S18 萩野秋夜とアイリスオンラインⅡ 10月14日

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春、それは誕生の季節

夏、それは黄昏の季節

秋、それは哀愁の季節

冬、それは……、寂寥の季節

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――朱鷺森市 萩野朱鷺森神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ PM12:00――


▶萩野朱鷺森神社の地下、謎の大きな扉の前にもみじは招集をかけます


もみじ「えー……主に私や私や私の尽力によって、この扉を開けれるようになりました。皆の衆!!褒め称えるように」


桃風香「すっごーい!」

ことり「わー」

このは「すごいな~」

彼岸「もうもみじさん1人でいいんじゃないですかね」

棗「おだてなくても木に登るな」


もみじ「で、この4つの紋章を適当にパカパカーってしてくるから、人手足りてないし適当にペア作ってきて。ここにいる同士だと人増えないから禁止ね」


彼岸「えっ……」

このは「またこの前みたいに誰か誘えばいいんだね?」


もみじ「そうね。ってか知らん間にやたらイケメンオーラ出てるねこのはちゃん……」


▶一同は電話をかけ始めます


桃風香「分かった!凛空ちゃーん!」

ことり「あ、もしもし花恋、こういうわけなんだけどお願いできるかな」

このは「ゆーが君、今度はこういうことらしいんだけど、一緒にいってくれる?」


彼岸「も、もみじさん……?その、申し訳ないんですが一緒に行けないのであればどなたかご紹介いただけると……」


もみじ「知らん。忙しいからナンパしてこい」


彼岸「うう……。では関係者リストから適当に連絡してみます……」


棗「萩野、今回は俺の手伝いをしてくれないか?すまんがよろしく頼む」


▶もみじは頭を抱えます


もみじ「ん……?やっべ……ミスったか……?伊良原のマニュアル専門用語多すぎるのよねえ」

もみじ「ま、いいか、開いたし……。――2人ずつしか入れないから取り敢えずことりちゃんと花恋ちゃん。見に行ってくれる?ラノベ系は忘れずにね」


ことり「はい」


花恋「初手ですか……。正直コレを最初に行かせるのって人選ミスだと思うんですが」


ことり「とてもわかる」


――アイリスオンラインⅡ:決戦の間――


▶ことりと花恋が部屋の扉を開けると、ゲームの世界でした。何処かの搭のような場所の頂上で、人間の3倍くらいの大きさを持つ大剣を背負った人間のように見えるのが立っています。大剣を片手で軽々と振り回してきますね


花恋「ことりー!!!私運動得意じゃないんだよ!!死ぬ死ぬ死んじゃう!!」


ことり「待って私も得意ってほど得意じゃないーーー!!」


▶綾瀬花恋 逃走

 失敗

 失敗

▶大きく振り回した大剣がことりの学生服と花恋の巫女服を引きちぎります。かなりあられもない姿になってますね


花恋「うぅ……この服高いのにぃ……ことりぃ……」


ことり「運がなかった……。私たちには……」


▶部屋全体が光輝き、元の部屋に戻されます


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶満身創痍でボロボロで泣いてる2人に事情を聞きます


もみじ「ゲームの世界、ねえ……。うーん……。ま、生きて帰ってきたからこれは大丈夫ね。見た目もいい感じによくあるボロ絵程度だし何とかなるでしょ」


彼岸「ううん……、大丈夫なんでしょうかこれ」


もみじ「じゃあ順番に行ってきてちょうだい。彼岸さんは相手見つけてくるように」


このは「一番手がこれってどう考えても大丈夫なわけ……」

幽雅「さて、気合入れて行きましょうか。何処に行けるかわかりませんが」


彼岸「連絡はしましたよ……。多分もうそろそろ来るはず……」


弥生「もみじーヘタレそうなイケメンにナンパされたから釣られてやったー」


彼岸「ああ良かった……。これで1人で向かわずに済みそうです……。荒事は私にお任せ下さいね」


もみじ「は???ま、まあいいわ。呼ぶ人間考えろウスノロカスと言いたいけど……。私は寛大だから暴言程度で抑えておいてあげる」


棗「心配しに行かなくていいのか?」


秋夜「直視出来ないんだよ……」


――アイリスオンラインⅡ:触手の森――


▶彼岸と弥生が扉を開けると、やはりゲームの世界でした。緑とピンクが入り混じった蔦のようなものが大量にうねうねとしています。粘液がどろりと地面に落ち、四方を囲まれています。


弥生「うーんこの変態」


彼岸 「ひっ!?触手……!?うっ、うあっ、うえええっ……」


▶彼岸弥生 脱出術

 失敗

 成功

▶大量の触手が獲物を捕まえようと向かって来ますが、弥生は煙管を吹きかけその後扇で弾き飛ばします。彼岸はその隙に四肢を拘束され、動けない状態になっています


弥生「私が触手プレイされると児童ポルノ?とかいうのになるから代わりに頑張ってね。私はこの本読むから」


彼岸 「ひぃっ!?嫌だぁ!もう嫌だぁ!!うああああああ!!!!」


▶弥生は妖獣都市を彼岸にちらっと見せて、先にお祈りして帰っていきました。彼岸はその後、体感時間で2時間後に開放されました


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶弥生がすぐ戻ってきて、しばらくしてデロデロになってガチ泣きしてる彼岸が戻ってきます


彼岸「ひぐっ……。うぐっ……うっ……うええええええ……」


もみじ「うーんこの……。男になった分見苦しさがアップしすぎてキモいわね。そのねとっとした液体とか含めてちょっとキモすぎるから目に入らないところに行っててくれる?」


