第16話 違和感

 昨夜ゆうべは疲れている筈だったが、ベッドに入ってもなかなか寝付けなかった。福丸夫妻の心情を知って、私の心がキュンと締め付けられていたからだ。


 私が経験してきた痛みとは比べ物にならないくらいの激痛を味わっている筈なのに、二人の冷静な行動には驚きを禁じ得なかった。


 本来なら殺したいほどのにくい相手に、謝罪を求めるだけの復讐だなんて、私には到底とうてい出来ない芸当だ。


 私がお母さんの復讐相手に求めるものは、謝罪ではなく、お母さんが味わった苦しみ以上の苦しみを味わわせる事だ。


 堂本は、福丸夫妻が謝罪だけで許そうとしていてくれている事に感謝しなければならない。


 暮らしている家の向かいに越して来られたのが迷惑なのは分からなくもないが、自分の犯した罪を考えればそれくらいは我慢するべきだ。福丸夫妻は、今堂本が感じている苦痛よりも酷い苦しみを味わってきたのだから。


『犯罪者だった者は幸せになってはいけないのか』と更生したとしょうする元犯罪者は言う事がある。勿論、幸せになってもいいだろう。しかしそれは被害者が加害者の犯した罪を許した場合のみだ。


 勘違いしてはいけない。裁判で裁かれた罰は国に対する償いであって、被害者とその家族に対してのものではないのだ。


 被害者とその家族がその罰に納得した時はそれでいいだろうが、そうでない場合は、加害者は被害者とその家族を納得させる償いをしなければならないと、私は思う。


 福丸夫妻の金沢に対する容疑はゼロではないだろう。しかし私が福丸夫妻に直接会った印象では、金沢にしたような残虐な行為はしない人間だと思った。今にも折れてしまいそうなあの頼子には、睡眠薬や筋弛緩薬を、大柄で粗暴な金沢に投与出来る力はないだろう。鯵沢は親戚しんせきの助けを受けた可能性に言及げんきゅうしていたが、あの夫婦が第三者に迷惑が及ぶような事を頼むとも思えなかった。


 その他にも様々な可能性を考えたが、私の中では福丸夫妻が金沢の事件に関与していないという結論に達した。


 警察署に出勤すると、玄関で鯵沢と出くわした。鯵沢は金沢の遺棄場所である公園周辺をブラブラして来ると言って出かけて行った。


 刑事課の座席に着くと、山梨県警の新井へと電話をかけた。電話口に出た新井に、昨日の御礼もそこそこに厚木へ行ってからの経過報告をした。


 福丸家の向かいの家に堂本が暮らしていた事を伝えると、新井は私の予想を上回る驚きの声を上げた。県警本部の刑事にも、さすがにこの展開は想像もしていなかった事なのだろう。


 しかし直ぐに冷静になり、その事により福丸さんと堂本の間に新たな軋轢あつれきが生まれて、やがて事件へと発展していかないかを心配しだした。それはもっともな危惧きぐだったが、私はその心配はないのではないかと告げた。


 人生をリセットして幸せに暮らしている堂本にとって、福丸夫妻は邪魔者で消したい存在に違いないのだが、刑事である私たちが訪ねて行った事により、もし福丸夫妻の身に危害が加えられるような事があった時には、一番に疑われるのは堂本自身だという事は分かっている筈だ。いくら堂本がおろかな人間だとしても、そこまでの愚行ぐこうはしないだろう。なぜなら、堂本が守りたいのは今の生活と家族なのだから。


 この私の考えに新井も同意してくれた。また新井は、福丸夫妻の堂本に対する行いを知って、金沢の事件に関しては福丸夫妻は関与していないという私の考えも支持してくれた。新井が私と同意見だという事は、私を勇気づけた。


