ミドルフェイズ:RHOシーンPC1「全てを失った日」

GM:アナタは昔、なんでもない支部に所属していた。特に思い深い人物が二人浮かぶだろう。

ノースモーク:「出撃だ二人とも! ハンカチは持ったか? ティッシュは? 懐中電灯は持ったか?」

GM:あなたの先輩エージェント"ノースモークは"やたら細かく心配してくる、してくれる優しい人物だった

輝:「先輩、ピクニックじゃないんですから。これは任務なのに。調子でないな」

赤城俊也:「まあまあ輝、先輩がこうなのはいつものことだからね。そんなんじゃ毎回調子落としちゃうよ」

輝:「まあそうだよね。じゃあ今回もいつもの作戦でいいですよね先輩、僕が前でるんで俊也と先輩は後衛で」

赤城俊也:「うんそれでいいよ」

ノースモーク:「いつものだからって油断するなよ! 相手をよく観察して粘り強く突ける隙を考えるんだ!」

輝:「わかってますよ。敵を知るにはまずは情報ですからね? どんなシンドロームでどんな攻撃をしてくるのか。知っておかないともしもの時に対処ができないですからね」

ノースモーク:「斥候班の言うにはバロールのエフェクトを使ってくるらしい。突然動けなくなる重力負荷に気を付けろ。あと移動されることや、攻撃を止めてくるとか……」

赤城俊也:「今回はバロールかぁ。もしかすると後衛の僕たちにまで被害でるかもね。輝、ちゃんと前線で守ってくれよな」

輝:「あぁ。任せてよ。」拳を合わせる 

ノースモーク:「バーカ、俺達も来栖を守るんだよ!」

 と二人の拳を解いて赤木の拳を引っ張り合わせます。

輝:「じゃあいきましょう」

ノースモーク:「ハンカチは(以下略

輝:「もういいです」

俊也:「もういいです」

GM:というわけでFHのバロール使いと相対します。

 敵は足で接敵し素手で殴ってきますね

輝:「ぐッ、やっぱ重力を操ってくる分一撃が重たいな。しかも攻撃が的確だ」

GM:バロール使いによる一発一発の攻撃は的確にダメージを与え、そして攻撃が当たるたびに自分の体が重くなっているように感じます。

俊也:「輝! くっそ! なんで僕の攻撃は容易く弾かれるんだよ」

ノースモーク:「恐れるな赤木! 撃って当てるだけでも充分有効打になる!」

GM:と言ってノースモークはブラム=ストーカーの血毒を混ぜ大きな風を巻き起こし、それは来栖だけを避け敵に必中します。バロール使いは毒が効いてしまい、動きに機敏さが無くなります

輝:「! 今だ、食らえ!」

俊也:「今なら僕も!」ライフルを輝に当てないように正確な射撃

GM:それは敵に対してとてつもない決定打となりました。見る見る体は後方へ吹き飛んでいき、地面へと倒れていく……あなた方は勝利を確信したことでしょう。

輝:「よし! やったぞ!」

俊也:「輝やったな!」ハイタッチの構え

輝:「おう。先輩ナイスアシストです。先輩の毒がなかったら倒せませんでしたよ」

GM:ノースモークは二人の頭を掴んでごっつんこさせます。

ノースモーク:「バカ! 相手はオーヴァードだぞ! リザレクトしてくるかもしれないんだ! やったかどうか確認しろ!」

GM:そう忠告し説教するノースモークの後ろに、確かに人物が居ました。バロール使いの姿が そしてそれを見たのを最後、あなたは意識を失います……


GM:気が付けば来栖輝はベッドの上、数々の包帯に巻かれながら寝かされていました。

???:「ぉお! 起きた!? 起きた起きた!」

GM:見知らぬ顔の人物があなたの回復を喜んでいます。

輝:「君は..誰? 先輩や...俊也!」ガバって起きて隣のベッドをみる

GM:隣には真っ黒に焦げた人間だったものが寝かされています。その隣にも、隣の隣も、あなた以外全て

輝:「せんぱい? ...しゅんや? なんで!? なんでだよ! うぉぉぉぉぉぉぉおぉ」号泣

???:「わー落ち着いて落ち着いて! 君は助かったんだ。一番傷が軽そうだったから、病院に行けばなんとかなると思って……でもUGN支部が姿も形も無くなってて……町全体も炎が止まらなくて……なんとかゼノスの病院に受け入れてもらったんだよ」