弥生「うん。キモい」


彼岸「無理……。もう無理ですよこれ……」


このは「ゆーが君と一緒なら、どこにいっても大丈夫だって信じてるよ」

幽雅「よし。今度こそ僕が役に立つのをお見せします」


――アイリスオンラインⅡ:決戦の間――


▶再び剣士が立っている空間でした。見るなり大きく振り回し、襲いかかってきますね


▶秋月幽雅 逃走

 失敗

 失敗 24ダメージ

▶ことり達と同じく服だけ切り刻まれます


幽雅「ぐぐぐ……。つ、強い……」


このは「に、逃げられない~……」

幽雅「やっぱり服だけ切られるんですね……」


▶部屋全体が光輝き、元の部屋に戻されます


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶やはりズタボロになって戻ってきます


もみじ「大丈夫?結構手痛くやられちゃったみたいね」


このは 「あんまり見ないで……。いや、見てもらった方がいいの、かな?」


幽雅「大丈夫ですか……?僕が不甲斐ないせいで……」


このは「ううん、ゆーが君は悪くないよ」


もみじ「じゃあ桃風香ちゃん。代わりに行ってきてね」


桃風香「分かった!」

凛空「程々にしてくださいね……。ほぼ一般人ですよ私……」


――アイリスオンラインⅡ:決戦の間――


▶やはり剣士が立っている空間でした。見るなり大きく振り回し、襲いかかってきますね


凛空「いやいや……。これ完全にことりお姉さん達の流れですよね……?私死ぬんじゃ……?」


▶桃風香 捜査[フラット]

 成功[運命変転]

▶幻影や身代わり、盾や撹乱などを活かして剣士の攻撃を躱しつつ、威嚇射撃などをしていますね


桃風香「ぜー……。はぁ……はぁ……」


凛空「すっごい……。ま、まあいいや。ヤケですよヤケ!桃風香ちゃん!時間稼いでくれてありがと!秋夜お兄さんの部屋にあったswitchを爆弾にしてみました!」


▶凛空は剣を床に突き刺して肩で息をしている剣士の足元にswitchをスライドさせ、起爆ボタンを押し、撃破しました。鎧の破片を凛空は拾います


桃風香「あうー……あんなに頑張ったのにぃ……」


凛空「いいじゃないですか……。今回も生きてるだけで丸儲けですよ」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶元気そうに凛空達が帰ってきます


もみじ「ということで、棗くん。傾向はわかったから死なない程度に行ってきてちょうだい」


棗「了解した」

彼岸「生き恥晒しても生きてる人だっているんですよ……」


秋夜「目のやり場に困るから、出番が来て助かった」

花恋「えっち!」


――アイリスオンラインⅡ:決戦の間――


▶同じ場所ですが、今度は剣士ではなく緑色のドラゴンが鎮座していますね。寝ていたようですが、君たちを見ると吠えて、火を噴き襲いかかってきます


棗「……いやいや」


秋夜「えぇ……。現実ですよねこれ……」


▶棗秋夜 妖怪知識

 成功

 成功

▶取り敢えず銃で撃ったりブーメランを投げたりしていると、尻尾だけすり抜けることに気づきます。

これはもしかして、と縦方向に曲芸撃ちをすると機械のようなものに当たり、ドラゴンが消滅しました。

後ろの方でテンプレの格好をした魔法使いが目を回しています。秋夜は何故か落ちていた鎧の破片を拾いました


棗「ふぅー……。ヒヤヒヤしたな」


秋夜「生き長らえましたね。ないよりマシですか」


棗「だな、とりあえず持って帰るか」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶秋夜達も元気に戻ってきます


もみじ「おっし。完全に傾向はわかったからちょっといじってみるわ。ペア変える?」


秋夜「いえ、精神安定的にこのままの方が……。女の子とペアはつらい……」


彼岸「変えてどうにかなる気がしないですしいいです……」


棗「俺ももう少しこのままで様子を見たいってのがあるな」


もみじ「おkおk。ちょっと部屋配置いじってみたからみんな頑張ってね」


――アイリスオンラインⅡ:サーバールーム――


▶ゲームっぽい世界ではなく、ただ前面に大量に液晶がある部屋でした。液晶には祈りを捧げていると思われる部屋や、女の子がたくさん映っています。

それを守るように機械の触手がうねうねとしていますね。警報アラームがうるさく鳴り響き、確実にことりと花恋を敵視しているのが入ってすぐ感じ取れました。


ことり「うげ、またこの展開」


花恋「ことりー!!!私逃げるのだめってさっきぃ……!」


ことり「いやごめん私も無理……」


▶ことり花恋 スポーツ

 失敗

 失敗

▶綾瀬花恋 正気度判定

 失敗[狂気表:普通と思い込むことによる現実逃避]

