
ネジをなくしたブリキの僕は
前さえ見えず狂い続ける
過去にいた君の顔も声も
思い出すことはできないのに
何かを捨てた僕は今も
何もわからずに狂ったまま
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