GM:そう言ってしばらく見知らぬ人物は来栖輝が泣き終わるまで付き合ってくれます。

???:「落ち着いた?名前言える?」

来栖 輝:「あ、あぁ取り乱してしまった。僕は来栖輝。一応助けてくれてありがとう」

フリースイッチ:「わたしはUGNエージェントのフリースイッチ!  私にできることがあるならなんでも協力しよう!」

GM:握手しようとしてきます。

輝:警戒 なぜか信頼できない

 自分の中のレネゲイドが反応する。危険感知には鈍いはずなのに

GM:そしてあなたは思い浮かべるでしょう。最後に戦ったバロール使いのFHエージェントを。

 しかし記憶が朧気でハッキリと思い出せません。確かジャージを着ていて、黒めの茶髪、水色の瞳だったような……

フリースイッチ:「あれ? もしかしてハグ派だった?」

 フリースイッチは瞳を輝かせてそう言いました。

輝:「いやそうじゃなくてですね。すいません握手はまたいつか」

フリースイッチ:「さてはキミ、シャイボーイだな~?」

GM:と言われていると突然扉が開き、紫色の服を着て髪の毛を輝かせる不思議な風貌の人物が現れます。

エラ:「大きな声を出すな。傷が治ったのならさっさと出て行ってくれないか。ここはゼノスが支配してる病院なんでね。長居は許さん。UGNもFHも関係ない。ケガ人を見たら医者は治したがるさ。だが自由は許さん。プランナーに忠誠を誓うのなら話は別だがな……」

フリースイッチ:「いやいや、出ていかせるなんてひどいや! 外の状況を見てわかっているのかい?」

エラ:「ベッドの数が足りてないんだよっ!」

GM:そう言い残しその人物は大きな音を立てながら扉は閉め、行ってしまいました……

輝:「そう..ですよね。僕が邪魔しちゃ悪いですね」ベッドから立ち上がります

 だが体が膝から崩れる「うわっと」

フリースイッチ:「キミは充分邪魔者だよ。だからしっかり治さなきゃ、ね!」

GM:フリースイッチは来栖の体をベッドへと戻そうとしていきます。

フリースイッチ:「体が治ったら、是非とも人数不足の即応部隊に来ておいで! 何かあったらすぐ任務、移動、戦闘!」

GM:そう言ってフリースイッチは電話番号を紙に書き残し……

フリースイッチ:「君は君の自由に従っていいんだよ」

GM:そう言い残してこの場を去ります……

輝:「え? ちょっと! 行ってしまった...UGN即応部隊? なんだかよくわからないが僕があのバロール使いを倒すためにもここで力をつけるのはいい事、だよね。先輩。俊也。絶対仇は討つからな、見ててくれよ」