 成功

▶呆気なく機械に全身掴まれると、ローションや羽、ブラシなどで全力でくすぐってくるよ


花恋「ひゃははははははは……はぁ……はぁ……ひぃ……ことり……ふふふっ……なんとか……してよぉ……」


ことり「あひひひひ、イヤ、でもなんかちょっと慣れてふふっ……来たかも……?ぐっ、ふふふ……」


花恋「えっ……ことりのバカぁ……あははははは……ふぅ……はぁ……はやく……終わって……」


▶それなりの長い時間の後、お祈りした道具が時間切れで光って戻ることが出来ました


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶やたらボロボロで顔も上気させた2人が戻ってきます


花恋「はぁ……はぁ……酷い目に遭った……。痛いよりひどいわあれ」


ことり「いや、ごめんおかしくなってた……。慣れるってなにアレを……」


秋夜「やばい……凄いエロく見える……いやダメだ落ち着け俺」


もみじ「まあ完全にあれ企画モノだから仕方ないわよ。ほら、彼岸さん行きなさいな」


彼岸 「行きますか……」


弥生「何が出るかなー」


――アイリスオンラインⅡ:サーバールーム――


▶話に聞いていた先程と同じ部屋だな?と感じました。地面にまだ水たまりができていることからも間違いなさそうです。警報アラームが再び鳴り響き、襲いかかってきます


彼岸「これは……、また……」


弥生「早く私を守りなさいな」


彼岸 「同じ展開は嫌ですからね……!」


▶彼岸 反射

 成功

▶襲いかかってくる機械の触手を刀を円形に回して迎撃し、そのまま斬り伏せました


弥生「あら。私戻る用意をしていたんですが」


彼岸「桜刀『立枯』の錆になるがいい!」


弥生「きゃーかっこいいーーすてきー」


彼岸「少しはさっきの憂さ晴らしが出来ましたね……!いやあ良かった良かった、毎回荒事なら良いんですけどねえ」


弥生「知らないわよそんなの。――ほら、早く漁るわよ」


▶彼岸は見たことのない金属のようなものを見つけました。ゲームでしか見ることのなさそうな塊で置いてありますね


彼岸 「おっと、これでいいんでしょうかね……?」


弥生「まあこれくらいかしら。とっとと退散しないとね」


彼岸 「長居は無用です」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


もみじ「はい。どんどん行こうか。桃風香ちゃん準備できた?」


桃風香「出来たよー!」


凛空「もう行きたくないんですけど……、ダメですか?」


もみじ「ダメね。諦めて行っておいで」


――アイリスオンラインⅡ:島――


▶かなり日本的な風景だなと感じました。遠くに建物も見え、人が住んでいると感じました。近くに海があります。その近くで青いゲル状のやつがぴょんぴょん跳ねてますね。かなり異質に見えます


桃風香「凛空ちゃん、泳ごうー!」


凛空「いやいや……。先!あっち!!!危機感ないのか!!!」


▶北森 自炊

 成功 

▶桃風香はフライパンで叩きつけたり振り回したり生きたまま焼いたりしたよ


凛空「ちょちょちょっと待ってください……!嫌!!!これ完全に秋夜お兄さんのえっちなやつみたいにされるやつですよ!逃げましょう桃風香ちゃん!」


桃風香「おりゃー!」


凛空「えぇ……なんとかなるんですか……すごいですね……」


桃風香「料理は覚えとくと色々便利だよ!」


凛空「私料理できないですけど、それが料理じゃないのはわかりますよ……」


▶凛空は赤いゲル状のかけらのようなものを拾います


桃風香「さぁ凛空ちゃん泳ごう!」


凛空「絶対嫌です!!まず現在地もわかってないのに頭おかしいんですか……。ま、まあ?またこれたらいいですね」


桃風香「そ、そんなー……」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶元気そうに戻ってきます

▶幽雅 事故防止


もみじ「おっと。帰ってきたわね。このはちゃん行ってきてちょうだい」


このは「はいっ。頑張ろうね、ゆーが君」


幽雅「はい。今度こそお役に立って見せますね」

幽雅「よし。こっちのほうが良い気がします。このはさん。こっちですよ」


▶幽雅は手を引いて一緒に扉に入るよ


このは 「えへへ、ありがと!」


――アイリスオンラインⅡ:決戦の間――


▶今度は石で出来たとても大きなヒトガタが鎮座しています。ゴーレムのようですね


▶秋月 妖怪知識

 失敗 28ダメージ

[幽雅:庇う]

▶動かないかどうか確認しに近づくと、急に立ち上がり石の腕でくるくると回転させて殴りかかってきます。それを幽雅が身体を張って守ってくれますね


幽雅「あ、危ない!」


このは「ふぇっ?きゃあっ!?」


幽雅「僕が時間を稼ぎますから……体制を整えて逃げましょう!」


このは「ご、ごめんね……おねがい」


▶逃げながらなんとか態勢を整えていると、お祈りの時間切れで戻ってこれました


幽雅「ひかりましたか……。助かりましたね……、今度こそリベンジしたかったんですが」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


もみじ「大丈夫?またボロボロだけど」


このは「ちょっとだけ大丈夫じゃない……。おっかしいなぁ」


もみじ「よし。次棗くん。頑張ってね」


棗「おーらいー」

秋夜「よっしゃ!」


――アイリスオンラインⅡ:島――


▶やはりゲーム的な空間だと感じませんでした。その割には空中にくらげのようなものがふよふよと浮いていますね


棗「あれがくらむぼんってやつか」


秋夜「俺知りませんでしたよ……。ぷかぷか浮くんですね……くらげって」


▶棗秋夜 通常攻撃

 成功

 成功

▶あっという間に銃やブーメランで全部刈り取りました


棗「良いアシストだったぞ、サンキュー」


秋夜「俺も結構戦えるようになったなーってちょっと実感します」


▶秋夜は青いゲル状のものを拾ったところで、時間切れで戻されます


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


棗「しっかしなんだ、成果やら情報がしょっぱいな」


もみじ「うーんそうねえ……。マニュアルも見たいし、ちょっと体制を整えましょう。――女の子達はお着替えもしましょうか」


▶もみじは女性陣の服装を支給メイド軍服に着替えさせます


▶北森 自炊

 成功


もみじ「はぁ……。何があるかは知らないけど、その服、紅葉の支給品だからあんまり破かないでね。変身して破かれたらそっちの服が破かれてることになるし、高いのよそれ」


ことり「善処します」

花恋「うーんちょっと恥ずいなぁ……。何このフリフリ」


――アイリスオンラインⅡ:触手の森――


▶一部千切れているものもあるが、大多数がうねうねとしています。見るなり襲いかかってきますね


花恋「ことりー!!??実はわざとじゃないでしょうねぇ……!勘弁してよー!」


ことり「私だって来たかないわ!!!」


▶綾瀬花恋 回避判定

 失敗

 失敗

▶触手に足を取られコケてしまいます


花恋「ひゃっ!?嘘!?ちょ、ちょっと……、来ないで……!」


ことり「いやー無理!!!生理的に無理!!無理だって嫌だあああ!!」


花恋「あぁ神様仏様もみじ様……。早く返して……色々とまずい!身動き取れないんだって!」


ことり「お嫁に行けないとかそういうレベルじゃなくなるから……。いやほんと気持ち悪い……、やだあ……」


▶散々触手が楽しんだ頃、時間切れで戻されます


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶2人共ガチ泣きしてメイド服もボロボロにして戻ってきます


