誤字その他の報告、いきますね。
首筋にチクリと痛みを感じて、記憶を失った。
→首筋にチクリと痛みを感じて、意識を失った。
「記憶」は過去に起こったことを覚えておくこと。この場面では、自分の現状がわからない状況に陥っているので「意識」か「気」を失うというほうが適切です。
同様に、次の段落冒頭も「意識」か「気」に置き換えられることをおすすめします。
瞼を閉じていても感じる事が出来る光を感じる事が出来なかった。
→普段なら瞼を閉じていても感じられる光を感じる事が出来なかった。
「感じる事が出来」の反復表現で冗長感が出ていたので片方の表現を変えました。かつ、現状を掴めないながらも「いつもと違うぞ」と感じているので、「普段なら」「いつもなら」という文句をつけてみました。このほうが伝わりやすいと思うのですが、つけるつけないの判断はお任せします。
俺はありったけの脅《おど》し文句を使って、女に罵《ののし》ってやったが、女は動じる事はなかった。
→俺はありったけの脅《おど》し文句を使って、女を罵《ののし》ってやった。だが、女が動じる事はなかった。
俺の全身に激痛が貫《つらぬ》いた。
→俺の全身を激痛が貫《つらぬ》いた。
自分が痛い目に合うのは大っ嫌いだった。
→自分が痛い目に遭うのは大っ嫌いだった。
いつの間にか記憶が途切れた。
→いつの間にか意識が途切れた。
この場所がどこかで嗅《か》いだ事のある匂いだと感じていたので記憶を探ると、消毒液の独特の匂いである事が分かり、この場所が病院ではないかと思い、一先《ひとま》ず安心した。
→この匂いはどこかで嗅《か》いだ事がある。記憶を探ると、消毒液の独特の匂いである事が分かった。今いるこの場所が病院ではないかと思い、一先《ひとま》ず安心した。
無意味に生き永らえさそうというのだ。
→無意味に生き永らえさせようというのだ。
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます。
記憶と意識。確かにその通りです。何でそうしたのか……。
だるまさんが転んだ、をリアルでやれる身体になったのですね。
趣味の悪い冗談はともかく。
拷問では真の謝罪は引き出せない。
当たり前ですが、モヤモヤしますな。