GM:RHOを貼り付けます。


【PC1RHO】

ロイス:フリースイッチ

推奨感情:執着 / 猜疑心

あなたは過去においてフリースイッチに助けられた。

しかしあなたはフリースイッチを疑っている。

あなたは過去にFHのバロール使いと戦った。

仲間と共に追い詰め、止めを刺せるはずだった。

だか隙を突かれて攻撃を受けてしまい、アナタの意識は途絶え、目覚めた時はベットの上だった。

目の前には知らない顔。それがフリースイッチだった。

フリースイッチ曰く彼はあなたの危機的状況を助け、近くの病院に運んでくれたという。

病院はゼノスの支配下だったが、ゼノス所属のレネゲイドビーイングは許してくれたのだ。

しかし病院を出ると街が炎に包まれ崩壊していた。

多くの一般人も死んでしまっただろう。

事後報告によると、あなたの仲間は上司も先輩も後輩も全て、居なくなってしまった。

そこから後日、フリースイッチに誘われてあなたはUGNの即応部隊に加わった。

フリースイッチ、彼の怪しげな言動をそのまま放っておくことはできない。

記憶はおぼろげだが、自分の気を失わせたバロール使いはフリースイッチに思えた。

ならばフリースイッチはFHのエージェント。UGNに入り込んだスパイだろう。

自分はUGNだと確信を持って言えるが、PC2はわからない。

もしかしたらPC2もFHなのかもしれない。

けれど、この疑いはPC2にもフリースイッチにも言えずじまいだ。

どのタイミングで言うべきか。しかるべき時はあるのか。

そもそも曖昧な記憶を当てにしていいのか。

自分は本当にフリースイッチと戦ったのだろうか? 自問自答しても答えは出ない。

このことは誰かに相談したほうがいいだろう。PC2に直接聞くのもいいだろう。

あの病院で出会ったゼノスのレネゲイドビーイングでもいい。

あなたはこの秘密を公開しなければならない。いつか、必ず、絶対に。


エラ:「ああ、覚えてるとも。フリースイッチがゼノスの病院に来栖輝を背負ってきたことを、私は覚えている。その時、私はフリースイッチのことをFHだと思っていた。人の又聞きだがな。だから運ばれたお前もFH、そう記憶していたが……違うと言いたいのだな?」

輝:「待ってくれ! 隊長がFH!?」

エラ:「又聞きだ。そんなに込み入って調べたわけじゃない。だから今のフリースイッチがUGNかFHなのかは、私も存ぜぬ情報だ」

輝:「隊長はUGNとして今まで一年間一緒にいた。完全に信じてるわけではないが、信頼はしてる」

エラ:「信頼と現実は合致しない。そもお前が信頼している口に発する時点で、何も信頼感は生まれん。お前達がUGNであれば、FHは敵にとなる。友好的なFHも居るにはいるが……だが、フリースイッチがUGNかFHかをわからせる方法がある」

輝:「それはなんだ?」

エラ:「フリースイッチがFHに所属していたのなら、FH内部を詳しく知っている人物が、奴の素性も知っているだろう。UGNに所属しているのなら、奴の経歴を詳しく知る人物がUGNに居るはずだ。俺はそんな人物の連絡先を知っている。UGNに詳しい人物、FHに詳しい人物、どっちにする?」

輝:「二人共か?」

エラ:「まあ両方から聞き出いだろうから、片方先に聞きたい奴だけ言え」

輝:「なら先にUGNに詳しいやつだ。そっちの方が信用できる情報だ」

GM:ではエラは端末に番号を打ち付け、画面共有状態で通話ボタンを押し、端末を貴方達に見せつけます。そこには電話相手の名前が書かれています。"霧谷雄吾"

琳:(あ……)隊長の上司さんだ、と その表現も今や合ってるかは分かりませんが

霧谷雄吾:「もしもし、霧谷です。エラさん。なにか用ですか?」

GM:霧谷雄吾の顔が映りながら会話が始められます。

輝:「どうも霧谷さん、来栖です」

霧谷雄吾:「来栖さん? もしかして……一年前から行方不明になってる……失礼、ご本人ですか?」

輝:「え!? はい、来栖輝、"領域外の生命"です。一年前から行方不明って、僕はずっとUGN即応部隊で活動してますけど」

霧谷雄吾:「即応部隊ですか。非公認部隊ながら現地様々な現地で活躍している、とは聞いてますが……。なにぶんどこに現れるかわからず、所属エージェントの情報も断片的なものしか無くて……私も把握してない部隊です」

輝:「え? そうなのですか? 隊員は僕と舞風琳。そして隊長はフリースイッチって言います」

霧谷雄吾:「舞風琳……? ええと……あ、ローザさん、助かります。クロスグレイ出身の行方不明なチルドレン……ついさっき情報追記手続きが来て信憑性の確認をしていたところです。それと……あ、ローザさんありがとうごさいます」

