S19 朱城玲海と時渡の歯車 10月28日
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時をかけるのは何も少女だけというわけではない。
人が思い出に馳せている時、その時人はまた、時間旅行をしているのだ
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――朱鷺森市 朱鷺森病院:ロビー――
もみじ「取り敢えず、私はIOを起動してくるから、卯月ちゃんから話を聞いてくること。わかった?」
プロティン「なるほどぉ~?つまりその過去の少女!今のマダム!その実態は時を駆ける美少女!のご趣味やご機嫌を伺えばいいんだねぇ??」
もみじ「一応今の見た目で手を出したら犯罪だからね?ということで頼んだわよ」
プロティン「病み上がりなんだってねぇ?まかせておいてよぉw私はそういうのは慣れてるんだからさ☆」
――朱鷺森市 美術館併設喫茶店:紅葉 PM15:00――
卯月「こ……、こんにちわ……」
プロティン 「元気!元気!私は元気!名前はプロティン!元気の妖精と言ってくれて差し支えないよぉ!!キミが卯月ちゃんだねぇ?調子はどうだい!?元気が足りないなら私の顔は食べさせてあげられないけど!元気パワーを送ってあげることはできるぞぉ!ハッハー!」
卯月「そうですか……?ありがとうございます。お兄さん」
プロティン「お兄さん!いい響きだ!それじゃあちょっと失礼して」
▶プロティンはドスンと椅子に座ります
プロティン「私が今日ここになにをしにきたのか、は解るかなぁ?」
卯月「はい。お兄さんは私の友達の……、しゅうくん……、
プロティン「柊 愁……ふぅむ、すこーし待っててくれよ!!私の記憶回路を全力であたってみる!!うん!!聞き覚えがないなぁ!教えてくれるかぁい?」
卯月「私、あの時……。弥生お姉ちゃんと遊んで、その帰りに……、しゅうくんのようなお兄さんに会って、何か匂いをかいで……気を失って……」
卯月「目の前でしゅうくんがダメだ!って叫んでたような気がして……。ごめんなさい」
卯月「四季ちゃんに伝えてくれませんか?私、まだ動けないので」
プロティン「なにを謝るんだぁい?それで、目が覚めたらここってわけかぁい?聞いてるとその、しゅうくんとしゅうくんのようなお兄さんってのは別の人なのかなぁ?」
卯月「わかりません……。しゅうくんにそっくりだなぁとは、思ったんですけど……」
プロティン「なぁるほど?いまいちよくわからないなぁ、まだ動けないっていうのなら!私がスーパーシートになってご本人のところまで行くのもやぶさかではないけどねぇw」
卯月「すーぱーしーと……?いえ、足手まといなので……」
プロティン「じゃあ要領だけまとめておこう!私は四季ちゃんに、なんと伝えればいい!?」
卯月「しゅうくんに……、しゅうくんに会って!……って」
プロティン「わかった!まかせておきたまえ!次は四季ちゃんと一緒にお見舞いにくるよ!」
▶プロティンはくるくると回転しながら器用に立ち上がり、病室から去っていきました
――朱鷺森市 萩野朱鷺森神社――
▶珍しく、大人の四季ともみじが神社にいますね。弥生もウキウキしています
弥生「私の知識と」
もみじ「私の頑張りによって、よって!」
秋夜「自称過去に行ける機械を開発したんだってよ。うーんこのSF」
四季「制約はありますけれどね」
秋夜「やっぱり母さんがロリになってる事実を再確認してつらいです」
四季「いいじゃない。親に似た子を好きになるって言うじゃない。私とことりちゃん、そっくりでしょ?」
秋夜「似てねーよバーカバーカ!!」
棗「まるで漫画だな」
四季「昔の私は部屋でぐっすり寝てるわ。よく考えると一時期父さんが老けてるなーって思った時期あったわって」
彼岸「過去に……?まさか肉体は送れないので機械の体で、なんて言いませんよね……?」
ことり「mother2……、って先に言われてる」
もみじ「詳しく解説してやろう!!件の男がアイリスオンライン初代の設備を使って過去に飛んでいるのが、わかったわ。アイリスオンラインのサーバーを悪鬼ごと接収して、化物が改造して自分たちのものにしたのよ!!」
もみじ「――――だから男を追跡するのなら過去に戻って、男がいた時間に行けばいいじゃん理論ってことね。ただ、わかってると思うけど時期によっては化物がまだいる時間だから注意してね」
桃風香「すごーい!」
棗「了解、トランザム」
弥生「私の家宝の勾玉の効果だから、行けるのは10分だけ。身体のフィードバックもあるから、多用は出来ないわよ」
プロティン「へぇw具体的にはどんなフィードバックがあるんだぁい?」
彼岸「戻っていた年数分老けるとか……?」
弥生「体中激痛よ。それだけで若返ったり老けたりもしないわ」
このは「好きに飛べるものじゃないのかな、ちょっと残念」
桃風香「短い!けどすごい!」
もみじ「そうね。記憶っていうメモリーカードから場所を引き出すから、いつでも好きな場所に、歴史を変えれるっていうわけにはいかないわね。行けるのは記憶にある場所だけ」
プロティン「そいつは親切設計だ!安心安全のメイドインもみじってところかぁw」
もみじ「メイドインイラハラだけどね」
彼岸「ちなみにどのくらい過去に戻るんでしょうか」
もみじ「自由よ。ゲームのデータを利用して概念で、一時的にバックアップを取って、過去に自分がいたっていう歴史を作る感じなの。だからそのへんは選べるわ。――いつの時期に行くかは任せたわ」
弥生「それにしても勾玉を動力にしないと動けないのに……。あの男、どうして持っているのかしら」
