第9話 がんセンターへ
がんであることがわかり、がんセンターの初診待ちという状況で、令和元年を迎えた。
史上初の10連休ということで騒がれたGWだったが、私は仕事も入っていたので仕事に行ったり、夫とオンデマンドを見たりして、精神状態は安定したまま過ごした気がする。
母と食事にも行ったが、癌のことは言わなかった。心配をかけたくなかったし、治療もまだ何も決まってなかったから。
GW中に生理になったが大出血はせず、鉄剤も効いてきたのか元気になってた。
そして、がんセンターの初診日。
診察の予約は13:30だが13:00には受付を済ませるようにとのことだった。
私は1限だけ授業に出て一旦帰宅。学校の先生にも話してあったので、あたたかく見送っていただいた。
夫も仕事から帰って来てくれて、車で初のがんセンターへ。
また緊張と不安。
噂には聞いていたが、キレイな病院。なんだかとても救われる思いがした。
エントランスや通路も広く、自然光が入って明るくて、うわ~!という感じ。
早めに着いて初診受付で手続きしたが、クリニックから持ってきたMRIの画像取り込みに時間がかかっているとのことで、かなり待った。お昼ご飯を食べてなかったので夫はコンビニでパンを買って食べていたが、私はそんな気にはなれず…
なんでこんなに時間がかかるの?何かMRIで良からぬものが見つかった?とか、今考えてみれば「この時点で、そんなわけないじゃん!」と思うが、いちいちビビっていたのである。
そして診察。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます