20xx年

姫亜樹(きあき)

20xx年

ぼくたちの冷たい水は

冷蔵庫の中

おいしい空気は

清浄機の前

医療の発達は

ぼくらの命を延ばしたけど

楽で便利な暮らしは

この体に染み込む

けがれを増やし

この地球を汚してしまった


新世紀に突入して

明るい未来になるはずが

ぼくらの周りを飛び回るのは

悲惨なニュースばかり


この汚れた体を抱いて

ぼくらは闇に飲み込まれていく

ぼくらが招いた闇に・・・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

20xx年 姫亜樹(きあき) @Bungo-2432Da

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る