もみじ「うーん……。早速服が死んでるわね……」


ことり「これメンバーというより私がいる事自体がミスなのでは……?」


花恋「はぁ……、運が無いのはことりなのよ……お嫁にいけない……」


棗「――萩野からタオルとお茶の差し入れだそうだ。本人は少し忙しそうにしてるんで代わりに持ってきた」


弥生「帰ってくるなりトイレに駆け込んでいったわね。あのヘタレ」


もみじ「ことりちゃん達はお風呂に行ってらっしゃい……。秋夜くんが沸かしてくれてるはずだしね。――桃風香ちゃん、行っておいで」


桃風香「行ってくる!」


――アイリスオンラインⅡ:島――


▶今度は赤いゲル状のやつが跳ねてます。ホログラムなんじゃないか?というくらい景色から浮いています


桃風香「凛空ちゃん!」


▶桃風香は何処からか浮き輪を持ってきていますね


凛空「いやいやいや!!周り!周り!頭大丈夫……?」


▶桃風香 通常攻撃

 成功

▶浮き輪をふわっと上に投げて、赤いゲル状のやつを射撃で撃ち殺したよ


桃風香「あっちいけー!」


凛空「あっコレほっといてもなんとかなりますね……。遠くにいておこう……」


▶凛空は赤いゲル状のかけらを拾いました


桃風香「泳ぐぞー!」


凛空「やっぱり頭おかしいじゃん!!!私間違ってない……ここ死ぬ場所……」


桃風香「泳ごうとする度に……うー……」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


もみじ「うきわまで持っていったのに、その様子だと泳げなかったみたいね」


桃風香「変な赤いぶよぶよが泳ごうとすると邪魔してくる!」


凛空「え……?私がおかしいの……?」


彼岸「準備良し……。行きましょうか」


――アイリスオンラインⅡ:オークの集落――


▶辿り着いた途端かなり糞尿の匂いが全身に感じ、顔を顰める程です。緑で大きな豚のような生き物が斧を持って藁の建物からわらわらと出てきます。オークをリアルで見るとこういう感じなんだなぁと感じました


▶彼岸 武道

 ファンブル[何もなし]

▶鉄山靠や爪でそこそこ善戦しますが、数の暴力に負け捕まってしまいます


彼岸 「1対1ならまだしも!この数はッ!キツいですねぇっ!」


弥生「これは分が悪そうね……。私は先に帰っておくわ。せいぜい頑張って」


▶弥生は自力で帰っていきました


彼岸「――ま、ちょっ、離し……やめ、わた……おと……」


▶オークに散々乱暴されて意識がなくなった頃、自動で戻されます


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶物凄い臭い彼岸が戻ってきます


もみじ「弥生ちゃんが先帰ってきて察したけど大丈夫??色々と」


彼岸「死ぬかと思いましたよ………………」


弥生「よかったわね。乱暴されるの実はお好きって聞きましたわよ」


彼岸「私と同じ目に遭わない事を祈りますよ…………」


もみじ「ちなみに弥生が同じ目に遭ったらあなたの胴体と首は二度と同じ場所に収まることはないわ」


棗「おお、こわいこわい」


もみじ「秋夜くんは色々と目のやり場があるうちに行ってきなさいな」


秋夜「ウッス……」

棗「んじゃサクッと行くか」


――アイリスオンラインⅡ:決戦の間――


▶相変わらずゴーレムが鎮座していますね


棗「うーむ、相性が悪そうだな」

秋夜「これはちょっと……厳しいですね」


▶棗秋夜 通常攻撃

 失敗

 失敗 59ダメージ

[生命バリア]


秋夜「おわわわわっ……!やっばい死ぬ死ぬ」


棗「いやいやいやイテェんだけどあれぇっ!」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


もみじ「ダメだったか……。このはちゃん……、頑張って行っておいで」


このは「は~い。今度こそ大丈夫……うん」


幽雅「僕がいれば大丈夫……と言えないのが心苦しいですね」


――アイリスオンラインⅡ:島――


▶やはり赤いゲル状のやつが跳ねていますね。ARのように景色と同化してなさすぎて多少気持ち悪いくらいです


このは「あれ、海なの?なにここ……」


幽雅「さぁ……。でもあの赤いやつは危なそうですね……」


▶秋月幽雅 通常攻撃

 成功

 成功

▶特に危なげもなく赤いゲル状のやつを殲滅し、燃やしきって分裂すら阻止しました。幽雅は焼跡から青いゲル状の破片を拾いました


幽雅「今度こそ!って刃物が通らない……!」


このは「ええと……燃やしてみるね?」

このは「ふぁいあー!」


幽雅「このはさん……!ありがとうございます……!助かります」


このは「出来ないって言ったらゆーが君がっかりするんだもん……。頑張ったんだよ!」


幽雅「ありがとうございます……!やっぱりこのはさんは僕の英雄です!」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


