「対価で支払え」


人は見返りを求める人間だっていうのはよく聞く。



「見返りを求めるな!」っていう言葉。


よく言えば、言葉を投げかけた相手に“あざとさ”が見えたから。

悪く言えば、言葉を発した相手に“図々しさ”が見える所業。



言葉一つで、“見返りを求める”だけのセリフはこうも意味や印象付けが変わってくる。



して、人間が見返りを求める行為とは。


人間が面白いなって思うのは(私も人間だけどね)対価が価値の一環でどんなものにでも変わる事。その時のやり取りや言葉の掛け合い、生活において対価という存在が変わること。


人間は、対価をどんなものにでも変える力があること。



言葉の投げ合い。「ありがとう」という言葉も、相手の手助けの対価となる。

暗い表情をする相手を助ける行為。そのお礼をするために粗品をもってあいさつに伺うことも、対価として認められる。

生活で、買い物をするときに物を買う行為も、物とお金のやり取りから対価が発生する。



こうした対価は、すべて人間が生み出したもの。

素晴らしいなって、本当に思う。




でも、中には対価を利用する悪い人間もいる。自分の価値を相手に押し付け、対価を強要する行為。


対価は、相手と相手の価値が成立して初めて成り立つものだって私は個人的に思う。だけど、中には「対価を支払え」と言い、相手の対価への価値の度合いがわかっていてもそれ以上の交渉を強行する「戯け」がいる。



そういう強欲さは、時として人に恨まれるものであると、私は思うのだ。






「一瞬の幸せを、私はお勧めしない。その一瞬で、対価を強要した者はすぐに後悔するだろう。」






私のことを嫌いなあなたへ。

過去のあなたの過ちは、私は決して忘れないわよ。おほほほほほ。









なんちって。

夏だから。

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