 新井は約束通りに、大阪に住む金沢の身元引受人について調べてくれていた。名前を金英二といい、金沢の父親の弟だという事だった。


 新井に御礼をべて、引き続き事件の経過報告をするという約束をして電話を切った。


 次に早速、新井に教えられた大阪の金の元へと電話をかけた。電話には金の妻が出て、用件を話すと露骨に迷惑な声に変わった。その妻をなだめ、夫の英二が経営する工場の電話番号を聞き出した。工場へ電話すると、直ぐに英二が電話に出てくれた。仕事中だとけん制されたので、簡潔に用件を話した。すると英二は『もう身元引受人にはなれない』と静かだが力強く告げてきた。


 その理由をたずねると、こんな答えが返ってきた。


 前回は身内として仕方なく面倒を見て、自分の工場で働かせていたのだ。だが、働いて一ヵ月も満たないうちに同僚とケンカをして仕事に来なくなり、そのまま行方不明になった。そのことで身元引受人としての義務を果たしていないと当局に叱責しっせきされて、嫌気いやけが差したという事だった。


 行方不明になった後の事を尋ねると、ミナミのキャバクラでボーイをしているのを知り合いから教えられた事があったが、連れ戻しには行かなかったと言った。


 大阪でのトラブルの有無うむも尋ねたが、ケンカくらいはしただろうが、警察からの問い合わせはなかったという答えが返ってきた。そして、もう連絡をしてこないでくれと頼まれた。


 電話を切られる前に、金沢の部屋の家宅捜索の許可を貰おうとしたが、最後まで言い終わらないうちに勝手にしてくれと言われ、電話を切られた。私はこれをもって、家宅捜索の許可をしてくれたと受け取った。


 三本目の電話は福丸家へとかけた。昨日聞きそびれた質問をする為だった。電話をかけると、二回の呼び出し音で修三が出てくれた。名前を名乗ると直ぐに分かってくれた。会話を拒否されるかもしれないと思った事は杞憂きゆうに終わった。


 修三は、昨日と同様に知っている事は正直に教えてくれると言ってくれた。私はその言葉に甘えて質問をぶつけた。


「それでは一つ教えて下さい。金沢たちが優子さんの事件以外に問題を起こしていないか知らないでしょうか?」

「それなら私に尋ねるより、山梨の警察にお尋ねした方がよろしいのではないでしょうか」

「ええ、それはそうなのですが、私が知りたいのは警察の記録にっていない事件についてなのです」


 警察の記録に残るものだけが事件ではない。中には警察沙汰けいさつざたになる事を嫌って闇に埋もれてしまう事件や、世間に認知されていない事件があるのだ。私はそんな事件を金沢たちが起こしていないかが気になったのだ。


 金沢や堂本の行方を捜していた福丸さんなら、その捜索そうさく過程かていで、金沢たちが関わった警察沙汰になっていない事件について、耳のしているかもしれないと思ったのだ。


「記録に残っていない事件?」

「ええ、そうです。福丸さんは金沢たちについて様々な事を御調べになっていたのでしょう?」

「はい」

「その過程で、うわさでもいいので、金沢たちが誰かにうらみみを買うような悪さをしていたような事を耳にしていたならば教えて欲しいのです」

「なるほど、そういう事ですか。んん……、噂、噂……、んん……」福丸さんは電話の向こうで記憶をしぼり出す為にうなり出した。

「ありませんか?」


 駄目もとの質問だったので、何もなくても失望はない。


「これは噂と言うか、デマのたぐいの話かもしれませんが」


 あったのか!


