【17】雷神 対 風神愚島1
風神愚島は長い間与太郎に間借りしていたねぐらを発った。
風の噂に聞いた《最果ての地底湖》から移動される前に勝負を仕掛けたかったからだ。
「…………!」
愚島は地底湖の最奥部に雷神の姿を見つける。雷神は目を瞑り片膝をついて地底湖の前に座っていた。
「誰かと思ったら――じいさんか」
「――――!」
雷神はおもむろに口を開いたかと思えば、遠くの方から風神愚島を睨みつけてくる。
「よくここがわかったな、こっちから出向こうと思ってたから好都合だったぜ」
「貴様――もう丹力を全快させたのか!」
「あんたを殺せる程度にはな」
「――――!」
遠距離から愚島の存在に気づいたという事は消耗の激しい《見えざる殺し屋》を発動させる余裕がある。
愚島は《エアサイズ》を放出して攻撃する。雷神は雷撃を放出して、それを食い止める。
「おいおい、この狭い洞窟の中でやりあうつもりか? ――そりゃあんたにとっては不利なんじゃないか?」
雷神は《電撃化》すると、――そのまま愚島に向かって突進してきた。
「――――!」
その時、愚島はゾッと怖気がたつ。
もしかすると、雷神はアルミニウムによる影響をほとんど受けていないのではないか。
狙い通りに電撃で愚島の《エアサイズ》を相殺したのも、また《電撃化》が安定しているのも良い証拠だ。
愚島は《征雷棒》によって雷神の進行を食い止めると、雷神は歯噛みする。
「まぁた、その棒か――棒一本で随分と手を焼かされたもんだ」
「――――!」
やはりか――《征雷棒》自体は雷神に効いている。洞窟の効果がなかったのだ。
「だが――そう何度も棒一本で凌げると思うなよ?」
「――――!」
「――《プラズマ》!」
雷神はじわじわと帯電しエネルギーをチャージする。――そして息をつく暇もなく一気に放電した――――が、電撃が愚島を殺すことはなかった。
「なにっ――!」
「…………」
愚島は滞留する風を操作し《プラズマ》の放電現象に干渉していた。
「ばかなっ――俺の《プラズマ》を操作しただと!?」
「――……!」
しかし愚島がしたことと言えば、雷の操作などとは無縁の行為だ――――、やはりアルミニウムは大きな影響力を持っていたのだ。それも無視できないレベルだった。
雷神の操作の及ばないところで一気に放たれた電流は分散し洞窟の壁面に吸い込まれた。
「――――!」
絶縁体のゴムスーツを下着にしている愚島は数発の雷に被弾するも無傷だ。ところが、こちらも絶対ではない――雷神の放つ最強の電撃に触れればひとたまりもないだろう。
しかし雷神は愚島が何らかの方法で《プラズマ》を防いだと勘違いしている――愚島にとっては好都合だった――雷神は逡巡する。
「(さすがに何の算段もなく単身で乗り込んでくるわけがないか――しかしどうして? 風属性の異能者のじいさんがどうして雷に干渉できる?)」
「…………」
愚島には事実としてひとつのことが言えた――この洞窟に居る限り《プラズマ》に殺されることはない。愚島はいう。
「――今度はこちらから仕掛けさせてもらう!」
「―――!」
愚島は背負った瓢箪から内容物を一口含むと、雷神に向けて一気に噴出した。
それは安物の酒だ。炎魔戦でアルコールが有効とわかると、雷神対策のために持ち寄ったものだった。
難なく交わすものの空気中で霧状になったアルコールに雷神は困惑する。――雷神は言葉にこそ出さぬものの逡巡する。
「(くそっ――あれを直撃すればまた炎魔のときみたく力を封じられるかもしれん――)」
ただし、アルコールは揮発性が高いため、空気中に長く留まることができない。例えば愚島がアルコールを含んだ大気を操作するなどは現実問題不可能だった。
雷神は実体化し《電気鍍金》を張ると愚島に接近する――愚島の方も接近してくる雷神に備えて《オーバードール》で両腕を形成し待ち構える。戦いは近接格闘戦に移る。雷神の格闘攻撃を愚島は空気の両手で制していく――二発――四発――――八発と、打撃攻撃を加える雷神は、時折雷撃も織り交ぜて攻勢に出る。
ところが、雷撃は愚島を射止めることができない――愚島は《オーバードール》を変化させて腕を二本から四本に増やして応戦する。コントロールこそ雑になるものの、空いた手で《征雷棒》を携えると、防御はずっと硬くなる――愚島はついに巨大な手のひらで雷神を掴んだ。
「――――捕まえたぞ」