GM:情報項目①が解放されます。


①「フリースイッチ」

本名無記載。UGNエージェント。シンドロームはバロールのピュアブリード。

全国各地を駆け回り任務を引き受ける流浪の即応部隊リーダー。古株UGNエージェント。

戦闘では重力を操作し肉体と素手で戦う接近戦型。


霧谷雄吾:「フリースイッチ……古株? はい、ローザさんなんでしょうか……ハッカーの捏造? なるほど、古株のエージェントならさすがに私の記憶しているはずですし……このよう誤った情報は削除したほうがよさそうですね」

琳:(嫌な予感がするなぁと聞いてます)

 「わたしたち……何者に連れまわされていたんですか……?」小さく、ちいさく

輝:「霧谷さん、フリースイッチはUGNじゃないんですね?」

霧谷雄吾:「ええ、今までの情報をまとめると、そうだと断言できます」

輝:「そうですか、わかりました。ありがとうございます」

霧谷雄吾:「えーと、私から答えられることは以上でしょうか? まだ無理をすれば16分ぐらいは……」

輝:「いやもう大丈夫です」

琳:気が抜けたようにぺたんと座り込んで「何だか……すごいふわふわした立ち位置だったんですね……わたしたち……」

輝:「あぁそうだな。俺らってこの一年間なにやってんだろうな」

霧谷雄吾:「では私からこれで……お二人ともご無事でなによりでした。諸事情の方はまたお願いします」

GM:電話が切れました。

琳:切れて、少し静かになって「ほんとですよね、せん……」ぱい、って言おうとして、はっとして口をつぐみます。さっきの(RHOの)話を聞いてたら、なんとなく、先輩って呼んじゃいけない気がして。

輝:「? どうした琳?」

琳:「せん、ぱい、は……もしかして、『先輩』って呼ばれるの、つらかったですか? その、辛かったことを、思い出しちゃうかなって、思って……」

輝:「....(頭ポンポン)ありがとうな、琳。やっぱ琳は優しいな」

琳:「いえ……ううん、そう思ってくれたなら、わたしも、うれしいです」ちょっとだけ涙目で

 「わたしは、お話にあったおふたりの代わりには、なれないけど……でも、今度はわたしが……わたしが、輝先輩の、そばにいますから」

 Sロイス指定を添えて

 (ロイスの感情、)ポジティブの内容も変更します 尊敬→信頼へ

エラ:「さて、次はFHに詳しい人物だな」

GM:と言ってエラは端末を取り上げて、番号を押し、通話をかけます。

 そして端末には誰へ電話したか名前が表示されることでしょう。"都築京香"

琳:エラさんのこの情報網なに……なんなの……(

輝:怖 この情報網やべえよ、こいつ何者だよ

プランナー:『留守番電話サービスです。ただいまプランナーこと都築京香は、電話に出ることができません。しかしこの時間帯にかけてくるのはエラ、貴方ぐらいでしょう。フリースイッチですか……自由気ままを体現し、しすぎたゆえに、誰も近づかない。孤独なFHエージェントでしたね。道端を踊り通る道化師みたいな方でした。ゆえにその本性は中々読ませてくれませんよ』

琳:『FHエージェントでしたね』にびくっとしますかね 確定しちゃったなぁと

輝:「まさかUGNと思ってた人がFHだったとはな」

プランナー:『ではお気を付けて"ワードピック"。フリースイッチの自由と不自由、その二つに惑わされないように……桜井博士をよろしくお願いします。もしこれ以外に言いたいことがあるのであれば、ご遠慮なくどうぞ』『ピーッ』

