第7話 コンビニフランチャイズは無限地獄なのかね

人手不足が主な要因でコンビニでは夜間無人化をするお店も出てきている。

お得意様カードとかで客を厳選して無人化店舗で買い物してもらう。

夜間はカウンターのタバコや売り場の酒は買えなかったりするようだが、何かしらのトラブルが起きれば結局オーナーが駆けつけねばならないのか?

盗難にあったりも必然的な雰囲気。

昔、無人のレンタルビデオ店があったが、システムはそれと似たようなものだろう。


フランチャイズ店契約の問題点を提起しているオーナーが人手不足で日曜定休日にするとか言ってるし。

なぜ日曜なのか?

それはさておき、定休日を設定した時点で本部はフランチャイズ契約を解除すると言っている。

親類縁者の冠婚葬祭にも出られないフランチャイズ店オーナーの生活はあまりにもつらい状態であろう。

しかし、端からみればいろいろ本部との闘いをしてまでコンビニをする意味はあるのか?

オーナーもコンビニを始める時には金儲けしたいという心があっただろう。

無理矢理オーナーにさせられる人っていないんじゃ?

金儲けがうまくいかず、人手不足で延々と家族だけでお店を回さねばならなくなって、この契約はおかしいとか違法に近いとか人道に反するとか問題点を世間に訴えても、誰があんたにコンビニやっておくれと頼んで営業してもらってる訳でもない。

嫌ならお店をやめればいいだけじゃないのか?


コンビニはフランチャイズ契約を解消するとき、オーナー側の都合やオープンに至るまでの費用の貸付金などがあったりすると、莫大な違約金や貸付残金を支払わねばならないようだ。

やめたくても借金が残るのでやめられないのが現状か。

やめたくてもやめられない無限地獄か。

フランチャイズ契約を解消するときにも安心してできるシステムがあれば、やめたいと思ってるオーナーも動きやすいだろうし、そうなればコンビニなんてこの国から半減するかもしれない。


人手不足、特に夜間、深夜、早朝のバイトやパートが見つからないのは何処の小売りでも同じ。

時代が変わったのだろう。

深夜にまで働きたくないという人が増えている。

深夜なら昼間の何倍もの賃金が支払われるのであれば、働きたい人もいるだろう。現状、昼間の賃金の100円から300円くらいしか違わない。

そんなの無理。

土日祝もやっぱり人はやすみたい。

お弁当チェーンでも人手不足で大量閉店というニュースが流れてた。


コンビニしかり、長時間営業の小売りやサービス業も労働者にとっては敬遠される存在になっている。

オワコンではないだろうが、人々の意識も時代が変わって変化する。

微々たる手当てや時間給割増では働きたくない。

24時間営業が必要な場所もあるだろうが、必然なものがない24時間営業や長時間営業はやめるべきだ。

そしてまたコンビニも世の中に多すぎる。

よほどの僻地でない限り、街中においては半減してもさほど影響はない。


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