誤字その他の報告いきますね。
下道を通った時間稼ぎは大した意味はなかった。
→下道を通った時間稼ぎに大した意味はなかった。
福丸家の庭の物干しには洗濯物が干していなかったが、
→福丸家の庭の物干しには洗濯物は干されていなかったが、
こちら福丸さんのお宅でよろしかったでしょうか?
→こちらは福丸さんのお宅でよろしいでしょうか?
いわゆる「バイト敬語」になっております。
南アルプス市の家の隣の木島が言っていた通り
→南アルプス市の隣家の木島が言っていた通り
このくらい短い単語をつなげる場合、「の」の連続はできれば2つまでに押さえたほうがいいです。
修三がリビングの奥の襖《ふすま》を開けてくれて、私たちを仏間に通してくれた。
→修三がリビングの奥の襖《ふすま》を開けて、私たちを仏間に通してくれた。
「くれて」「くれた」の反復表現です。
修三がいつまでも私たちが訪問の目的に触れないので、痺《しび》れを切らして聞いてきた。
→いつまでも私たちが訪問の目的に触れないので、痺《しび》れを切らして修三が聞いてきた。
主語が述語と離れ過ぎてしまうと、誰の行為かがわかりづらくなります。
この事件は少し特殊《とくしゅ》なものでして、遺棄《いき》された被害者は一命を取り留めたのですが、目を焼かれて失明させられ、耳は鼓膜《こまく》を破られて聞こえなくさせられ、口は歯を抜かれた上に声帯を傷付けられて喋れないようにさせられて、それだけでは済まされず手足を壊死《えし》させられて、その為にその手足を切断しなければならなくなり、被害者は一生を目と手足を失った生活をする事を余儀なくされたのです
→この事件は少し特殊《とくしゅ》なものでして。遺棄《いき》された被害者は一命を取り留めました。ですが、目を焼かれて失明させられ、耳は鼓膜《こまく》を破られて聞こえなくさせられ、口は歯を抜かれた上に声帯を傷付けられて喋れないようにさせられています。それだけでは済まされず、手足を壊死《えし》させられて、その為に手足を切断しなければならなくなりました。被害者は一生、目と手足を失った生活をする事を余儀なくされたのです
鯵沢さんも一息で言うには厳しいのではないかと。
金沢をそんな目に合わせたと
→金沢をそんな目に遭わせたと
聞きたい事があるならば率直《そっちょく》聞けばいい
→聞きたい事があるならば率直《そっちょく》に聞けばいい
それは即答したくていいのに。
→それは即答しなくていいのに。
金沢をそんな目に合わせたのは私どもではありません。
→金沢をそんな目に遭わせたのは私どもではありません。
そして両手足は縛られていて壊死をさせられていて
→そして両手足は縛られて壊死をさせられていて
頼子は支持を仰《あお》ごうと修三を見た。
→頼子は指示を仰《あお》ごうと修三を見た。
最後に勤めいた病院で
→最後に勤めていた病院で
金沢の近況が知られて良かったです
→金沢の近況を知れて良かったです
ホントに何もありませね
→ホントに何もありませんね
この家に引っ越しをして来てから
→この家に引っ越して来てから
こんだけキレイなのは返って怪《あや》しい
→こんだけキレイなのは却って怪《あや》しい
兄弟や甥がいたとしても、その人たちにも家族がいるでしょうから、いくら頼まれたからと言って簡単に協力するとは思えませんし、その前に福丸夫妻が犯罪を犯そうとしているにならば止めるんじゃないですか
→兄弟や甥がいたとしても、その人たちにも家族がいるでしょう。いくら頼まれたからと言って簡単に協力するとは思えません。その前に、福丸夫妻が犯罪を犯そうとしているにならば止めるんじゃないですか
三方を雑木林《ぞうきばやし》に囲まれていて、鳥居と社の間に大きなイチョウの木が一本あり、そのイチョウの葉は黄色く色づいていて、根元には銀杏《ぎんなん》の実が落ちていて、近くに寄ると独特の異臭が鼻についた。
→三方を雑木林《ぞうきばやし》に囲まれていて、鳥居と社の間に大きなイチョウの木が一本あった。そのイチョウの葉は黄色く色づいていて、根元には銀杏《ぎんなん》の実が落ちている。近くに寄ると独特の異臭が鼻についた。
金沢をあのような目に合わせたとか
→金沢をあのような目に遭わせたとか
キムをそんな目に合わせた奴は
→キムをそんな目に遭わせた奴は
それは返って不安になったんじゃないか?
→それは却って不安になったんじゃないか?
お前が事件の事を心から悔《く》いて
→お前が事件を心から悔《く》いて
あの夫妻にコイツを許さる日が訪れるのだろうか?
→あの夫妻にコイツを許せる日が訪れるのだろうか?
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます。
十四話はこの小説で一番長い話ですから、校閲もご苦労したのではないかとお察しします。
ご苦労様でした。
そして感謝。
ちょっと鰺沢がおかしい気も。
福丸夫婦に決め打ちが過ぎる感触です。
作者からの返信
そうかもしれませんが、そういう性格なのだと思っていただければ幸いです。