「それで構いません。教えて下さい」

「あれは、優子の三回忌さんかいきの法事の時だったと思うのですが、出席してくれていた優子の友達数人が噂話として話していたのです」

「はい、何を?」

「優子の事件が起こる前に、アイツらが何人もの女の子を襲っていて、その中には自殺した子もいたという話です」

「えっ、自殺した子がいたのですか」

「いえ。私も驚いて知り合いの刑事さんに尋ねたのですが、その時期に甲府周辺では自殺した女の子はいませんでした。自殺した子はいなかったのですが、交通事故で亡くなった女の子が二人いましたので、それが伝聞でんぶんされていくうちに、そのような噂に変わっていったのではないでしょうか」


 都市伝説みたいな話という事か。


 福丸に礼を言い、電話を切った。


 私の思い付きは空振からぶりに終わった。しかしまだのどの奥に何かが突き刺さっているような思いが残った。それをハッキリさせるには堂本に直接聞けばいいのだが、聞くまでもなく答えは知れている。たとえそんな事実があったとしても、堂本は断固だんこ否定をするだろう。これ以上の罪の上塗うわぬりを自分で告白するわけはない。


 十時過ぎになって鯵沢が戻って来た。顔色を見た限りでは収穫しゅうかくがあったかなかったかは判断出来なかった。寒空のもと歩き回って来たろうをねぎらってあげようと、熱いお茶を入れて持って行ってあげた。


 鯵沢は礼を言う代わりに頷いて、口を付ける前に湯飲み茶碗で手を温めた。


「金沢の部屋の捜索の許可は取れました」

「そうか。じゃあ一休みしたら出かけるぞ」湯飲み茶椀に口を付けた。

「何か収穫はありましたか?」

「あるっちゃ言えばある、ないっちゃ言えばない」

「何ですかそれ、どっち何ですか?」

「今のところはどっちとも判断出来ねえ情報だ」


 まどろっこしい。


「何なんです?」

「新聞配達の兄ちゃんの話なんだがな」

「新聞配達の人たちなら高槻たかつきさんたちが聞き込みをしてくれていて、有力は情報はなかったって事になっていましたよね」

「ああ、そうだが……」鯵沢はそこまで言って、部屋の中を見回した。


 どうやら高槻たちの姿がないかを確かめているようだ。


「高槻さんたちならいませんよ」


 今課内の机の前に座っているのは、呑気のんきな課長だけだ。


「高槻たちに言うんじゃねえぞ。ねたまれたら面倒めんどうだからよ」


 四十過ぎのおじさんが、五十過ぎのおじさんを妬む姿など想像もしたくない。


「言いませんよ」

「よし。その新聞配達の兄ちゃんが言うにはよ、一ヵ月くらい前の夜中の三時頃、あの公園の前の道路に、一台の車が止まっているのを見たんだと」

「一ヵ月前ですか」

「高槻たちはそんな前の事までは聞かなかったんだな」


 普通はそんな前の事までは聞かないものだ。聞くにしてもせいぜい一週間前までがいいところだ。


「どんな車だったんですか?」


 鯵沢がニヤリと笑った。男前のニヤリと違って気持ち悪さが前面に出た顔だった。


「山梨ナンバーの車だったと」

「山梨! 本当ですか?」


 収穫があったじゃないか。でもそれは……、まさか。


「嘘言ってどうするんだよ。その兄ちゃんが言うには『こんな時間にこんなところで何で山梨ナンバーの車が止まっているんだろう?』と思って憶えていたんだと」

「まさか、その車って……」


 福丸家の車は、白の日産マーチだった。


「福丸の家にあった車とは違う車だ」


 ホッ。


「車は黒の軽だったそうだ。車種やナンバーまでは分からないらしい」


 新聞配達の途中で、オートバイで走りながらの一瞬の目撃でそこまで見るのは無理だろう。山梨ナンバーを確認して憶えていただけでも大したものだ。


「運転手は目撃をしていないのですか?」

「運転手かどうかは分からねえが、電話ボックスの中に黒ずくめの男がいたそうだ」

「男、確かに男なんですか?」

「兄ちゃんはそう言っていた。高身長でキャップをかぶっていたそうだから、そう思ったのかもしれん」

「歳は?」

「言っただろう、バイクで走りながらの一瞬だ。そこまで求めるのは贅沢ぜいたくってもんだ」


 確かにそうだ。結局新情報は、一ヵ月前に山梨ナンバーの軽自動車と黒ずくめの高身長の男が、夜中にあの公園の前にいたという事だ。これだけなら、鯵沢が最初に言っていた収穫の有無を曖昧あいまいにしていた事も頷ける。


