S19.2 秋月このはの微かな嫉妬 11月5日
――朱鷺森市 萩野朱鷺森神社:境内――
凛空「いらっしゃい。紹介はもみじさんでいいんだよね?」
このは「うん、そうだけど……。何かあった?」
凛空「いや、幽雅くんにも施術したことあるから、そっちからだと思ったんだけど……。――まあいいや。こっちに来てね」
このは「は、はぁ……」
――朱鷺森市 萩野朱鷺森神社:秘密の小部屋――
凛空「ここが私の仕事部屋だよ。といってもベッドあるだけだけどね。――それで……、正直何処がおかしくなったのかわからないんだけど。何処なの?」
このは「なんか、いつから口調変えたの?とか聞かれて、変えてないよって答えたらじゃあとりあえず行って来いと」
凛空「あー……。悪い友達にあってグレたのかと思ってました」
このは「え、やっぱり変わってるの?どうしちゃったんだろ……」
凛空「なるほどね……。じゃあ多分ギャップ萌えの神様の呪いかも。ベッドに横になってね」
▶凛空 治療判定
成功
▶凛空は色々喉を触って軽く首を絞めた後、喉元に優しく口づけをしました
凛空「はい。おっけー。仕方ないとはいえ首締めみたいでちょっと罪悪感あったけどなんとかなりましたね」
このは「けほっけほっ。ふぅ……どうでしょう、戻りましたか?」
凛空「いつものこのはちゃんだ。今の今まで実はグレてるのでは疑惑が拭えなかったですけど」
このは「そんなぁ、なにもないですよ~」
凛空「秋夜お兄さんがそろそろお昼作りに帰ってきちゃいますね。帰ってくる前にここを出て一緒におやつをもらいましょうか」
このは「は~い。ところで、ゆーが君に施術って何をしたんですか?その、ちょっとでも知っておきたいので……」
凛空「ええと……、何だったかな。確か、気持ちに気付かないとかどうとか。もみじさんに言われて7月くらいに」
このは「――どういうことです?」
凛空「そんなことわかんないですよ……。私はちらっと見て無理そうだから、本家の珮未ちゃんに送っただけだから……。ただ、あの呪いは見習いの私程度じゃ解けるか怪しいかなぁ……。余程強い羅刹に憑かれてたんだと思うよ」
このは「そっか。ありがとうございました」
凛空「いやいやいいよ。もう私のお世話になっちゃダメですからね」
このは「気がついたらなってるものみたいなので……。善処します?」
凛空「ふふ。――じゃあおやつをもらいにいきましょうか」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます