第4話 休憩時間にでも目を通しておいてください・・・
小売りやサービス業は休憩時間を従業員が一度に取ることはない。
正午を起点に交代で休憩をとる。
また、午後からの勤務の従業員は出勤してきて2時間しか過ぎてないのに無理矢理休憩時間になったりもする。
このことについてはまた後日改めて詳しく示したいとは思うが・・
小売りやサービス業では開店前に全体ミーティングを行うことがある。
店長が本部での会議に出席したあと、その連絡や今後の店舗運営についてなどが主題になる。
9時開店の店舗なら開店準備もあるので、ミーティングの日には7時半に出勤させられたりも・・
口頭での連絡やプリントを配布されての説明もあるが、時間が無かったり、詳しく読み込まねばならない資料がある場合は、店長は「詳しい内容については時間がないので、休憩時間にでも目を通しておいてください・・」と言うことがしばしばある。
「休憩時間に?」
簡単に休憩時間に目を通しておけと言われても、休憩時間は休憩時間であるのだ。
特にパートやバイトはタイムカードを打刻し、時間給も発生しない時間なのだけども。
なぜ、仕事じゃない時間に仕事のことで時間を費やさねばならないのか?
店長など管理職は管理職手当という名目で残業代も支払われてないから、自身の境遇から休憩時間や残業時間の感覚も無く、マヒした状態だから、そんな言葉がでるのだろう。
パートやバイトの休憩時間は60分の人もいるが、勤務体系によって45分や30分の人もいる。
30分しか休憩時間が無いのに、仕事の延長的な作業をさせられてはたまったものではない。
「休憩時間にでも目を通しておいてください」と同じような事が他にもいろいろある。
店長や本部の部課長が、パートやバイトに対して
「帰り道の途中に あの店に寄って品揃えや価格を調べておいてよ」という言葉もそうだ。
なぜ、仕事が終わり、家路につく途中にわざわざ競合店調査をしなければならないのか?
たまたま競合店で買い物する予定があっても、さっさと買い物を済ませて帰りたいし!
店長や本部の部課長は気軽に言うが、それはパートやバイトの個人としての尊厳を踏みにじっていることなんだよ。
人はダダで使えると思うな!!
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