愚島はニッと笑った。雷神は身の危険を感じて咄嗟に《電撃化》し拘束から逃れるものの一歩遅く、愚島の《オーバードール》の空いた手が波動拳の構えを取る。
「――――《烈風連続光球拳》!」
両手のひらに蓄積した巨大なエネルギー弾から、小さなエネルギーの玉がミニガンのように立て続けに射出される。それらの玉は《雷撃化》直後の雷神に被弾する。
「ガァッ――ッ!」
エネルギー波は雷神にもダメージを与えられることが判明している。しかし濃縮した丹力の塊のようなエネルギー波は消耗も激しい。
雷神にダメージを与えることにこそ成功したが、それでも致命に至らせるものではない。むしろ丹力ですぐに回復できることを鑑みると、かえって愚島の方が痛手だった。
「(ぐぅ――やはり、一撃が軽すぎるのだ――しかしタメの必要な《激烈波動鳳凰拳》は二度も外している――リスクが高すぎる!)」
強力な肉体回復や丹力吸収を持っている雷神を倒すためには小回りの利く小技で地道にダメージを与えるのではなく、大技で勝負をかける必要がある。しかし、今の愚島はこれ以上長時間にわたって雷神を拘束する術は持ち合わせていなかったのだ。
「――――!」
《烈風連続光球拳》を含む一連の連続技のせいで愚島は大きく消耗していた――それこそ昨日の今日で6割まで落ち込んでいた丹力は既に4割まで落ち込んでいる。
「くそっ――調子が悪いぜ――毒の後遺症か、いまいち雷をコントロールできねぇ……」
「…………」
やはり、確実に雷神の異能には支障が出ているらしい。そして、雷神自身はそれが環境ではなく毒の後遺症と考えているようだ。愚島は逡巡する。
「(とにかく――ワシが雷神を倒すためにはもう一度拘束しなくては――)」
その時、咄嗟に愚島が目を付けたのは草木も生えない洞窟の最奥部に並々とある《エリクサー》の湖だった。
「(ワシが飲んでも効果はないじゃろう――しかし、使いようによっては――!)」
愚島は《征雷棒》を使ってどうにか雷神の放つ電撃を凌ぐと、反対側の地底湖の方へと回りこんだ――特に意味もないと行動と思った雷神は呆気に取られた。愚島はドブンと冷たい《エリクサー》の湖の中に飛び込むと、一瞬にして蒸気が立ち込める――その時、雷神は愚島の試みに気づく。
「(《爆発気化》で蒸気を作り視界を遮る目論みか――愚かな判断だぜ――雷撃を怖れるがあまり俺の索敵能力のことを忘れたんじゃあるまいな?)」
などと言っている間に、見る見る蒸気は地底洞窟奥深くに立ち込めて視界を奪う。瞬く間に雷神の視界は失われた。
「言っておくが――電撃能力の前で水場に近づくのは自殺行為だぞ?」
と、言って手をかざすが――雷神は異変に気づく。腕に電気が発生せず、また知らぬ間に自身の《電撃化》も解除していた。
「まさかっ――――」
霧を使って属性化を解除する試みは既に炎魔戦で自分がやった作戦だ――ところがその時は自分の異能は解除されなかった。
しかし、冷静になって考えると気づく――簡単な話だ。不純物の含まれていない気化した水は不導体だ。しかも、洞窟は密封され高密度で充満しているなら尚更だった。
仕方なく雷神は《電気鍍金》を張るが、これも本来の力が発揮できているかは疑問だ――――しかし蒸気の存在は《プラズマ》が不発になった理由を改めて考える契機になった。
「(そうか――同じことだったんだ――突然じじいも新たな異能を体得できるわけがない――こうやって電気の性質を利用して《プラズマ》も封じ込められたとしたら?)」
雷神が思考を巡らせていることなど知らず、愚島は地道に次の作戦に移る算段を立てている。
風の流れを操り、大気中に蒸気の塊を作り出す。すると蒸気はより収縮され高密度になり、蒸気の晴れた周辺は晴れて見通しが良くなった。
――ごほっ――ごほっ
風神愚島は思わずむせ返る。蒸気を密集させたことによって、酸素が外に追いやられて呼吸が苦しい。愚島の思惑通り雷神の発電現象を封じ込んだが、自身の身体を省みなかったため本末転倒になってしまった。
不意に蒸気が晴れた瞬間、雷神と愚島の目が合う。咄嗟に雷神は三発の電撃を放つが、やはりコントロールを失い被弾させられない。雷神は歯噛みする。
「(やっぱりだ――何らかの力が働いて俺の電撃を妨害しているとしか思えない――しかし何が?)」
愚島は蒸気を含んだ《オーバードール》を携えて急接近し、再び雷神を捉えようとするが上手くいかない――無論、雷神の方も逃げの一手に集中しているわけがない。