プロティン「時を戻すっていってもいまいち要領得ないしさぁw先ずは試しに昨日とか1、2週間前ぐらいに行ってみるかぁい?」
ことり「えっと、じゃあ私3月……、4日?に戻ってみたいです」
秋夜「おお?なんかあったっけ……?まあいいや。他の人たちもそれでいいのか?」
彼岸「個人的に行きたい場所はありますが……。過去は変えられないものですからね」
プロティン「私はそれでもいいよぉwとりあえずやってみないとわかんないしさっw」
桃風香「ボク分かんないっ!」
ことり「いや、なんか秋夜くんが出席停止がどうのってその辺じゃなかったっけ」
秋夜「うっ……、そんなことよく覚えてるな……。いや照れるべきなのか……?」
彼岸 「出席停止……?」
秋夜「何もしてないっすよ!ただネトゲにのめり込んでただけで……」
もみじ「じゃあみんなこの勾玉持ってねー」
プロティン「なんの変哲もない勾玉?だなぁ、これを持っていると時間移動ができるわけだぁ?」
もみじ「子機みたいなものよ。分霊でもいいわ。絶対離さないようにね」
このは「なんだか綺麗だね~」
桃風香「持ったよー!」
彼岸「一体どういう仕組みで……、なんて聞くだけ無駄ですよね」
もみじ「じゃあ行くわよー レッツダイヴ!」
――朱鷺森高校:パソコン室 PM17:10 3月4日――
▶廊下にスーツを着た見慣れない男が立っています。かつて、先生と偽って接していた男ですね。パソコン室で作業していましたが、急にゾロゾロと入ってきた君たちを見て露骨に焦り始めます
???「お、お前ら!?どっから来やがった!?」
プロティン 「どこだぁい?ここ?おや、誰かいるねぇ!」
???「その勾玉……。チッ、同類かよ。こんなところで捕まってたまるか」
▶男は窓を開けるとそのまま体ごと飛び込んで逃げていきました。いじっていたPCの画面が光っていますね。どうやら悪鬼になっているようです
▶綾瀬 早業
成功
▶プロティン 全力疾走
成功
▶朱鷺森公園で追い詰めることに成功します。
???「はぁ……はぁ……、くっそ。お前らどこまで追いかけてくるんだ」
プロティン「なんで追ってくるかって!?逃げるからさぁ!」
彼岸「逃がしてたまるか!」
桃風香「待てー!」
このは「まあまあ。まずはお話しですよ~」
▶PC達の身体が白く光出し始めます。勾玉が光っているようですね。
???「フフフ……オレの勝ちだ。やっと時間切れになってくれたようだ。オレは柊愁。歴史の修正者さ!残念だったな!」
▶見た目は秋夜に似ているな、と少し感じました。ただ、老け顔で白髪も目立ついいおじさんです
彼岸「あの人頭大丈夫ですか……?中二みたいなこと言ってましたけど」
桃風香「歴史の修正者……、かっこいい!」
プロティン「柊愁……!どこがで聞いた名前だなぁ……!どこだっけなぁ……!」
――朱鷺森市 萩野朱鷺森神社――
▶戻って来た時、全身の関節や神経がタンスの角に小指をぶつけたような痛みが走り、動けない程です
軽減不可固定25ダメージ
▶彼岸 集気法
14回復
もみじ「お疲れ様。何か情報を掴んだ?」
彼岸「ゲホッ、ゲホォッ!」
桃風香「歴史の修正者だって!」
秋夜「なんだその厨二」
棗「ぐぅっ……、なるほどな。――確かに似ていたな」
彼岸「これ多分連続で二回はキツそうですね」
プロティン「柊愁っていう少しだけこじらせた秋夜のような奴が」
秋夜「うわすげえ風評被害だ」
四季「私のお友達ね。――ひ弱でアホで運動出来ない私の家来よ」
このは「あれ、知り合いなの?じゃあ話は早いね~」
プロティン「思い出した!そうだ!卯月ちゃんだ!卯月ちゃんが四季ちゃんに『しゅー君に会って!』って言ってたんだ!」
四季「って言われてもね……。あの子が今何処にいるとかわからないわよ。秋乃さんがいなくなってからあの子もどっか行っちゃったし」
ことり「秋乃?」
四季「私たちのこと四季華族って言われてたでしょ?その当時って言うとおかしいけど……。私のときは、私が秋、卯月が春だとして、冬がしゅーくん、夏が
プロティン「ふぅむ、ついでにむっつりスケベであったのなら秋夜そのものだったんだけどねぇw否!実際むっつりだったに違いない!」
秋夜「俺はむっつりじゃねー!」
ことり「なるほど……。なるほど」
棗「ならオープンなのか」
秋夜「ぐぬぬ……」
プロティン「彼女との 仲 良 し 具合を見れば実際どうなのかはわかるものだけどねぇw」
秋夜「ぐぐぐぐぐぐ……」
彼岸「一応言っておきますが犯罪はダメですからね?最近痴漢が手の骨を折られる事件が多発していますし」
秋夜「だ、大事にしてるもん!手、手だってま、まだ出してないし……。た、大切にしてるからむっつりじゃないし……、大事にしてるだけだし……」
四季「アホで面白いと思うけど息子をあんまりいじめないであげてね」
秋夜「アホじゃない!!バーカバーカ!!」
彼岸「まあその調子でいい歳になってもなあなあで接して振られても知りませんけどね」
秋夜「くっそー男に逃げた喪女には言われたくねえ……!見た目だけいいからって……」
プロティン 「ハッハーw頑張れ男の子!それでぇw次はどうするんだぁい?」
▶ことり 回復の草++
プロティン「君の彼女はよくできた彼女だねぇ!うらやましいZO☆」
ことり「あ、えーっと……。あそうだ、えっと聞いていいのかわからないけど、秋乃さんはどうして亡くなっちゃったんですか?」
四季「それが……、私が当主になる2年前だから……。10年前に、榎屋邸が爆発したの。急に爆発して、秋乃おばさんとおじさんは死んでしまったの。それで……、娘さんは行方不明に」
ことり「え」
ことり「というかあれ、じゃあ直接死んだってわかってるわけじゃないのね」
四季「いえ、秋乃おばさんとおじさんは遺体で見つかったけど……、娘さんは見つからなかったの」
プロティン「さっきのシュー君とやらは私たちの勾玉を見て事を同業者と呼んだ、どうやら同じような方法で時を渡っている存在なんだろうなぁwどこからきてるんだろうかぁ」
ことり「じゃあ次はその爆発のあったあたりに行ってみたいかなって」
彼岸「その娘さんが生きてる可能性は……?」
もみじ「ないわ。こないだ特訓したでしょ?死人の残留思念をいじった悪鬼の。その提供してくれた腐女子が娘よ。ねー」
四季「ねー」
ことり「え……」
彼岸「――ああ、あの……」
プロティン「数か月戻っただけであのダメージだw10年前!ゾクゾクするね!」
もみじ「あんなんでも私の友達だから。四季より5つ下だから……、28?」
四季「まあそれくらいか。でも当時基準だしあの頃は高校生くらい?」
もみじ「まあ、見に行けばわかるわよ。ヾ( ゚Д゚)ノ゛逝ッテラッシャーイ」
――榎屋邸 10年前――
▶厳かな屋敷ですね。日頃練習台にしている屋敷ではあるんですが、清潔に整っており、人の気配や窓の通気性などで、違う場所のように見えます
彼岸「怖いくらいノリが軽い……!」
このは「えぇ……。タダじゃないのにあっさり飛ばすね……」
棗「――――うっそだろおい」
プロティン 「今は帰りの事は考えたくないねぇwさーて爆発が起こるっていうならここは危ないねぇ」
彼岸「一応命がけだと思うんですけど……」
綾瀬「そういえば爆発の原因聞いてなかったけど何だったんだろうか……」
???「誰だね?ここは私有地、しかも私の屋敷の中なのだが」
▶プロティン 自己アピール
成功
プロティン「んんっ!!」
(はじめまして、私は、プロティン。諸事情あってここを調査にきました)
???「ほほーう?俺っちの橈側手根屈筋に負けないプロポーションッッ!!いいねえ。滾るねえ」
▶プロティンと筋肉で会話をしたのか、かっこいいイケおじは途端に態度を軟化してくれるよ
ことり「えぇ……」
彼岸 「えぇ……?おかしい……、絶対におかしいですって……」
棗「頭痛が痛くなってくる絵面だ……」
榎屋「俺っちは四季華族が一つ、
プロティン「ハッハー!流石はキレた肉体をお持ちの紳士だ!話が早い!」
▶寝室の方で大きな爆音と爆発があったよ。礼服を脱いでポージングしてた榎屋も思わず振り向きます
榎屋「な、なんだ……?」
彼岸「チッ、事件直前にも程がありますね!」
プロティン「話が早いついでに調べさせてもらいますねぇ!あの爆発!」
榎屋「あ、ああ。筋肉で解決しようじゃないか」
――榎屋邸:寝室――
▶棗 ナビゲート[フラット]
成功
▶日頃見慣れた場所配置なので素早く駆けつけ、調査することが出来たよ。爆発の規模は寝室が全て吹き飛ぶくらいで、ベッドなども燃えています。ベッドの上に人影があり、もう動いていないことから、死んでいるようですね。
また、どうやら爆破に使ったのはswitchの空箱のようです。20年前にあるはずのないものの破片がありました。
棗「機器の爆発か?こっちの方だな……、邪魔するぞ。――あれは……、間に合わない、か……」
榎屋「おお……どうなっているんだ……ん?」
▶部屋の隅にあったMacBook Airを、榎屋氏が拾っています
榎屋「なんだこれは……?」
プロティン「マッスル総一郎それはダメだぁああああ!!!」
▶目の前でMacBook Airが爆発します。爆風で吹き飛ばされる程で、金属の破片で全身傷だらけになります。爆心地にいた榎屋氏は助かりそうにないですね
32ダメージ
彼岸「ぐっ!?」
棗「ちぃっ!?」
プロティン「歴史は変えられない……。わかっては……、いたが……!目標を見失うな!行方不明の娘を探そう!!」
▶桃風香 聞き耳[フラット]
成功
▶彼岸 剛力
成功
▶奥の部屋からふひひ……とかいう声が聞こえます。燃えてガタが来ている扉を蹴破ると、髪が無駄に長い女性が目に入ります。もみじの話だと16位のはずですが、かなり大人びたお姉さんに見えますね
彼岸「無事ですか!?」
???「ふひひ……ふふ、薔薇族は最高ね……あら?」
???「あら男前に、なよった男前!あなた!あなた受けよね!」
▶彼岸に女性が顔を近づけたり、肩をすりすりと両手で挟むようにしたり、前髪をいじったりしますね
彼岸「――私は警察です!危険ですのですぐに外へ!」
プロティン「こっちかい!?彼岸……さん!キミ、状況わかってるぅ?おうち燃えてるなう、おーけー?キミはどうするだい?」
???「え、えぇ……あら?あれ何かしら?」
▶女性はAmazonのダンボールに目を向けます
ことり「あ待ってこの流れさっきも」
桃風香「ま、まってー!」
▶プロティン 縄
成功
▶棗 火薬知識
成功
▶女性を亀甲縛りし、ダンボールを取り上げます。
緑色の火薬が入っており、爆発物が屋台で見たものと同じものだと感じました。
???「な、何するんですかーまだ見ぬ私のさぶー」
プロティン「先生!その箱調べてみよう!危険物かもしれないから慎重に!」
棗「ああ!爆発物についてはちょっと覚えがあってな!間違いない、あの花火大会の時と同じものだ」
彼岸「お嬢さん、ここは危険です。早く外へ行きましょう」
▶彼岸は精一杯のイケメンスマイルをすると、残念そうに棗の方を見ます
???「私じゃなくてそこの男前に見せてほしかったわ」
彼岸「……………」
棗「こいつを暴ければ……」
ことり「こう、そーっとやれば案外あくのでは……?」
▶綾瀬 修理[フラット]
成功
▶棗と協力し、ことりはダンボールを爆発させずに開けれたよ。Amazonのダンボールの中には鉄の破片が大量に入っています。爆風でこれを吹き飛ばして殺す爆弾だと感じました。
ダンボールの日付は17年10月14日付になっています。
ことり「うっっっっわ……」
――朱鷺森市 萩野朱鷺森神社――
▶時間切れとなり戻って来た時、全身の関節や神経が激辛カレーを一気に食べた時のような痛みが走り、悶て死を覚悟するほどです
軽減不可固定44ダメージ
彼岸 「ゲフッ……。こ、これはキツい……」
棗「し、死ぬかと思ったな……」
桃風香「かふっ……。ううっ……」
もみじ「大丈夫……?ボロボロよみんな」
このは「見ての通り大丈夫じゃない……」
プロティン「ハッハーw期待通りの10年前分のダメージだぁねぇw」
ことり「コレが歳をとるということか……」
彼岸「障壁が無かったら死んでましたよ……」
もみじ「仕方ないわねえ……。これあげるから気をつけなさいな」
▶もみじ レインシャワー
プロティン「お、私ももらっていいのかぁい?ありがとぉ!オーナー太っ腹ぁw」
棗「いや、気を付けて何とかなるものじゃなかったぞ……」
弥生「それで、情報はなにかあったのかしら?」
ことり「なんか爆弾手に入れました!」
彼岸「ご主人が筋肉で娘さんが腐女子でした」
もみじ「知ってる。あの人は私の友達なのよ。病気で最近ポックリ逝ったんだけど、最期まで立派に風と木の詩の二次創作を書いていたわ。メインはセルジルね」
プロティン「解ってはいたけど……。あれ程の人を亡くしたのは……、悔しい
ね……!」
▶膝をつき、がっくりと肩を落とすよ
彼岸「セルジル……?」
弥生「男色よ。これが爆弾ね?」
このは「あの爆弾明らかにあの時代にあるものじゃなかったよね?」
ことり「あれ、ご病気で亡くなったんですか」
もみじ「そうよ。白馬の王子様に助けてもらったわって、昔からずっと、延々話してたわ」
四季「今も紅葉の幹部に名を連ねてるわ。一応、今も生きてるようなものだし」
彼岸「白馬の王子様……?幻覚でも見てたんでしょうか」
棗「以前の夏祭りの時の爆弾と、さっき遡った時に見た爆弾は同一の物だった」
プロティン 「この装置、過去には行けても、未来には行けないんだよね?だったら犯人は今の時代の人間ってことだね」
弥生「なるほどねえ……。じゃあ祭りのものも確認したいわね。現状、未来という選択肢があり得ない以上、その爆弾も今の時期のものでしょうし」
もみじ「ま、この機械が無理ってだけでドラえもんがある時点で概念的には未来に行く選択肢も、本来はあるんだろうけどね」
もみじ「こればっかは未来人に聞かないとわかんないか」
▶ことり 回復の草++
▶プロティン 回復薬G3
彼岸「――その犯人が生まれた時に戻って始末する、っていうのができれば一番楽なんですけどね」
弥生「その犯人の生まれた時に立ち会った人がいないじゃない。無理よ」
棗「ふぅ、大分落ち着いたな。感謝する」
桃風香「うーん……。はっ!?」
プロティン「しかし過去は変えられないってのに、彼が、歴史の修正者シュー君がしているのは未来からの介入にほからないのではないのかぁい?」
彼岸「……修正も込みでの現在、とかでしょうか?」
もみじ「過去は変えられない、ていうけど、過去が一番改竄しやすいのよ。記録と記憶で概念の印象を変えてしまえば、それが正しい歴史なの。事実は関係ないわ。正しい歴史を元に時代は進んでいくのよ」
▶綾瀬 修理[フラット]
成功
▶鉄の破片と一緒にswitch本体も入っています。
どうやらこれに緑色の火薬をまぶし、羅刹に変化させることで爆発以上の被害を与えることが出来るようですね
もみじ「おっし。この爆弾は私が解体しておくわ。次行ってきてちょうだい」
棗「綾瀬ちゃん、さっきの爆弾を追ってみないか?少し辛いかもしれないが」
ことり「いや、大丈夫です。行きましょう」
棗「そうか、なら行こう。あの花火大会へ」
プロティン「できれば、爆発する前に、修正者君とお会いしたいものだねぇ……」
彼岸 「いつでも捕まえて始末できるようにしておきましょう」
もみじ「おっけー!じゃあレッツダイヴ!」
――朱鷺森湖:くじ引き屋屋台 19:20 5月13日――
▶お祭り、ということもあり人で賑わってます。花ハ踊レヤいろはにほが遠くから聞こえてきますね。神楽舞が始まっているようです。くじ引き屋の周りで柊がいるのが見えます
このは「なんだか懐かしいね~」
彼岸 「湖……?!うっ……ううっ……うえええ……」
▶彼岸は隅の方で戻してますね
愁「チッ……、またお前たちか」
▶柊愁は、君たちを見かけた途端ガンダッシュで逃げます
プロティン「何しにきたんだよぉw……。――今は奴を追ってもなにか出来るとは思えないし、爆発が起こる前に爆弾を調べることができれば、なにかわかるかもしれない!」
桃風香「どこで爆発が起きたんだっけ?」
彼岸「すみません、湖を見ると……。い、色々、思い出し……、ひっ……うっ……うえええ……」
プロティン 「10年前の爆弾はマッスル総一郎の暗殺が目的だったとして、花火大会の爆発は何が目的だったのか、かな」
棗「――あそこだ。あの時、あの方向で爆発が起きたはずだ」
▶棗 哨戒[フラット]
成功
▶誰もいないくじ引き屋の軒下に、マリオオデッセイとswitchのセットと、謎の機械が置いてあるのが見えます
棗「!……ビンゴ」
ことり「いやオデッセイって最近発売でしょ?どう考えてもおかしいじゃん……」
彼岸「花火大会の混乱?――陽動?……分かりませんね」
プロテイン「先生、隣の機械、なにかわかるかい?これを持って帰ることはできるんじゃないかなぁ?」
