第3章 東さんが思うには
これまでのお話②
大学は夏休みになり、付き合い始めた二人はできる限り毎日を二人で過ごすようになる。
時には西くんの部屋に。
時には東さんの部屋に。
しかし、いくらそんなことを続けてもなかなか体の関係にならないことに不満を覚える弓乃。早く彼の女になることが、彼女の願いだった。
しかし、東さんのポンコツな思いとは別に、ある日二人は西くんの高校時代の恋人、
ところが彼女は三年生から、西くんと東さんの通う大学に編入試験を受けるという。西くんに対する感情を表に出す妙。
東さんとの約束のために電車に乗ろうとすると、駅で妙に会う。そんなことが何度も続いて、東さんの家から帰ろうとする西くんを駅で待ち伏せする妙。西くんの忘れ物を持って追いかけてきた東さんはふたりの様子を見て泣き出してしまう。西くんは、東さんだけが……と言ってくれるが不安になった東さんは、翌日は自分が西くんの家に直接来たいと言う。
東さんの来訪を心待ちにする西くんは落ち着かない。玄関のインターフォンが鳴り、相手を確かめずにドアを開けるとそこには妙が。
西くんに対する想いを口にする妙。そこに東さんが現れて、西くんと東さんの出会いは運命だったのだと語る。
突然、妙は西くんの手を引いて走り去った。川辺で自分の気持ちの全てを、彼女は吐露したが、西くんはそれは幻想だと返す。さよならをするふたり。
物陰からふたりを見ていた東さんは、「わたしの彼氏最高」と言う。ふたりだけの時間を取り戻し、日常に戻ったふたりはアイスクリームを食べに行くのであった。
……って感じでしょうか?
皆さん、このあらすじをあまり読んでいないようで意外。先に進みたいからここだけ読む人が多いかなぁと思っていたので!
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