第7話 でも、じわーっと不安

次の日の日曜日はアロマテラピーのセミナーがあった。

私はアロマの国際資格を取得しているが、卒業後も勉強会に参加出来るようになっている。

こんな状況なのでキャンセルするという選択肢もあったが、絶対元気をもらえる!と思い参加した。


私がアロマを学んだ学校は看護師など医療者も多く勉強に来ていて、がん患者への トリートメントをしている人も多い。

同期生で仲の良い友達とも久しぶりに会えるし、話を聞いてもらいたかった。


やはり行って良かった!

治療が、もしも辛いものになっても心強い後ろ楯がある、と思うと元気が湧いてきた。

帰りには足取りもしっかりして、「今、血液検査したら貧血じゃない気がする」と言ったら、看護師の友達に「そういうものではない」と笑われた。

そりゃそうだよね。笑


そんなこともあって、月曜日は元気に学校に登校した。

しかし、水曜日くらいから疲れたなーと思って熱を測ったから37度を越える微熱。木曜、金曜は学校を休んだ。


気持ちが前向きになったはずが、体に不調が出ると、たちまち不安になる。


前述の看護師の友達が

「感情の波はあって当然。落ち込んでもいいと思う。落ち込んだあと、今まで身につけたツールや思考を取り入れて、最後に前向きに変換していくクセをつけていくと良いのではないかな」

と話してた言葉を思い出す。


そして、MRIの結果を聞きに行く土曜日を迎えた。

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