棗「いや、俺じゃわからないな。――迂闊には触れないな」
彼岸「私は……、ちょっとしばらく放っておいて下さ……、おろろろろ……」
▶秋月 声色[フラット][的確な指示]
成功
▶彼岸 心理学
成功
▶これは改造されているが、ラブテスターだ!任天堂が昔出していた製品をいじって作ったものらしい。魔力的なものを感じます。ラブテスターの概念を利用して、魔力で恋をしている人の不安感を増幅させる装置のようですね。
耳元で不安感を増幅するように囁く機械のようで、増幅が完了すると羅刹に変化し自動で悪鬼を生成するもののようです。
彼岸「恋をしている人の……、不安感を増幅させる装置みたいですね……。おろろろ」
棗「――あの爆発の時、綾瀬ちゃんと萩野……、そして玲海がいた。つまり……」
――
秋夜「よう玲海、棗さん。デートですか?」
ことり「やっほー玲海、真貴さん」
棗「お?よおお2人さん、そう見えるなら残念ながら悲しいがノーだ。見ての通りお守りだ」
玲海「ダダダダダーリン!???こ、ことりとデート??ど、どうなの?」
棗「しかし2人がそういう関係だったとは…少し複雑だがおめでとう、って言っておくべきか」
秋夜「あ、ああ……」
ことり「うーん、うん」
玲海「ことり……ずるい!ずるい……!いいなぁ……」
――
――朱鷺森市 萩野朱鷺森神社――
▶戻って来た時、全身の関節や神経に、口内炎をミスって噛み切った時のような痛みが走り、目がチカチカするほどです
軽減不可固定37ダメージ
棗「サイクロプス!」
もみじ「おかえりなさい。ってまたボロボロね君たち……」
彼岸「……………」
棗「――まさかあれがトリガーだったとはな……。確かに嫉妬の緑の鬼だったが」
プロティン「青春だなぁって簡単にまとめると怒られちゃいそうだwでもあの時のアイツの正体が……、とはねぇ」
もみじ「避難誘導ばっかりして、あの時裏方だったのによく言うわ」
弥生「で、爆弾はどうだった?同じものだったかしら?」
棗「ああ、同じだった」
弥生「そう。こちらも爆弾を解いてみたわ。どうやらこれ、『黄金の夢』っていう場所から送られていたようね。宅配の送り先住所が残っていたわ」
プロティン「てゆーかシュー君居たよねwすぐ逃げたけど」
桃風香「歴史の修正者いた!」
▶綾瀬 回復の草++
彼岸「――――うう……。キツい……、そのうち死にますってこれ……」
プロティン 「黄金の夢?それはどこの国の地域だぁいw?」
ことり 「秋夜くんも歴史の修正がどうとか言うの?」
秋夜「ことりちゃんは俺のこと何だと思ってるんだ……」
秋月「名前だけならなんだか素敵な場所だけど……」
棗「黄金の秋しか知らんな」
もみじ「うちの競合店舗ね。確か6月に閉鎖した、商店街にあるカフェよ」
棗「――あっ」
棗「そういや以前そんな喫茶店に入ったこと記憶が……。そこなのか……?」
弥生「それ、いつだった?」
棗「確か6月だ」
プロティン「次の行先が決まったかなぁ??」
秋夜「記憶に関係する場所しか行けないらしいですから、そこに行くしかなさそうすね。閉鎖してるらしいですし」
棗「ああ、そうだ……。忘れるものか……、あの時の悪鬼で……ぐぅっ」
プロティン「えーwでもさっきまで忘れてた体だったじゃなぁいw」
棗「真面目に考えてなかったからな……。俺のミスだ」
もみじ「じゃあここにー!レッツダイヴ!」
――朱鷺森商店街:カフェ「黄金の夢」 AM11:00 6月3日――
▶喫茶店のはずなのに、誰もいないようですね。様子を見る限り、開店はしているはずなのですが
ことり「なんともまあ不用心な」
棗「そうだ、ここで昼に相談に乗っていた。間違いない」
プロティン「もしかしたら奴さんの本拠地かもしれないからねぇ、慎重に調べようかぁw」
桃風香「何かあるかなー?」
彼岸「――何か見つかればいいですが……」
▶棗 捜査
失敗
▶彼岸 観察力[フラット]
成功
▶桃風香 仕事知識
成功
▶勝手に入ってみたが、ウエイトレスのアンミラ洋服がクローゼットからなくなっています。ウエイトレスはいるようですね。
更に、コーヒーの豆がありません。今も喫茶店として活動しているか怪しそうですね
彼岸「ウエイトレスはいるみたいですが……」
プロティン「これは隠し部屋ってのが鉄板じゃあなぁい??」
▶彼岸 仕事知識
成功
▶隠し棚を見つけますね。上側の鍋を入れる棚の天井に更に棚がありました
彼岸「おや……、ここに隠し棚が」
ことり「誰もいないならここに張り込んでいたら帰ってきたり?」
プロティン「誰も居ない、爆弾の送付場所……。あっ……」
▶隠し棚を開けたら煙が噴出し、吸ってしまいます。更に緑色の怪物がGのように天井からゾロゾロと這い出てきます
▶ことり桃風香プロティン 正気度判定
成功[黒板の引っかき音]
成功
失敗
▶ことりは全身を足元から首まで蟻のような大きさの緑の怪物に大量に全身を這いずり回られてしまいます。プロティンの股間に淫紋が浮かび上がります
ことり「ひゃああああああ無理無理無理無理!!!!」
プロティン「んぐぅっ!寒気がする……!なんだ……、これぇ……」
桃風香「はいこれ!苦いよ!」
▶桃風香 万能スプレー プロティン
プロティン「お?おぉ??ぉ゛ぉ゛ぉ゛――なんだァ……コレ!!」
彼岸「これは……、酷い……」
プロティン「うひゃぁ……。紋様は消えたみたいだ……!寒気も無い!ありがとう、もふかちゃん!」
ウエイトレス「あっ……!?――これはもう閉店するしかないですね……。今日は開けますが……。潮時ですか。行きますよ」
ウエイトレス2「うん」