「その車にしても偶然止まっていただけで、事件とは関係ねえかもしれねえがな」


 その可能性は高いかもしれない。しかし山梨ナンバーの車というのは気になり、無視は出来ない。


「て事で、金沢の部屋を捜索した後、夜中にあの公園付近をもう一度聞き込みだ」


 拒否権はなさそうだ。天気予報では寒波が近付いて来ていると言っていたので、厚手のコートとマフラーを用意して行った方がいいかもしれない。


 十一時過ぎに金沢が住むマンションに到着した。建物を管理している不動産屋から借りてきた鍵で部屋のドアを開けた。


 鯵沢が先に部屋に入り、靴を脱いでドカドカと部屋の中へ上がって行った。


 部屋は二十㎡くらいのフローリングのワンルームだった。


 私は玄関から部屋の中をジックリと見回した。


 おや? この部屋は本当に金沢の部屋なのか? 違和感を覚えた。


 玄関を入って直ぐ左のキッチンに小型の冷蔵庫、部屋の中央に一人使用のガラスのテーブル、窓の横の部屋の角に造り付けのクローゼット、窓際にたたまれている布団、家財道具はそれだけだった。


 しかしそれが違和感のみなもとではなかった。


 これまで私が金沢から抱いていた印象から想像していた部屋とは違うのだ。あまりにも整理整頓されたキレイな部屋なのだ。いや、キレイ過ぎるとも言っていい。


「キレイな部屋ですね」部屋に上がった。

「お前の部屋とは大違いか?」


 ズキッ、私の部屋は他人には見せられない。


「私の事はともかく、金沢は相当キレイ好きだったみたいですね。人は見かけによらないとはこの事です」

「自分で掃除していたとは限らんぞ」

「女ですか」


 それなら納得だ。


 クローゼットに近付いて行き、扉を開けた。この部屋の収納はこれだけだ。中に入っていたのは、黒とシルバーのスーツが一着づつと、黒、緑、青、白のシャツが一枚づつ。他には背中に竜の刺繍ししゅうほどこされたスカジャンが一着と、趣味が悪いネクタイが数本あった。女物の服は見当たらなかった。下段の引き出しも開けて見たが、男物の下着や靴下、ジーンズにTシャツしかなかった。


「女物はありませんね」

「こっちもだ」

 鯵沢はそう言うと、キッチンにあった青色の歯ブラシを振って見せた。

「ろくな食器もねえな。皿が二枚にコップが一つだ。後はヤカンが一つあるだけで、フライパンもなべもねえ。どうやら女はいなかったようだな」


 ヤカンはカップめんにお湯をそそぐ為の物だろう。冷蔵庫の横にレジ袋に入ったカップ麺が数個あるのが見えた。


 鯵沢は次に冷蔵庫を開けたので、私はバスルームを見る事にした。バスルームはトイレもあるユニットタイプだった。百八十一センチの金沢では、湯船にかれたとしてもリラックスは出来なかっただろう。


 そんな事より気になったのは、室内の清潔さだった。見えるところは当然のようにキレイだったのだが、見えない排水溝の中も黒カビはおろか抜け毛の一本も残されていなかった。


 ここまでくると、キレイ好きと言うより潔癖症けっぺきしょうと言うべきだろう。


 バスルームを出ると、鯵沢が部屋のすみにキレイに積み上げられていた雑誌と新聞を調べていたので近付いて行った。雑誌はマンガとエロ雑誌で、新聞は競馬と競艇の専門誌だった。


