第3話 いばら姫

 ある国に王様とお后様が住んでおりました。

 やがてふたりの間に女の赤ん坊が生まれました。

 お姫様の誕生をたいそう喜んだ王様は、盛大なお祝いの宴を開きました。

 祝宴には国に住む十二人の精霊が招かれました。

 本当は精霊はぜんぶで十三人なのですが、お城には金の食器が十二組しかなかったので呼ばれなかったのです。

 祝宴が終わりにさしかかったころ、十二人の精霊たちは順番にひとりずつ不思議な力でお姫様に贈り物を授けました。

 それは世の中のすべてのひとが欲しがるような素晴らしい贈り物でした。

 十一人目の精霊が贈り物を授け終えた時、ざあっと風が吹きました。

 風が吹き抜けると、そこには十三人目の精霊がおりました。

 王様はあわてて十三人目の精霊のために銀の食器を用意させました。

 腹をたてた十三人目の精霊は、お姫様が十五になったら紡ぎ車の針が刺さって死ぬだろう、と呪いをかけました。

 十三人目の精霊は意地の悪い声で笑うと風に乗って去っていきました。

 王様とお妃様はお姫様を囲んで嘆き悲しみました。

 その時、まだ贈り物を授けていなかった十二人目の精霊が歩み出ました。

 十二人目の精霊は、お姫様が十五になったら紡ぎ車の針に刺されて百年間眠るでしょう、と呪いを変えました。

 十三人目の精霊はいちばん年かさでいちばん強い力をもっていたので、呪いをそっくり消してしまうことはできなかったのです。

 お姫様を心配した王様は国中の紡ぎ車を集めて燃やしてしまいました。そして、今後いっさいこの国で紡ぎ車を作ってはいけない、紡ぎ車を使ってはいけない、背いたものは厳しい罰を与える、とお触れを出しました。

 すくすくと育ったお姫様が十五になったある日のことです。

 ひとり庭で遊んでいたお姫様は不思議な音を聞きました。

 どこから音がするのかお姫様は探してみることにしました。

 音はお城の誰も使っていない塔から聞こえてきます。

 お姫様が音をたどって塔を登ってゆきますと、どうやらいちばん上の部屋からしているようです。

 扉を開けてみますと、部屋の中でひとりのおばあさんが紡ぎ車で糸を紡いでいました。

 お姫様には生まれて初めて見る紡ぎ車がとても面白いもののように思えました。

 手をのばすと、ブンブン動く紡ぎ車の針がお姫様の指に刺さりました。

 とたんに、十二人目の精霊が言ったとおりにお姫様は深い眠りに落ちました。

 すると、王様もお后様も、兵士も料理番も、小鳥も猫も眠りこみました。

 すべてが眠ってしまいますと、いばらがのびてお城をすっぽりと包み込みました。

 そうして何年もたったある日のことです。

 ひとりの王子様がやってきました。

 いばらにおおわれたお城に眠るお姫様のことを聞いてやってきたのです。

 王子様がお城に近づくと、いばらが分かれて道をつくっていきます。

 王子様は塔のいちばん上の部屋に横たわる美しいお姫様をみつけました。

 いましもお姫様は目を開くところでした。

 百年の眠りが覚めたのです。

 王様もお后様も、兵士も料理番も、小鳥も猫も、目を覚ましました。

 お城のすべてが眠りから覚めたのです。

 起き上がったお姫様を王子様はたちまち好きになりました。

 お姫様もひと目で王子様のことが好きになりました。

 お姫様と王子様はすぐに結婚を誓いました。

 眠りから覚めたすべての人がふたりを祝福しました。


 鋭いトゲのある緑のくきが複雑にからみあっている。

「これはいやはや、ものすごうございますね」

 ファラダの感想にテオドールはうなずいた。

 城壁をおおいつくすいばらは、鋼の檻のごとくであった。城そのもののシルエットはかろうじて確認できるものの、屋根の先まで緑に包まれたそれはいびつな形をしている。城壁の外には街が広がっていたのだろうが、いまやそれは巨大な廃屋の群れと化している。そうして朽ちかけたものの中で旺盛に繁殖して枝葉を広げるいばらは毒々しくさえ見えた。