もみじ「うーん……。マニュアルを何回見直しても、やっぱ紋章が1個バグってるぽいのよね……。どうも思った通りの場所に行けてないというか」

もみじ「桜、紫陽花、紅葉、柊のはずなんだけどなぁ」


棗「そうは言われても、こっちからしたら何のことやらって話だがな。どっかで認識のずれでも生まれてるのか」

彼岸「バグってるにも程がありますよ……。何処に繋がってるんですかこれ……」


もみじ「そもそも報告のゲームっぽいところにつながるってのがね。何年前の扉なのよこれみたいなとこあるし」

もみじ「――まあ、もうちょっと考えてみるわ。行く体勢整えておいて」


ことり「乱数調整だ!!!!!幽雅くん一緒に行こう!!」

幽雅「あ、はい。ことりお姉さんと一緒なの久しぶりですね」


ことり「そうねー」


花恋「乱数調整で私犠牲にするんじゃねー!!」


ことり 「いやほんとごめんて……。」


花恋「じゃあ私はこのえっと……、このはちゃんだっけ?一緒に行く?」

このは「いいの?よろしく~」


棗「大丈夫かこいつら」

彼岸「四季の扉なのに1つだけ梅雨の時期なのってどうなんですかね……?向日葵とかでいいじゃないですか……」


もみじ「えぇ……?まあやってみるわ……」

もみじ「紫陽花を向日葵に変更してっと……。おっ……?おお……!」


▶急に扉が光り始めます


もみじ「珍しく役に立ったわ。だいぶマシになってると思うから行っておいで」


――島―――


▶やはり、魔物に現実感がありません。ですが、今回は看板などもあり「小豆島」と書かれています。その上にバグのように銀色と赤と青のゲル状のやつが点滅しながら高速で動いていますね。本能的に殴るといいな!と理解出来ました


▶綾瀬幽雅 通常攻撃

 成功

 成功

▶かいしんのいちげき!幽雅は粉々になった明らかにポケGOのようなホログラムの亡骸から、銀色の破片を手に入れました


幽雅「ことりお姉さん!!そっち行きましたよ!」


ことり「OK!任せて!」


幽雅「流石ことりお姉さんですね!憧れます!」


ことり「いやあ照れるぜ!」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶ことりが元気そうに戻ってくると、花恋は露骨に憤慨します


もみじ「おろ。珍しく死にかけてないじゃない。やったわね」


ことり「しっかり調整できましたよ!乱数!」


花恋「は~(°~°)????キレそーーーーーwwwwwwwwwwww」


ことり「すまねえ……。私と花恋じゃ何かが合わねえようだ……」


花恋「そりゃあ人奪うようなやつとは合わないわよね」


ことり「いやその節は本当に申し訳ございませんでした……」


もみじ「じゃあこのはちゃんお願いね」


このは「それじゃあいこ~!おねーさん」

花恋「ま、いいわ……。子供ができれば優しい秋夜は私を捨てることも出来ないだろうし。――じゃあこのはちゃん行こうか」


――アイリスオンラインⅡ:触手の森――


▶相変わらず触手がうねうねしています。ただ、今回は確実にここがゲームの世界だなと感じることが出来ました。何故なら、自分の上の方にステータス画面が出ているからです


花恋「ちょちょちょっと待って待って。結局触手じゃない!!NGよNG……はぁ……」


このは「何か……うねうね、してるね?」


花恋「気を抜いたら絡め取られるわよ……。これ以上開発されたら戻れなくなっちゃう……」


▶秋月 通常攻撃

 成功

▶花恋 完全コピー[枯尾花] 通常攻撃

 成功

▶触手を花恋は舞うように回転しながら、炎をエンチャントした刀で全て燃やし尽くし、根本から切り刻みました


花恋「うーん仕方ない!踊るから時間稼いで!」


このは「はい!多分近寄らなければいいよね……!燃えろ~!」


花恋「よっしゃ来た来た! 舞い散れ『刃桜』!朽ちよ『赤鰯』!」


▶花恋は触手の蔦を拾いました


このは「う、うわぁ……おねーさんってすごいんだね」


花恋「ゲームってわかればなんのことはないわ。よくよく見れば機械的にやってきたし」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


花恋「どんなもんよ!――時間かかるけどこのはちゃんだって真似出来るのよ」


このは「えぇ!?何ができるんですか?このはが学んだこと全部……?すごいなぁ~」


花恋「ふふふ……!みんな褒めてくれないからもっと褒めてくれてもいいのよ!」


もみじ「年下相手にいばるな……」

もみじ「それにしても……、ひどいめに合う人って決まってるのかしらねえ。ねえ?」


彼岸 「そうですよ!なんで私がこんな目に遭わなきゃいけないんですか!こんな身体になってまで!もう少し晴れやかな気分でいたいんですよ!向日葵!向日葵ですよ!夏は向日葵に白いワンピース!あと麦わら帽子ですよ!」


弥生「秋夜のやつが私に着せてきたのはそういう理由だったのね……」


花恋「そんなことしてたの……?」


もみじ「紅葉に勤務してるとお金だけは余るものねえ……。使う暇がないだけだけど」


――サーバールーム――


▶再び来ましたが、やはりゲーム世界ではなさそうだな、と感じました。周りを見ても監視カメラなのでは?と思いましたが、この部屋がなんの部屋なのかはわかりませんでした。周りを見渡すと、警備カメラのようなものが熱線を出しているのに気づきました。壁が溶けていることから、当たるとやばそうですね