GM:むかついたのかエラはすぐに電話を切って端末をポケットに戻します。

琳:容赦なかった

輝:問答無用かよ

エラ:「私から電話するといつも留守電で返してくるのが気に食わんだけだ」

琳:「でも、これで……分かっちゃいましたね……。隊ち……フリースイッチの、こと」

輝:「あぁそうだね。琳。でも僕は隊長が演技であんなことやってたなんて思えないんだ。僕たちを拾ってくれなかったら今の命はない! 違うか?」

琳:「そう、ですよね……。でも、だからこそ、こういうことが分かっちゃったことが、寂しくて……。どうして助けてくれたのかな、って……」

輝:「だよなぁ。それを聞くためにも僕たちは会わないといけないね、あの人に」

琳:「……はい」こくん、と頷いて「今、どこにいるんでしょう……」

エラ:「私も知らんな。ゆーじー……いやFHエージェント、フリースイッチの居場所など……」

GM:そうエラが言葉を発した瞬間、目の前から大爆風とともに灰色の突風が二人を襲います。

琳:目の前て ひえ

GM:そして目が開けた時にはエラの姿は形もなく、ただただ大きい、クレーターが地面をえぐっている。しかし姿と形を保つものが一人、そこに居ながら気軽に話しかけるでしょう。

 フリースイッチがいつものように、何事も無かったかのように、あなた達に話しかけます。

フリースイッチ:「やっほー! 様子見にきたよー なにかあったー?」

輝:「たい、ちょう」

琳:「っ……」その口調が、いつも通りすぎて。クレーターと、フリースイッチを、交互に見やることしかできなくて。

輝:ただ唖然としてます

琳:先輩の影に隠れたさすごい

輝:琳をかばう体制で前に出ようか

琳:すまねーーー先輩もつらいだろうに……

フリースイッチ:「おやおやどうしてしまったんだい? 邪魔者のゼノスをやっつけてあげたんだ。お礼の一言ぐらい欲しかったなぁ、まあ言わないのも自由だけどさー」

琳:「やっつけた、だなんて……。今まで、なに、してたんですか」

フリースイッチ:「いままで? それは愚問だなぁ琳ちゃん。私はフリースイッチ。自由欲しさに自由を体現し自由のままなオーヴァード。私は自由にしているよ。今までも、そしてこれからも」

輝:「隊長。今の爆発。隊長がやったんですよね? もしかしてあの時の爆発も隊長が?」

フリースイッチ:「あの時の爆発? どの時の爆発だい?」

輝:「僕が助けられたあの日です」

フリースイッチ:「あの日かぁーキミを病院に運んだ日かー。覚えてないなあ。そもそも必殺技を使って敵を倒した回数や状況、全部覚えてたら切りがないよ。街が燃えたりするのも日常茶飯事じゃないか。覚えてないよ、来栖輝。あの日のことは全部、何も覚えちゃいないさ」

輝:「……あの爆発には先輩。俊也。ほかにもたくさんの人間が巻き込まれたんだ! それを、それを覚えてないって! 許さない! 絶対にだ!」

フリースイッチ:「覚えていないに決まっているよ。来栖輝、君にも聞こうか? 君は今まで救ってきた人間達のことを全て思い出せるのかな?」

輝:「それは....」黙ります

琳:「そう、言うなら……わたしたちを助けた時のことも、忘れたってことですか。道楽でやったとでも、言うんですか」

フリースイッチ:「道楽と言われるのは心外だなあ。僕は自由になるために君達という力を得た。力を得れば選択肢が増える。多くの選択肢が選べる。つまり、自由になる。力を得られれば自由になる。それを道楽と見るか、修行と見るか、悪行と見るか。自由だねぇ。あっはっは! 構いはしないよ! 道楽だと自由に思えばいいさ!」

琳:「っ、わたしたちは、あなたのためにあそこで生きていたわけじゃない……ッ!」

フリースイッチ:「はいはい。自由自由。二人とも、自由に語りあいたまえ。誰に味方するのも自由。敵対するのも自由。味方なのに敵に回すのも、敵なのに味方になるのも。全ては自由。自在なんだから、さ」

輝:「もう自由なんて言葉じゃ通らない!」

琳:「あなたの言う『自由』は、『勝手』の免罪符でしかありません……!」

フリースイッチ:「じゃ、思うが儘に始めようか。我こそはフリースイッチ、さあ今からキミタチも自由にしてあげよう。永遠に、ね!」

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