「くそっ――なんだか知らないが俺の雷対策をしてきたようだな――!」
「…………!」
考えることにじれったくなり、雷神は吐き捨てると続けて言う。
「だが、俺の異能は何も雷だけじゃないことをあんたも知ってるだろ?」
そういって雷神が手をかざすと周辺の蒸気が消えた。天井から水滴が滴り落ちる。――雷神は続けていう。
「《ライトエフェクト》……そう名付けた――俺の新たな異能だ」
「……《ライトエフェクト》」
雷神が使ったのは、《氷菓》の異能を模倣したものだろう。蒸気が冷やされることで結露となって洞窟の天井に現れた。雷神は新たに発現した異能も既に使いこなしている。
雷神は続けざまに手のひらから炎を発生させる――水蒸気が冷やされて晴れたため、炎も発生させられるのだ。
「――何をしようと無駄なこと――俺は炎魔にも、竜神にも殺せなかった!」
「――――!」
雷神はガバっと口を開くと、口腔から電撃を迸らせた――それは竜神の使う《サンダーボルトブレス》だ。
「くっ――!?」
「驚いたろ? ――――俺もだ!」
《ライトエフェクト》は見よう見まねで異能を模倣できる。下手をしたら《三界神》の《断界》も使えるかもしれない。
雷神は愚島の《オーバードール》さえも模倣してみせる。風を纏わせ作った四本の腕を振り回して、愚島に向かってくる。
「くっ――」
愚島はじりじりと後退を迫られた。本体の雷神は電撃を放ち愚島の退路を絶ってくる。
「はっはっは――こりゃあ赤子も同然だぜっ!」
「(本当に雷神は無作為に異能を真似できるのか――!? バカな、長年の異能者としての勘が――そんなことはありえないと警笛を鳴らしておるっ)」
可能であるなら――相応の制約や負荷がかかっているはず――愚島は頭をめぐらせて《ライトエフェクト》への対抗手段を考える。
「(ダメだ――何も浮かばんっ!)」
愚島は潔く諦める――既に背に壁が迫っている――仕方がなく、横に跳躍すると雷神の《オーバードール》の巨大な手が差し迫ってくる。
「今度はあんたが握りつぶされる番だ――!」
「――――!」
愚島も負けじと風の腕で押し合うが馬力が違う――力押しでは愚島に勝ち目はない。
柔良く剛を制すように、風の手同士の組み手のような状況になった――すると、長年異能を使ってきた愚島の方に分があると見える。
どうにか雷神の拘束から逃れると反撃にでた。不意に風の手の強力なアッパー攻撃を雷神に向けて炸裂する――その瞬間、雷神の纏う《オーバードール》や炎が一瞬消滅した。
「――――!」
愚島はその瞬間を見逃さなかった――――雷神は不意に食らった一撃で手元が狂ったと思い込んでいる――再度立ち上がると愚島に立ち向かってくる。
「(あの異能――やはり大元の属性は電気と見える――)」
蒸気をたっぷりと含んだ風の手を食らったことで一時的に電気の伝達が滞った――そのため全ての異能がショートしたのだ。愚島は続けて考察する。
「(すると――全ては所詮は張りぼてに過ぎぬ――対策もおのずと見えてくる)」
強力な打撃を食らい頭に血が昇った雷神は強気に近接格闘を仕掛けてくる――ここに来て戦いは大詰めを迎えていた。
愚島は未だかつてない必勝の予感に打ち震えている――――対して、雷神の方は自分の異能が未だ完璧だと思い込んでいた。
先手は雷神だ――風の手の手刀が振りかざされるが、愚島は難なく交わす。その威力に地面の岩盤に亀裂が入った。
続けざまに愚島の風の手のライトフックが飛び出す。雷神も風の手で受け止めると――愚島は掴まれた手をフッと消滅させた。――そのまま愚島は懐へ一歩踏み込む。
身の危険を感じた雷神は《電気鍍金》を張って身を守る――度重なる波動攻撃で《電撃化》では防御に心許ないと思った――愚島は構わずに生身の頭部で頭突きをお見舞いする。
「ぐっ――!?」
予想外の一撃に、雷神は一瞬倒錯し、更に愚島が一歩踏み込んでくる。――不意に愚島は思う。
「(頭の中身までメッキ化できないようじゃの)」
雷神は口をガバっと開いて電気を放出する――――竜神の《サンダーボルトブレス》だ。
ところが――――それは最悪の不意打ちのはずが、愚島は既に対策を講じていた。口に《征雷棒》を咥えていたのだ。
顔面間近で放出された即死不可避の電気ブレスは全て《征雷棒》に吸い込まれた――――すると雷神は再び無防備のまま体を晒すことになる。雷神は焦って逡巡する。