▶彼岸 通常攻撃

 成功

▶木端微塵にすり抜け砕いた後、弥生は青く光る金属を回収しました


弥生「そことそこ、あそこにもあるわ。蹴って頂戴」


彼岸「これですね……!」


弥生「ふぅ。おしまいおしまい。素材回収よ。天鱗出してね」


彼岸「天……?ま、まあいいですけど……」

彼岸「よっと……、これでいいんでしょうか……。いいですよね、頑張ってますよね私……」


弥生「初めてじゃない?まともになんとかなったの」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


もみじ「お疲れ様。おおう……。オリハルコンじゃない………、極秘資料でしか見たことないわよこれ」


彼岸「まあ、良いならいいんですけどね……」


弥生「これ、見覚えあるわ」


もみじ「へぇ……、後で報告して頂戴。――それはともかく、桃風香ちゃん、頼んだ」


桃風香「ごー!」

凛空「もうやだ……」


――小豆島――


▶王冠をかぶった大きい青いゲル状のやつがぼよんぼよんしていますね。バグのように点滅しており、現実感がある場所とのギャップがすごいです


桃風香「今度こそ泳げるはず!」


凛空「いやいやいや!!あれ!なんかやばいのいるから!あれ!!」


▶北森 通常攻撃

 成功

▶王冠のやつをおたまで粉砕します。凛空は溜息をついて王冠を拾いました


桃風香「泳ぎたいんだから邪魔しないでー!」


凛空「この私の必要性のなさ……」


桃風香「凛空ちゃん……。今度泳ぎに行こうね……」


凛空「やっと諦めたんですか……」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


もみじ「お疲れ様。妙にしょんぼりしてるわね」


桃風香「世界がダメって言ってる……、みたいなことをテレビで言ってたから、たぶんそうなんだと思う!」


もみじ「ああそう……」


凛空「ちょっと頭のネジ飛んでないですか……?もしかしてわざとやってません?」


もみじ「狙ってるぶりっ子なわけじゃなくて元気印に見せかけたただのアホの子だから安心して。――さて、棗くんがんばてら」


棗「ほいさ」

秋夜「今日はちょっと俺には刺激が強すぎる……目の保養が凄い」


――アイリスオンラインⅡ:決戦の間――


▶ステータス画面が表示されており、自分の使える技などが書かれていますね。ここがゲームの世界なんだなと理解することが出来ました。相変わらずゴーレムが鎮座していますね


棗「さっき見た」

秋夜「なんとなく知ってた」


▶棗秋夜 通常攻撃

 成功

 成功

▶関節部分だけ的確に射ったり刻んだりして動けなくなったところを袋叩きにしました


棗「同じヘマをしてらんないのさ、これがなっ!」


秋夜「あーあぶねー!!特訓しててよかったぁ……!」


棗「なんとなく、だがプロティンより合わせやすい気がするな……。お前はよく他人を観察できるんだな」


秋夜「所詮陰キャなんで……」


棗「そう卑下するな。それが長所になるってこともある」


秋夜「助かります」


▶秋夜はゴーレムの死骸から自分の3倍程の長さの大剣を拾いました


秋夜「でもこのゴーレムの動きパターン……、やっぱ見覚えあるんだよな」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


もみじ「こいつらはハプニングがないわね。精々怪我程度で」

もみじ「ふぅ……。もうちょい調整してみるわ。マニュアルが役に立ってるかよくわかんないから、位置が悪いのかもしれないし。色々するなら今のうちにね」


彼岸「私は続行で」


ことり「よーしおいで凛空ちゃん!」


凛空「子どもを取っ替え引っ替えするプレイガールことりお姉さん」


花恋「うわぁ……」


ことり「考えてみればここ子ども多いな?」

秋夜「――――――うーん…………」


幽雅「ドンマイです秋夜お兄さん」


ことり「いやまあべつに子どもだけを狙っているわけじゃないんですよ!!」


彼岸「負けてられませんね、いずれはこの刀を持つにふさわしい人間に……」

棗「意気込んでるならその勢いで行ってきてくれ。そういう勢いが実りになるかもしれんしな」


▶その時、カチッと音がして紋章が更に輝きを強くします


もみじ「おっ!行けたわ!」

もみじ「きちんとハマったわよ!これで、本来の力を取り戻したはず……!ということで行って来い犠牲者1号」


ことり「犠牲者かあ……」


――小豆島――


▶綺麗な海岸に、どろどろに溶けた緑の怪物がゆったりと歩いていますね。大禍時と全く同じで気味が悪いくらいです。処々バグのように点滅しているのも不気味さと見覚えに拍車をかけています


▶綾瀬 通常攻撃

 成功[黒板の引っかき音]

▶足が溶けてないので気持ち悪い動きで近づいてきますが、いつもの決めポーズを取って引き撃ちで倒しきります。凛空は残骸から赤いゲル状の破片を拾いました


凛空「流石に何回もキーキー音させるのは勘弁してください……。私苦手なんですよぉ……」


ことり「私だってやりたかないさ……」


凛空「まあ被害もなくてよかったです。胸を張って戻れますね」


ことり「そう、だね。いやそうかなあ……」


――サーバールーム――


▶捕まると危なそうな椅子が自律移動しています。電気がバチバチと迸り、色々細いものがうようよとしています。よくよく液晶を見ると、1つは桜島の火山を映しているのがわかります。


