第2話 子宮体癌がわかるまで

子宮体癌になったと人に話すと、「よくわかったねー」と言われる。


一般的な子宮癌検診は子宮頸癌の検査だけである。

私は5年程前に子宮癌検診を受けたきりだった。

その時は子宮体癌の検査も希望してオプションでおこなった。

そう、この時は年齢的にもそろそろ、そして子供を産んでいないという子宮体癌になるリスクを知っていたからオプションでつけたのだった。


なのに何故、それきり受けなかったのか?

忙しかったという言い訳もあるけど、検査が超痛かったから。

血の気がひいて、少し休まないと歩き出せなかったくらい。

で、その時の結果は

「異常なーし。また受けてねー」という、痛さの割にはあっけない言葉だったことを覚えてる。


それで、今回なぜ子宮体癌とわかったのかということだけど、今年(2019年)に入った頃から生理の出血量がすごくて、タンポンとナプキンが1時間もたない時も。

たしか、1月~3月、ちょうど出血量が多い日が休日だったりして、家にいることが出来たのだけど、4月になり新学期を迎え、これでは1時間半の授業もたないし、実技の授業は白衣だから失敗したら、とんでもなく目立つじゃない!

ということで婦人科を受診することにした。

この時は、勝手な思い込みで、閉経前の最後のあがき的なものか、もしかしたら子宮筋腫でも出来たのかな、ピルを処方してもらおうか、などと考えていた。



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