▶戻ってきたと思われる、女性型のウエイトレス達が足元からジェット噴射して何処かに去っていきました。その後アルバイトの女の子が入ってきて、驚愕した表情をしていますね
女の子「だ、誰もいない……。谷風さんすらいないなんて……!?どうしよう……。なんとかお店回さなきゃ……」
▶バイトの女の子は全力疾走でバックルームに入っていきました
棗「オイオイオイ……」
――
幽雅「このあたりにあるんですよ。入りましょうか」
棗「ああ」
――
――朱鷺森市 萩野朱鷺森神社――
▶戻って来た時、全身に紙で指を切った時のような鈍い痛みが走り、のたうつ程です
軽減不可固定31ダメージ
もみじ「おかえりなさい。さっきよりはマシね君たち」
弥生「それで、どうだった?」
棗「――罠があったな」
プロティン「罠が張られていたね、まんまとかかったけどw」
このは「喫茶店自体は巻き込まれてるだけなのかな……?」
ことり「喫茶店としてどうなのよって有様でした……」
彼岸「ううう……。すみません、私のせいで……」
もみじ「ということは……、あそこが拠点っぽいわね。急に閉鎖したのも私達が探りいれたからかも」
プロティン「そんなこと、ウエイトレスさんが言ってたよぉ、でももう行けないんでしょう?次はどこを探るべきだろうかなぁ」
秋夜「それなんだが……。アイリスオンラインにもう一度アクセス出来ないか?過去に戻るのもアイリスオンライン経由だろ?」
秋夜「誰か……、アイリスオンラインⅡに触れてないか?俺は無印ゲーマーでな……」
プロティン「悪いが私はさっぱりだ、まったくわからないw」
彼岸「聞いた覚えがあるようなないような……」
秋夜「起動画面さえあれば侵入出来ると思うんだが」
このは「触ったといえば触ったよ。あのときはログインすらできなかったけど……」
弥生「じゃあそっから入ってみましょうか。こんだけいるなら新規登録出来るでしょう。で、それはいつなの?」
このは「えーと、九月末のことだったかな?」
もみじ「ば、場所は……?」
このは「公民館だよ~」
もみじ「おっけー!じゃあレッルダーイヴ!――――噛んだ」
――朱鷺森市 朱鷺森公民館 12:20 9月30日――
▶遠目に幽雅とこのはが出ていくのが見えます。幽雅はペコペコと頭を下げていました。パソコンの画面はログイン画面で放置されていますね
プロティン「というわけでとんできました公民館!レッル調査!」
棗「レッルプレイ」
ことり「それじゃあレッルゴー!」
彼岸「ここぞとばかりに弄りますね貴方達……」
このは「それで、これはどうすればいいんだろ」
▶プロティン ネットサーフィン
失敗
▶棗 ゲーム
成功
▶どうやらこのは達は新規登録をせずにログインしようとしていたようですね。捨て垢を放り込みログインすることに普通にできます。
アイリスオンラインⅡを開始すると、序盤はトキモリエリアという街の中をうろちょろして、ドットのゾンビを切り払うゲームらしい。MMOなのにサバイバル要素が強いと感じました
棗「ん?これ登録してないのか?まぁいい、開始だ」
▶棗 ゲーム
成功
▶ゾンビやコウモリに囲まれたけど華麗なナイフ捌きで突破します。三角跳びなども身につけていますね
棗「よし」
プロティン 「お、先生上手いじゃなぁいw」
桃風香「おじさんがんばれー!」
▶棗 ゲーム[フラット]
成功[運命変転]
▶墓場に迷い込み、ネズミに食い殺されてしまいますが、初心者スタートダッシュキャンペーンの課金アイテムで即時復活し、身体の一部をドット化し殴り倒します
プロティン「おやおやwネズミも数がいると強いねぇw」
棗「あっぶねぇ、助かった」
>メンテナンスに入りました<
▶更に進んでいくとドットの搭が見えますが、メンテ表示が出てからこれ以上進めなくなってしまいました
棗「は?」
プロティン「え?」
ことり「はいクソゲー」
▶プロティン ネットサーフィン[フラット]
成功[運命変転][黒板の引っかき音]
プロティン「んんー??これじゃない……。これでもない……違う…!!これだ!!!」
▶メンテ先からいろんなページを渡り歩き、アーカイブから既に消されている公式サイトの欄から
『会社名「冬泉コーポレーション」代表取締役 柊 愁』
というのを発見しました
プロティン「先生、これ、どう思う?」
棗「こりゃあ……、お手柄だな。北森もよくアシストしてくれた」
桃風香「がんばった!」
――朱鷺森市 萩野朱鷺森神社――
▶戻って来た時、全身の関節や神経がこむら返りになったかのような痛みが走り、悲鳴も出ないほどです。
軽減不可固定45ダメージ
棗「って、なんとぉっ……!」
もみじ「お疲れ様。ってボロボロねぇ……」
彼岸「あと2回同じ目に遭ったら死にますって、本当に」
プロティン「オーナーだんだん時空戻りのダメージ大きくなってない??」
このは「戻ってくるときに何も起こらないように改良して!」
弥生「時渡りしてるだけ頑張ってるんですけれど……」
もみじ「概念操作って難しいのよ……。自分の存在は今この時代、この場所にいるって自己認識するのって難しいし……」
秋夜「で、どんなゲームだった!???」
プロティン「敵の総本山かどうかは判らないけど、『冬泉コーポレーション』の代表取締役が愁君だったってことかなぁ」
彼岸 「見る限りクソゲーでしたね」
棗「ゾンビを切り進んでいくゲームだったぞ」
ことり「控えめに言ってクソゲー」
秋夜「何か無印勢の俺がクソゲーマイスターみたいでダメージでかい」
棗「途中ネズミに食い殺されそうにもなったがドット化で切り抜けた」
▶北森 自炊
成功
北森「おいしい!」
棗「ふぅ、ごちそう様」