彼岸 「怪異を……、怪異を斬らなきゃ……」


弥生「うわこわ……。ネタ被りもひどいし、そもそも羅刹だろうあれは」


彼岸「違う……、そうじゃない……、ううん……」


弥生「人間の領域を超えると心を失うぞヘタレ。その刀は人の身には余る。何処から拾ったんだそのけったいなブツは」


彼岸「武器に頼ってると見失う……、ってことですか……。しっかりしないといけませんね」


弥生「文化も知識幅も広い今を生きてる人間風情がまともな思考くらい出来て当然だ。オカルトを否定したいのなら全部否定してみせろ」


▶彼岸 通常攻撃

 失敗

▶椅子にフィットするように捕まり、両手両足をカチッと固定され、大量の電気が流れます


彼岸「しまっ……うああああっ!?」


弥生「言わんこっちゃない。一人用で助かったわね……。また会いましょう」


▶やれやれと言った顔をして、弥生は先に戻っていきました


彼岸「ああああああ!もう嫌だぁ!全部殺す!殺してやる!うあああ!」


▶身体中が弛緩し人間としての尊厳と開発が終わった頃、自動で戻されます


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶色々垂れ流して戻ってくると、一同から距離を置かれます


もみじ「お疲れ様。今度はなんだったの?」


彼岸 「電気ですよ……」


弥生「衆道も悪くないと自覚したみたいよ?」


もみじ「えぇ……。ことりちゃん達はどう?」


凛空「ええと……、見覚えのある緑のやつがいました」


もみじ「大禍時か……。小豆島といい、あそこになにかあるのかしら?」

もみじ「考えるのは私の仕事じゃないわね……。じゃあこのはちゃんに桃風香ちゃん、行ってらっしゃい」


このは「えぇ……、さすがにちょっと怖いかも。ちょっとはましなところ……!」

花恋「そうだといいなぁ……」


桃風香「任せて!ゆーがくん!行こっ!」

幽雅「ええ。無理のないものだといいですね」


――サーバールーム――


▶先程と同じ電気椅子が自律移動していますね。先程と違って大量に水たまりが出来ています


桃風香「こっちだよ!」

幽雅「守られてばかりなのもかっこ悪いですね……!おりゃあ!」


▶桃風香このは幽雅 通常攻撃

 失敗

 失敗

 成功

▶死角から真っ二つに叩き斬りました。残骸から桃風香は見覚えのない金属を拾いました


幽雅「やった……」


桃風香「ゆーがくんすっごーい!」

桃風香「ゆーがくん!こんなの落ちてたよー!」


幽雅「お手柄ですね。帰りましょう!」


桃風香「うん!」


――小豆島――


▶緑色の怪物が溶けて、銀色に変色していますね。溶けて液体になったからかかなり動きが素早いです


花恋「はええ……」


このは 「あれ?また海だ。でもなんか見た事ないのがいる」

棗「――何となく見覚えがある気がするな、あれ」


秋夜「ほら、ドラゴンを倒すやつの……」

花恋「あれははぐれゴホンゴホンじゃないかしら……。でも元知ってるから違うか……」


▶花恋 完全コピー[千和幽雅]

▶秋月花恋 通常攻撃

 成功

 成功

▶逃げる怪物を追い回すように動かなくなるまで叩いたよ


花恋「こういうときは……、追い込んで!」

棗「追い込むっ!頼んだ!」

このは「追い込んで……!魔法で殴る!」


秋夜「よっしゃ来た!暗夜のいざない……その生命、貰い受ける!秘技!闇刈り!」

花恋「更にキタコレ!どうやって撃ってるかわかんないけど……クロスアサルト!」


▶花恋は残骸から赤く輝くコアのようなものを拾いました


このは「ほあ~、みんなの真似ができるってやっぱりすごい」


花恋「ドヤァ……!」


秋夜「めっちゃニンジャオーラ出てたな!アサシン感あるわコレ」

棗「テレレレッテテッテー」

棗「ああ、和風RPGって感じだったな」


花恋「ちょっと、私は?」


秋夜「ああ、花恋はいつも凄いよ」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


もみじ「11はショックだったわ……、色々と」


棗「そうなのか」


もみじ「展開がね……。まだ途中だけど。――で、珍しいことに扉そのものに悪鬼が出たのよ。入っても悪鬼、入らなくても悪鬼っていうのはかなり珍しくてね」


棗「ん?あ、ああそうだな、どうするのか聞こうと思ってたところだ」

彼岸「悪鬼ですか……?今までのは?」


もみじ「よくわからないのよね……。扉そのものに悪鬼が出来るような何かがあったってことかしら……?――白色だし、白!?ま、まあ紫じゃないしなんとかなるでしょう。突入メンバーはこっちで決めるわ。残りは失敗した時に死人を出さない為の後詰めね」

もみじ「――そこの左の子から、そこまで。この悪鬼、残りは私と一緒に後詰めよ。役割分担終了!」


彼岸「悪鬼……斬る……敵は斬らなきゃ……全部、全部、全部殺さなきゃ…!」


もみじ「この厨二病は後で個人的にしばいておくから。弥生の言ったとおり刀如きに負けてるわね。プリウス村正ですらないのに負けるなっての」


弥生「私の時代の人間のほうがメンタルはあるかもしれないわね……」


▶北森 自炊

 成功


棗「ごちそうさん。それじゃやるとしますか」

桃風香「目印書いてー、よし!」

このは「楽だといいけど……そうはいかないよね。よし」


もみじ「じゃあ、命運を祈る っていうとかっこいいわよね。行ってらっしゃい」


▶一同が悪鬼に入ると、弥生が話しかけてきます


弥生「それで?私はともかく、残した人員に意図があるはずよねえもみじ」


もみじ「バレてたか……。多分あの扉、ワープゾーンよ」


花恋「ワープ……?こんな古臭い扉が?」


もみじ「ええ。それも今起きている事件のある場所に自動で飛ぶようね。この辺は秋伍さんが知ってるのに黙ってた、というのもあるわ。四季華族の影響力ってのは多分日本中にあったってのも間違いじゃないわね」