 私の中では、ギャンブル好きのスケベと潔癖症がイコールしなかった。


「やはりこの部屋はおかしいですよ」

「だな。そこを見て見ろ」

 鯵沢は窓際にたたまれていた布団を指した。

「シーツと枕カバーがねえだろう」


 言われてみれば確かに。キレイにたたまれた布団にはシーツと枕カバーがなかった。クローゼットの中にもなかった筈だ。


「シーツとかはかなかったんじゃないですか」

「潔癖症なのにか?」


 そうだった。矛盾むじゅんしている。


「それにこの部屋にはあるべき物がなさ過ぎる」


 鯵沢にそう言われ、改めて部屋の中を見回した。


「あっ! これだけ部屋がキレイなのに、この部屋には掃除機も掃除用具もありませんよ」

「それだけじゃねえ、ゴミ箱もねえぞ」


 ホントだ。


 鯵沢に指摘してきされるまで気付かなかったなんて、刑事として私はまだまだだ。


「なぜだと思う?」


 なぜだ? この部屋をキレイにしたのは、金沢以外の第三者がした事に間違いないだろう。問題はそれが誰かという事だ。


「金沢の女じゃないとすると一人しか、いえ、一人じゃないかもしれませんが」

「それは誰だ?」

「決まっているでしょう。金沢に傷害を負わせた人物です。その人物がこの部屋をキレイに掃除して行ったのでしょう」

「俺もそう思う。しかしどうしてその人物はこの部屋をここまでキレイにした?」

「それは金沢を監禁・暴行した現場がこの部屋で、キレイに掃除したのはその痕跡こんせきを消す為でしょう」

「普通に考えればそうかもしれねえが、あの階段を金沢をかついで下ろすのは至難しなんわざだと思わねえか? それに他人の目を気にしなくちゃならねえ」

「そう言われれば……、鯵沢さんはこの部屋が犯行現場ではないと思っているんですか?」

「そうだな」

「犯行現場ではないとすると、犯人はどうしてこの部屋をキレイにして行ったのでしょう?」

「それは分からんが、この部屋で何かがあったのは確かだろう。それに何かの痕跡を消した事も間違いないだろう。それは犯人にとっては都合が悪いものだ。問題はそれが何かだ」

「金沢に聞かないと分かりませんね」

くやしいがそういう事だ」

「金沢から事情聴取が出来るのを待たないと駄目だという事ですかね」

「結局はそれが事件解決の一番の早道かもしれねえな」


 ここまでくると、金沢に傷害を負わせたのは、福丸夫妻ではない事がハッキリしたような気がした。福丸夫妻には金沢を傷付ける動機はあるが、部屋を掃除してまで何かを隠したい理由はないのだ。


 この犯人は不都合ふつごうな何かを隠滅いんめつする為に、この部屋を完璧に掃除したのだろう。


 この後、何かが出るのを期待して鑑識を要請した。


 それから私たちは鑑識が来るまでの間に、マンション周辺を調べる事にした。


 オートロックのないマンションには、当然のごとく防犯カメラは付いていなかった。近所も調べてみたが、マンションや道路をとらえている防犯カメラはなく、やっと見つけたのはマンションから二百メートル離れたところにあるコンビニの防犯カメラだった。


 あれだけ念入りに部屋を掃除して行った犯人が、コンビニの防犯カメラに映っているとは思えなかったが、映像の貸し出しの要請をした。


 鑑識が来て、部屋の隅々すみずみまでしらみつぶしに調べていった。結果、やはり掃除は完璧だったようで、指紋一つ出てこなかった。殺人現場を掃除する警察御用達けいさつごようたしの業者がいるが、それに匹敵する仕事だと鑑識さんは妙な感心をして帰って行った。


 それから夜までマンションの住民に改めて聞き込みを行ったが、前回同様有力な情報を得る事は出来なかった。


 結局家には帰らず、そのまま冷え込む深夜の世田谷の公園周辺で、一ヵ月前の山梨ナンバーの車と黒ずくめの長身の男の目撃者を探した。しかしここでもこれといった情報を得る事は出来なかった。


 



 

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