秋夜「――んん?そんな経験したような」
棗「ドット化と言えば、こっちでもそういう現象があったな」
プロティン「身体はおかげでまだ元気だけどぉ、そろそろ彼の襟元を掴みたいねぇ!」
弥生「その、ドット化のときって何が原因だったの?」
棗「あの時の原因はよくわかっていないな。公民館のPCからそういったものが生み出されていた、夏水が扉を溶接して外に出さないようにしていたな」
弥生「それ、出てきたのって緑の怪物なのよね?ゲームユーザーじゃないの?それ」
棗「そういえば、アーリマンみたいなものが出てきたとも言っていたか」
彼岸「――結局何がしたいんでしょうかね、あの修正者さんとやらは」
秋夜「あれ?それ何処で出たんだっけ?公民館だけじゃないよな」
棗「確か駅で最初に見かけたと聞いて、その後駅に向かってドット化した人間を見かけた、はずだ」
もみじ「あー……、なんだっけそれ。マイクラ病だっけ」
このは「そうそう、このはは最初喫茶店で襲われたんだよ」
棗「あれ、商店街だったか……?」
もみじ「元の出てくる場所ねぇ……」
秋夜「Twitterとか探したら多い場所わかるんじゃね?こういうときの都市伝説だろうし」
▶プロティン 盛り上げ
失敗
▶桃風香 第六感
成功
▶ことり 世間話[フラット]
成功[運命変転]
▶このは 図書館
成功
『湖とか神社めっちゃ見かけた情報あるよ。あの緑のやつ。今話題のトキシュマ』
『公民館の辺りトキシュマめっちゃいた。ユスリカかよって思った。駅の方歩いてったな。マジで気持ち悪い』
新聞記事:『都市伝説!?病院に謎のUMA!?!? 駅から歩行記録アリ』
棗「何か分かったか?」
秋夜「うーん……。これ、病院が発生源っぽいな。俺が一緒に行くしかないのかぁ……、うわぁ……」
ことり「痛いぞぉ……、痛いぞぉ……」
プロティン「ハッハハーw大怪我しても病院だから大丈夫だってぇw」
このは「駅から病院へ向かっていたみたいな記録もあるみたいね~」
桃風香「じゃあ病院行こう!」
秋夜「ってなると6月くらいか……。あのときは、花恋と結さんに詰問されて逃げるように病院に行ったんだよ。そこで、緑のやつがうようよと……」
彼岸「詰問されて逃げるって何をやったんですか……」
もみじ「おっけーおっけー。じゃあそのときは6月3日だったわね。その時間の朱鷺森病院にレッルダーイヴ!!!!!」
ことり「レッルゴー!」
――生と死の境界 6月3日――
▶勾玉で時間を飛ばすと、既に悪鬼の中でした。部屋はとても暗いですが、緑色の一つ目の妖怪が病院のあちらこちらに目を光らせていますね。そしてそれらは一様にこちらを見ると、すっと影に溶けていきました
▶このは ミスティア
プロティン「ハッハーw下手なお化け屋敷より怖いかもよw確実に居るしねぇw」
このは「えっと、こうだったかな?これで見やすくなるよね」
桃風香「おー!見える見える!こっちー!」
▶緑の怪物は一様にある一点の病室に集まっているらしい。病室の扉に赤黒く濁った負が渦巻いており、この先の場所が更に異質かつ危険であることが伝わってきます
彼岸「――準備はよろしいでしょうか?」
プロティン「制限時間もある、躊躇している時間は、ないよねぇ」
棗「また随分と手厚い歓迎をされそうだな」
▶ことりがちらとネームプレートを見ると、
ことり「あれ……、灯子さん……?」
棗「知っているのか綾瀬ちゃん?」
ことり「奉ちゃんのお母さんじゃないかなって」
プロティン「みんなぁ?強制送還の時間があるんだ、行こうかぁ……!」
彼岸「戦わないで済めばいいんですけどね。害を為すなら斬るしかないでしょう」
秋夜「俺は雑魚刈りするよ。退路の確保は大事だろ?」
▶秋夜は大きいブーメランを取り出し、小刀を二刀流にたり曲芸のようにブーメランをキャッチするなどかなり柔軟な動きをしています
ことり「よく考えれば秋夜くんが戦ってるところって初めて見るかも?」
秋夜「えっ!?そ、そうだっけ?い、いやそれより中は頼んだ」
――赤く朽ちた悲しみの中心――
▶病室のドアを開けると、赤く、何もない空間で柊が立っています
愁「チッ、神社で見かけたから手駒差し向けたのに、なんでこっちにもいるんだよ」
愁「神社といい学校といい……、どいつもこいつも先回りしやがる!こい!勇者『ああああ』!」
彼岸 「勇者のくせに生意気な名前してますね!」
このは「味方増やすなんてずるいよ!?」
愁「6人で来て何を言っているんだ……」
棗「お前が何もしなければ6人も来なかったんだがな」
▶柊は誰が見ても勇者だな、と感じるコスチュームの人間を召喚すると、自分もチェーンバインドを取り出します
▶戦闘前行動 プロティン 看破
▶戦闘前行動 北森 フラットスピード
▶勇者『ああああ』 通常攻撃[死角狙撃、必中、貫通]
全体42ダメージ
[行動数追加]
▶勇者『ああああ』 通常攻撃[死角狙撃、必中、貫通]
全体48ダメージ
[桃風香:コミケカタログ2個][棗:中京間畳]
[彼岸:大祭カタログ、オンリーイベントカタログ]
[このは:コミケカタログ2個][ことり:例大祭カタログ、中京間畳]
▶勇者は雷を纏った剣を思いっきり振り回していますね。
それを躱そうとすると、チェーンが逃げられないように逃げ道を塞ぎ、やばいと思った頃には、雷鳴に斬られ、全身に火傷痕が出来ています
▶棗 ビット 妖怪知識で判定 ポーション 通常攻撃[ブルイガチ、バーサック[手札補強]][援護Ver2]
失敗
成功 92+86+4ダメージ
▶棗はトランプを投げた後、苦無でトランプを勇者に固定し、銃でトランプを撃ち抜くよ。トランプは爆発を起こします