「(バカなっ――近づかれたからといって怖気づく必要はない――じじいの必殺は全部遠距離だっ)」
雷神は《電気鍍金》を解き《電撃化》に転じた――――ところが、間近に迫る《征雷棒》は電撃化した雷神そのものを吸い込んでしまったのだ。
――それは、一種の賭けだった。この土壇場で雷神が冷静だったなら、それこそマイナーな模倣異能で勝負をかけてきたはずだ。――そうすれば至近距離で異能を食らう愚島はひとたまりもない。
しかし雷神はこともあろうに、扱いなれた《雷撃化》の異能で身を守ってきた――――その幼い頃の癖だけは――――なかなかどうして雷神は、捨て去ることが出来なかったのだ。
愚島は雷神の入った《征雷棒》を落下間近の中空で蹴り上げた、遠くに飛ぶ《征雷棒》――――雷神は棒から脱出を試みるが――――空から振りかざされた《ジャイアントスタンプ》でもって棒ごと地面に叩きつけられる。
「がふっ――!?」
愚島は、勢いもそのままに、波動攻撃の構えに入る――――雷神は未だ棒から脱出できない。
「終わりだ――――勘句郎」
「――――!」
ところが――――風神愚島は、ドッと膝から倒れ伏してしまう。
「がほっ――――ぜぇ、ぜぇ――」
「――――!?」
《ジャイアントスタンプ》も《オーバードール》さえも消滅し、愚島は突然倒れ伏した。
――――肉体の老いに、度重なる負荷に、体が追いつかなくなってしまったのだ。
「は――――はっはっはっは! ――ざまぁねぇぜぇっ! ――ここに来て体にガタがきちまうとはなぁっ!」
「――――!」
「――じじい――くたばりやがれっ」
「ぐああああああああああっ」
雷神が手のひらをかざして電撃を放出する。愚島に直撃し電流が流れる。電撃攻撃は数秒間に渡って続いた――ようやく満足したように雷神が電撃を止める――ところが雷神は不満そうだ。
「――――なに?」
雷神は目を瞬かせる。うつぶせに倒れた愚島はのっそりと立ち上がった。雷神は嘆息したように言う。
「――じいい、それがあんたの自信の表れだったんだな?」
電流で丸焦げになって焼け落ちた衣服の下には愚島が予め着込んでいたゴム製の特注の防護服が顔を覗かせた。――その時、雷神は脳裏にハッとして確信が過ぎる。愚島は息も絶え絶えに言う。
「勘句郎――――貴様は死ななくてはならない――――もはや何者も貴様に殺させるわけにはいかんのだ――――」
「そういうことだったのか――あの毒――じじいが炎魔に横流ししたものだったんだな?」
「――――!」
「そうすると、あんたは炎魔が俺を倒せないと悟るや否や、てめぇは自分自身で俺に引導を下さなくてはならないわけだ――――ここが……」
そうして、雷神は空を見上げると両手を掲げて、大げさにリアクションして見せた。
「ここを俺の墓標に定めたところから――あんたの最終決戦の算段は始まってた――どうにも電撃の調子が悪いと思ったらそれはこの環境によるものだった!」
「くっ――――」
愚島の額には、焦りの汗が伝う。雷神は続けて独白する。
「確かにあんたの《征雷棒》の原材料と同じ鉱物が含まれていたなら――それこそ《電撃化》した俺を封じ込めちまうぐらいに強力な力を持ってても不思議じゃねぇわけさ」
「――今更知ったところでどうなる、もはや手遅れだ!」
「いいやじじい、そうはいかねぇ――――丁度、単調な戦いにも退屈してたところだ――――」
「なんだとっ!?」
「俺は新たなねぐらを求めて旅立つ――親を殺すほど忍びない話はないからな――」
「貴様! ――逃げるつもりか!?」
「ジジイ、余生は体に気をつけて精精長生きしろよな――へっへ――それがあんたの孫からの、最後の優しさだぜ」
それは余命僅かの愚島に対する雷神の皮肉だ――今見失えば愚島は雷神を見つけることは困難だろう――それほどまでに愚島の老いは死に差し迫っていたのだ。
「待て――がほっ――ごほっ――待つんだ勘句郎――」
そうして、雷神は振り向くこともなく洞窟から出て行った――――ところが、洞窟の入り口から何者かに攻撃を受けて、思わず後退する。
「なっ――――何者!?」
「遅くなった――風神愚島殿!」
「――――!」
そこには――――愚島が予め手渡しておいたゴム素材の防護服を着込んだ異能者――《炎熱千拾郎》の姿があった。
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