ヨシミツの初体面

リーフ

ヨシミツの初対面

ぼくの名前は登坂義実。

いつもRPGゲームしているんだけど、最近は萌え要素が入っているゲームをしていることが多い


「おにいちゃんおはよう、もう○○時だよ。ゲームしようよ」


そうゲームソフトを起動したままにしておくとゲームのキャラがプレイヤーを起こしてくれるのだ。


「おはよう、悪い悪い今日は学校だからゲームは後からにするよ」


ぼくはテレビの中のゲームキャラにそう話しかけた。


「う~ん!つまらない!そんなの放っておいてゲームしようよ」


ゲームのキャラクターはぷんぷんと怒っていた。


「だから学校終わったらやってあげるって」


ぼくは学校に行くため自分の部屋を出たのだった。


「登坂君!ちょっと聞いてる!?」


 1階の居間


「おはよう、義実。昨日誰と話してたの?」


母は笑いながら質問してきた。


「え?ゲームのキャラクターと喋ってたんだけど」


ぼくは食パンをパクパクしながら母の質問に答えた。


「あらそうなの?てっきり電話してたと思ってたから」


母はぼくの机の前にお茶を置く。


「でも、うるさいんだよね。そのキャラクター」


ぼくはお茶をすすりながらゲームソフトに出てくるゲームキャラクターについて不満を述べた。


「だったら、ゲーム機切ったら?」


母は椅子に座る。


「そうだね……切ってみるか」


重いお尻を上げてぼくは急いで自分の部屋に入ってゲーム機を切った。

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