革命をする


映画の中にしかそれは存在しない

あいつらはみんな嘘をついているだけなんだ

体温は真似、出来ない

おれは革命をするだろう

「ふへー」

お前たちは絶望的に頭が馬鹿なので

涎を樽いっぱいに垂らしていた

お前たちは思った

早く次の樽を用意しなきゃ

それを見つめるおれに感想は無い

「日本代表のキラーパスは芝刈り機によってまたも妨害されました」

世界は今日も順調に狂っているようだった

知らない奴の足音が背後からぺち

真実は常に隠されていて

そいつを引きずり出し白日の下へ晒すのがおれの役目だ

そして直視する

目を逸らしまるでそこに存在しないかのように振る舞うことはもはや許されない


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る