第33話 体力の回復
中間テストは無事終わり、昨日で3年の前期が終わった。
4月に癌であることがわかり、入院、手術…いろいろあったなー。
出席日数はギリギリのところで持ちこたえた。リーチがかかっていた課目は前期で終わりなので、これからは気が楽だわー。
さて、ここに来て体力が、だいぶ戻ってきたことを実感してる。
戻ってきたどころか、ここ数年で一番元気なのではないかと思うほど。
今週から自分の教室がある10階まで階段で上がっているのだ。
その前に6時半頃のラジオ体操(テレビ体操)もやることにした。
階段はゆっくりではあったけど、1度も休まず上がれた。これには自分でもビックリ!
嬉しくて「ちょっと!スゴくなーい? 」とハイテンションで教室に入ったら、みんな優しいから、一緒に喜んでくれた。
前回階段で上がったのは4月。
癌になっているとは知らず、疲れやすいのは年のせいだと思い、体力を付けるために新学期から毎朝階段を使おうと誓い実行したのだ。
その時の息切れは異常だった。途中2回ほど休んで呼吸を整えたのを覚えている。なので、1回だけでやめて、そうこうしているうちに子宮体癌が発覚した。
今思うと、年のせいではなく、子宮体癌が原因の過多月経による貧血のせいだった。
学校の階段昇りをバロメーターとすると、1年生の頃から貧血は進んでいたと思われる。
これまた体のことを勉強しているのに恥ずかしい話だが、貧血というと朝礼で倒れるというイメージが強い。
あれは脳貧血であって鉄分が少なくなっている貧血とは違う。
私の場合、かなり貧血が進んでいたので肝臓に蓄えられてた鉄分も底を尽きてたんだろうな。
酸素が運ばれず、体は悲鳴を上げていたのだ。
もう少しで手術から3ヶ月が経つ。手術をしたときに最後の生理中で、手術でも当然出血はあったので、手術後もしばらくは貧血状態だった。でも、もう月経で血が失われることもなくなり着実に鉄分も増え、満ち足りてきたような実感がある。底力が湧いてくる感じ。血液って本当に大事だな。
私のサロンのキャッチフレーズは『健康で快適な体は、やる気に繋がる』だ。
なんだか、今や自分自身へのテーマになった気がする。
まずは健康でいることが基本。
良い睡眠をとって、食事は美味しく適量食べて、気持ちよく体を動かす。
そして、友達や家族と楽しく過ごして、いい仕事をしていけたらいいなー。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます