11ページ目

たかく、たかく、どこまでも跳んでいけ。

勢いそのままに、たとえ他の何を失おうとも。

その栄光に、意味がある。

その飛翔にこそ、価値がある。

すすめ、すすめ、道半ばにて朽ち果てども。

全ては己の内に眠っている。

君は、君の望むようにこの空を翔べばいい。

だって君には、力があるんだから。

僕がどれだけ欲しても、手に入らなかった力が。

僕が欲しかったものの全てを抱えて、飛び立てばいい。

あぁ、ズルいな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る