秋夜「じいちゃんが?!まあ、剣道でも勝ったことないしわからなくもないけど……。」


もみじ「それを封印せざるを得ない何かがあの時あったとは思うんだけど……そこじゃないわ。本質は行った場所に何かが起きてるってこと」


幽雅「ゲームの中が3種類と、小豆島と、謎の機械の場所……ですよね」


もみじ「後ろ2つは多分私達関係ない場所で、そこの場所の夜叉がなんとかしてくれるはずだけど……、ゲームはほぼうちだわ」


弥生「根拠はあるのか?」


秋夜「ある……!あれ、多分アイリスオンラインのゲームだな。女の子にえっちなことが出来るMMOで発展してるから……道理で見覚えがあると」

花恋「そんな目的でやってたの……?」


もみじ「まあ、恐らくあの悪鬼はサーバーだと思うわ。なんとかはしてくれると思うけど、秋伍さんに問いただす必要はある」


秋夜「じいちゃんがそんな簡単に喋ってくれるわけ……!?そうか、だから俺残したのか」

花恋「そうそう……ってまさか」


もみじ「さ、裏ボスを倒しに行くわよ。こんだけいればちょっとは喋ってくれるでしょ」


弥生「私はお茶してゆっくり待ってるからなー」

凛空「私も!!!私も絶対行かないですから!!!」


――某所:アイリスオンラインサーバー室――


▶悪鬼の中に何故かサーバー室が置いてあるよ。機械にはテープで『アイリスオンラインⅡ』と書かれており、人工的に誰かが置いたようですね。サーバーには現代的な銃やチェーンソーなどが仕掛けのように取り付けられています。警報アラームがなったことで、機械の腕が動き出しはじめます


棗「さてと、いっちょやるか」


[不意打ち]

▶棗 高速回復薬 妖怪知識で判定 通常攻撃

 失敗

 成功 11ダメージ

[ターゲット指定(精神。通常攻撃)]ことり彼岸

▶ことり彼岸 回避判定

 失敗 精神40ダメージ

 成功

[ことり:オンリーイベントカタログ]

▶足首を掴んで、ひっくり返してスカートを丸見えにしながら、服を破りながらストリップショーのように剥いていきます。その動きで肉盾にもしているようですね


棗「一筋縄じゃいかなそうだな」

彼岸「チッ!なかなかに面倒臭い攻撃をしますね!」


▶彼岸 下着 剛招ビート 通常攻撃

 失敗


▶このは 晴嵐 タイムエッジ[バーサック[手札補強]]

 68ダメージ


▶桃風香 時の円盤刃

 78ダメージ


▶ことり 手投げ爆弾

 97ダメージ


彼岸「機械だろうとなんだろうと!ただ斬るのみッ!」


▶爆発の隙を縫ってことりは羞恥攻めから脱出するよ


棗「出来ることが無いな。休むか」


ことり「働かざる者食うべからず」


棗「まぁそう言われても何もできないワケダ、これがな」

彼岸「チッ……、仕方ありませんか。――後は任せましたよ?」


ことり「おーーーい!キャラ変わってますよーーー」


▶このは タイムエッジ[バーサック[手札補強]]

 78ダメージ


▶桃風香 時の円盤刃

 54ダメージ


▶ことり 手投げ爆弾

 102ダメージ

▶ことりはグレネードランチャーを構えてサーバーが動かなくなるまで打ち込みました


ことり「よーしいくぞ!珍しく鉄砲じゃないぞ!」

ことり「ふう、珍しく活躍したように見せられたぜ……」


棗「ん、お疲れさん。帰るか」

このは「相性って、大事だねぇ~」


▶サーバーから変な音を出していますね。爆発しそうです


棗「ふむ。まずそうな展開だな、北森。足りんとは思うがもしかしたら補助を頼むかもしれん、使ってくれ」

このは「このはからもお願いするね」

桃風香「よし、元気出てきた!このはちゃんありがとー!」


▶ことり 元リンク[的確な指示][フラット]

 成功[運命変転]

▶どうやら、会社で製造されているもののようでした。調べた後、粉々になるまでグレネードランチャーを打ち込み形跡もなくなりました


棗「よし、急いで帰るぞ」


――萩野神社:春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ――


▶戻ってくると、何故かもみじ以外もボロボロになってます


もみじ「お疲れ様。扉の奥地のボスボコったらこんなものを見つけたわよ」


花恋「死ぬ……死ぬ……」

秋夜「もう無理……なんだあれ……」

幽雅「もみじさん……!やっぱり凄い……!僕も、あれくらいの力を……!」


棗「なんだ、それは?」


もみじ「褒めても何も出ないわよ。――当人が言うには見るやつが見ればわかるんだとさ」


▶棗 考古学[フラット]

 成功[運命変転]

▶綾瀬 客観視

 成功[フラット]

▶秋月 民俗学

 成功

▶そう言ってもみじが渡して来たのは歯車でした。200年前に製造されたものと思われます。紋章がついていますね。

秋夜によると、書物に時間潮流に関係する紋章で、向日葵の紋章で、時間潮流をするには紫陽花とは別のものを使わないといけないこと。

そして、四季華族それぞれが持っているが、椿と榎屋は破損している為、今は実質2つしか残っていないであろうこと

ことりはその歯車に見覚えがありました。それはパソコン室で見かけた男が使っていたからです


彼岸 「なんでしょうかね、それ……。ぜぇ……、ぜぇ……。げほっ、げほっ……」


もみじ「さて、その歯車は弥生ちゃんに渡しておくわ。これは報告にあった男を追うのに必要なものでしょうからね」


棗「そういえばいたな、そんなやつも」


もみじ「何故か繋がってる悪鬼のアイリスオンラインⅡのサーバー室から逆探知をかけてみる。白い悪鬼が消えない理由も調べないといけないしね。――この面倒くさい茶番をお終いにするわよ」


桃風香「終わっちゃうんだね……」


幽雅「終わるのは良いことですよ。こういうのは仕事がない方が幸せなのです」


桃風香「うん……」

凛空「悪いことはないほうがいいのでは……?やっぱり桃風香ちゃんてガイ……」


花恋「はいはいストーップストーップ」


棗「悪さをしてるやつをとっちめるだけさ、終わるものはあっても変わるものは少ないだろうさ」


ことり「さあて帰ろう!今日も疲れた!」


秋夜「もう反抗期は俺には二度と訪れない……」

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