第28話 もう手術後ではない

回顧録は終わり、ここからはほぼリアルタイムの記録。

追い付いた~。


手術してから1ヶ月半程経ったが、お風呂(バスタブ)には、もう入っていいのだろうか? お風呂について聞くのを忘れてた。


もういいのかなーとも思ったが、この2週間ほど手術で縫ったところの一部が少し赤くなってる。軽く炎症起こしてる感じ。


なので心配になり、一昨日病院に電話してみた。


婦人科の外来に繋いでもらい聞いてみると、お風呂は手術後1ヶ月経ったらOKとのこと。

それから赤くなってるところは、ケロイドの説明もされたが、たぶんそうではないと思う。でも、切ったところは完全にくっついてるはずだし、「膿んできちゃった」という患者さんにも、石鹸でよく洗ってください、と説明しているのだとか。


そして、私はまだ腹帯をしていたのだが、「腹帯は退院の時に外してもらうことになってます。自分の腹筋を使うようにしていかないと」と仰った。

え?腹帯って腹筋をサポートするものだったの?

私は切ったところをガードするためのものだと思ってた。だから、ただ巻いてただけ。そもそも腹筋をサポート出来る巻き方をしてなかったと思う。

ということで、腹帯ともおさらばだ。


いずれにしても、もう手術後ここまでくれば、なーんにも心配することはない、といった感じだった。


ところで、私の病期1aだと腹腔鏡で手術できるはずなのだが、腫瘍ボリュームがあるということで、開腹術になったのだ。


手術の創は吸収される糸で縫ってある。真皮縫合というのかな。内側を縫ってあるので糸はもともと見えないのだが、最近吸収されてきているのか縫われてる感がなくなってきてる。


創のところは、たぶん細かく縫ってあって、それを補強するように、外側1cmくらいのところを2cmおきに5箇所、引き寄せるように縫ってあった。


その引き寄せられてた最後の1箇所が一昨日の夜しゃがんだ時にブチッとちぎれるのがわかった。

そうなると、手術の跡は縫い合わせたものではなく、1本の線だけに見えてくる。


手術後の守りの時期は終わった。これからは、体力つけて進んでいく時期だ!

なんだか私のイメージでは、フォレスト・ガンプの脚の装具が外れ、走り出す感じ。


前を向いて、人生楽しく頑張っていこうと思う。

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