第30話 入院費等の支払い
入院治療費は退院時ではなく、後で請求書が届くとのことだった。
ところが届くことなく、どういうわけか、退院後の初検診だった7月16日に、その日の診療代を支払おうとしたら、入院治療費を含めた金額が提示されたのだ。ビックリ!
話が違うじゃないよーと思ったが、いずれ支払うものなのでクレジットカードで支払った。 それが来月の始めに引き落とされる。
金額は27万円くらい。
保険対象外となる日額13300円の個室に11日間入ってたので、実際の治療費部分は半分以下だ。
大きな手術をして、手厚い看護を受けてたにしては少ないと思った。日本の高額療養費制度のお陰。
高額療養費制度とは、医療費が高額になっても、自己負担額には月毎に限度があって、それ以上は健康保険から戻ってくる制度。
事前に『限度額適用認定証』を健康保険で発行してもらって、病院に提出しておくと、支払う段階で限度額以上は支払わなくても良いのだ。
私は個人事業主なので国民健康保険。専門学校に入学する際、夫の扶養に入れてもらおうとしたが、「3年間だけでしょ?手続きがめんどくさい」と言われ、そのままだった。
国民健康保険の保険者は、住んでいる市町村になる。私は、さいたま市民。区役所でも手続きが出来るとのことで、5月に大宮区役所に行って認定証を発行してもらった。手続きは、とっても簡単だった。
ところで、大宮区役所は引っ越したばかりで、凄くキレイ!
一緒に入った図書館も、なんか凄くいい感じなのだ。
『夏休みには、ここに来て勉強しよう』と、手術を乗り越えて、キレイな図書館で勉強することを夢見ていたが、もうすぐ夏休み終わるけど、一回も行かなかったな。
行く道中暑すぎるし、席を確保するのも大変そうだ。
それで、高額療養費のことに戻るけど、1ヶ月の限度額は所得によって区分されている。私は学生でもあり低収入。医療費の限度は1ヶ月57,600円となった。
ところが、1ヶ月というのは1日~月末のこと。入院が6月26日だったため、7月に限度がリセットされてしまった。
月をまたがず、個室にもしなければ、手術、入院全部で6万円くらいで済んだということか。
そこで今さらながら気づいた。
40歳を過ぎると特定健康診査という検診が無料で受けられる。秋頃になっても受けていないと、市から電話がかかってくるのだ。
病気を早期発見し、予防や早期治療することで、大きな治療費を抑える目的なんだ。
検診でわからないものも、たくさんあるだろうけど。
私の場合も、かなりの金額を健康保険でまかなってもらったと思う。健康保険側もこんな出費が次から次へと増えたら、そりゃたまったものではないでしょう。
という、あたりまえの事が当事者になって初めてわかる。
いずれにしても、この医療制度のお陰もあり、任意で入ってる医療保険で十分支払えそうだ。
健康保険料も民間の保険料も何事もなく支払っているだけの時は、無意味でもったいなく思えるが、こんなに役立つ日がくるとは思わなかった。
お礼として、これからは請求することがないようにしたい。さいたま市には、卒業したら健康保険料と所得税をもう少し払えるように収入アップしないとね。
それから、私が学んでいる鍼灸マッサージ、東洋医学は『治未病』といって、病気になる前の段階で治すことを得意とする。
精進していい仕事が出来るように頑張ろう!
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