四話 お手紙
——2029年3月18日。
やあ、お勤めご苦労様。
君は捨てられている黒猫に出会ったんじゃないかな? 出会っているとしたら、猫の里親に当てがあると思っているのではないだろうか。
そうなると、君は里親候補の彼女をどうやってクリスマスに誘おうか迷っているね。
大丈夫、こう電話すればいいんだ。
君に伝えたいことがあるから明日の予定は開けておいてほしい。集合場所はネコ橋の上なんてどうかな。時間はお昼の1時で。ってね。
ああ、そうそう、今すぐ電話するんだよ。時間は待ってくれないんだから。
明日の夜にまた、手紙を送るよ。
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