棗「チッ、思ってたよりいてぇな。速攻で行く」
プロティン「全体攻撃でこれかい?殺意が高すぎてモテないだろうこれじゃあ」
彼岸「回復より先に速攻すべきでしょうか……?」
プロティン「せんせーっ!そら!もってけ!!」
棗「サンキュー!変則式デアフライシュッツ!」
▶彼岸 下着 剛招ビート 通常攻撃
失敗
[行動数追加]
▶彼岸 剛招ビート 通常攻撃
失敗
▶このは 妖怪知識で判定
成功[黒板の引っかき音]
彼岸「【鏡崎流練武術】は戦う技術ではなく戦える身体を作る技術なんですよ!」
秋月「えぇ、思ったより強い……。チートよりよっぽどチートじゃない」
愁「どうとでも言うが良い。私はやることがあるのでな。アデュー」
▶柊 サモン獣[輪回応報]集気法[呼吸法]
▶柊は勾玉を光らせ、4本の尻尾を持つ狐を2匹召喚し、それに守られるように白く輝き、消えますね
桃風香「逃げるなー!戦えー!」
彼岸「あっ、イキリオタクが逃げます!」
プロティン「潔い逃げ足だなぁw」
棗「へたれ」
このは「いやいやいや、まともにやりあっても勝てるか怪しいからね?」
棗「違うぞ秋月。逃げるから目一杯馬鹿にするんだ」
彼岸「多分アレ童貞ですよ、可哀想に。股間のモノも粗末ですよどうせ」
愁「なんとでも言うが良い!――それより私のペットの相手をしてくれよ。楽しい時間を過ごせるだろう」
このは「それで逆上されても困るんだけど……」
棗「それでするようならわざわざこの状況で逃げんさ。向こうの方がよっぽど有利だからな」
▶式神狐A 氷刃(氷。魔法12d12)
72ダメージ
[プロティン:アムリェート]
▶氷を作り出し、それをナイフのように口に咥え、プロティンの胴を切り裂きました
▶ことり 携帯小説朗読
▶桃風香 転移石 エーテルドライ 通常攻撃[狙撃、バーサック[手札補強]][援護Ver2]
成功 118ダメージ
▶氷の破片を使って弾丸の数を20個以上に増やし、その全てを式神の狐に集中し、撃ち貫きました
▶プロティン 高速回復薬 ポーション 通常攻撃[援護Ver2]
成功
成功 計128ダメージ
プロティン 「あ、こっちくるぅ!?」
ことり「こうあれよね、こういうの今思うと甘ったるいというかなんというか、見ていて恥ずかしいといいますか……。――じゃあそれを朗読している私とは……?」
桃風香「――――ここー!」
プロティン「影エフェクトの付いた攻撃ってなんかかっこいいよねぇw」
▶勇者『ああああ』高速回復薬 通常攻撃[死角狙撃、必中、貫通]
全体59ダメージ
[行動数追加]
▶勇者『ああああ』 通常攻撃[死角狙撃、必中、貫通]
全体39ダメージ
[桃風香:オンリーイベントカタログ][棗:スライド式携帯電話]
[彼岸:スライド式携帯電話、オンリーイベントカタログ]
[このは:折りたたみ式携帯電話、昔間畳]
[プロティン:スライド式携帯電話2個、オンリーイベントカタログ3個]
[彼岸:もこたんの羽]
▶勇者は剣を上空に掲げると、光の柱のようなものが大量に降り注いできます。当たると全身が溶けるように熱く逃げ場もない為、全身に激痛が走ります
彼岸「がはぁっ!?」
ことり「うっっっわ……。なんか一回死んだ気がする……」
棗「気がするで済ませるあたり強くなったな……」
彼岸「うわー……、これ生きてます?というかなんでこれで生きてるんです?」
プロティン「外れていた頭のねじが戻ってきたってことかぁいwジョーク効いてるじゃないかぁw」
▶棗 ポーション 氷雪の御札 鷹の目 通常攻撃[バーサック[手札補強]]
成功 計120ダメージ
▶棗は氷で出来た弾丸を勇者の足元に打ち込み、勇者を氷漬けにします
プロティン「やっちゃえバーサーカー!」
棗「全弾持ってきな!と言いたいが、取って置きは残しておきたいんでな。あとは任せる」
彼岸「任されました……!と言いたいところですがこの体だと不安が残りますね……」
▶彼岸 通常攻撃
成功
成功 計122ダメージ
彼岸「――朽ちろ『立枯』!散りゆけ『徒花』!」
▶勇者が膝をつくと、システムメッセージのようなものが出ます。
『チートを検知しました。削除します』
その文言が出たと同時に、勇者と呼ばれた存在はそのまま粒子のように消えていきました
――朱鷺森市 萩野朱鷺森神社――
▶戻って来た時、全身の関節や神経に寝違えたかのような痛みが走り、気を抜くと死んだほうが楽だなと思う程です
軽減不可固定72ダメージ
[ことり:もこたんの羽]
もみじ「お疲れ様ー元凶は倒せた?」
ことり「っっっっっっっっぶないまたなんか死んだ気がする!?!?」
秋夜「俺も今日、黄泉を見た気がするわ」
桃風香「逃げたー!」
プロティン「ハッハハーw面目なーいw」
棗「変なところが連動してるんだな」
彼岸「――――もう……、駄目です……」
▶彼岸は疲れでぶっ倒れます
弥生「こいつ……、もともと女だったんだっけ?凛空にマッサージ連れ込んどくわ。台車持ってきて台車」
▶彼岸は台車で運ばれていきました
秋夜「死線のタイミングが似てもなぁ。ボスどだった……?」
ことり「チート級だった……」
このは「本命っぽいのには逃げられちゃったね」
もみじ「(ノ∀`)アチャー でも住所割れたならこっちから突撃できるわね。準備しときなさいな」
プロティン「捕まえてれば倒せたかっていうと返事は曇るけどねぇw」
秋夜「じゃあ今日のところは身体痛いので解散解散……。晩飯もあるんで時間あるならウチでどうぞ」
ことり「やったー、いただきます……」
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