 祖国を救うために、幸福をもたらすという姫を探して旅立ったテオドール。幼いころに聞いた童歌以上に姫の情報はなく、しかたがないので行く先々で名高い姫の話を尋ねる日々であった。今も、少し前に立ち寄った町で耳にした話を頼りに姫の居城へとやってきたのである。しかし、どうやらこれは少々事情が違っているようだ。すでに眠りから覚め、花婿を迎えた姫は幸せに暮らしているのではなかったのだろうか。そう問うてみたくてあたりを見回せば、いばらの枝にからまった哀れなむくろと目があった。城壁にそってぐるりとめぐっているのだが、あちこちに同じように同じようなものがいくつも引っかかっていた。おそらく、話の中の王子のように眠れる姫の噂を聞きつけてやってきた者たちのなれのはてだろう。元は服だったとおぼしき色あせた布の残骸がかすかな風にそよいでいる。彼らがこうして白く細くなってずいぶん時間がたったのだろう。鼻に届くのはいばらの青くささが少しだけだった。

 うっそうとしたいばらに包まれた城。姫はまだ目覚めていないのだろうか。そんなことを考えていると、ふいにファラダの歩が止まる。

「テオドール様、あちらを」

 言われてそちらに目をやると、いばらの垣根がちょうど人を乗せた馬が一頭通れるほどに開いているのが見えた。好奇心に突き動かされた来訪者のしわざだろう。だが、それ以上に目を引くものがそこにはあった。

 はじめそれは人の女のように見えた。しかし、近づいていくにつれそうではないことが分かる。碧玉色の薄衣をまとっている。人に似た姿形と大きさをしているが、輪郭がはっきりとしておらず目鼻立ちもぼんやりとしている。どうやらいくぶん透けているようだ。それがちょうどいばらの垣根が開いている上に浮いている。いや、いばらの枝にからめとられ吊り下げられているのだ。とにもかくにも、それはテオドールが初めて目にするものだ。

「あれは精霊でございますね」

 ファラダがすぐにその正体を教えてくれた。けれど、ではなぜ精霊がこんなところでこんなことになっているのだろうか。その疑問は直接尋ねてみることにした。

「わたしが贈ったのは美しさ」

 しかし、精霊はうつろな響きの声でそう言い、テオドールが求めた答えではなかった。もしやこちらの声がうまく伝わらなかったのかと、もういちど同じ質問をしてみたのだが、また同じ言葉が返ってくる。なにぶん精霊と話をするのは初めてのことなのだ。これが普通のことなのかと、ファラダに聞いてみるも、こちらも首をひねるばかりであった。どうにもこれ以上のことは聞き出すことはできないようだ。

「ではいかがいたしますか?」

 テオドールはファラダをうながし、いばらの垣根を越えることにした。

 精霊の下を通るあいだ、ちらりとそちらを見てみたのだが、当の精霊のぼんやりとした瞳はどちらを向いているのかうかがえなかった。

 外からは分からなかったのだが、いばらの垣根に開かれた隙間はどうやら城門の位置に合わせて作られていたようだ。先に広がっていたのは元は前庭であったと思われる場所であった。とはいっても、トゲのある枝がかつては手入れの行き届いた花壇であったろうところをのたうち、整然と植えられていたであろう乾いた木々の枝には葉の代わりのように巻きついている。中央には清らな水をたたえていたのだろう噴水が鎮座している。水の吹き出し口であったところには、場違いなオブジェのように瑪瑙色の薄衣をまとった精霊がいばらに吊られていた。先に遭遇した精霊と同じようにぼんやりと透けていて、どこを見ているのかも、こちらの言葉がきちんと通じているのかも分からない。

「わたしが贈ったのは賢さ」

 問いに対して返ってきたのも同じ、望んだ答えとは違う言葉。これ以上はこの精霊から得るものはないようだ。テオドールは噴水から離れて奥へ進むことにした。

 城内へ続く扉はおそらく固く閉じられていたのだろう。現在は、来訪者あるいは侵入者によって打ち壊されている。扉の一部であったろう割れた木片とちぎれて干からびたいばらの枝が転がっている。扉があった周辺の石壁にはなぜか大きな黒い染みがついていた。テオドールはファラダの背を降り、歩を進めた。あんのじょうと言うべきか、城の中もまたいばらが這いのびている。土埃の積もった床に敷かれた絨毯はいろどりを失い、踏めばふわりとチリが舞う。ひどく静かだった。ひとりと一頭の足音だけが広い空間に高く響く。かたわらの存在以外になんの気配も感じられない。いくら大きな声で呼びかけようとも、いらえが返ることは決してないだろう。背筋にすっと冷たいものがはしり、おもわず身震いするほどの静寂がここにはあった。張り付くようなおぞけを振り払うように足を進める。

 王の間にいたのはいばらに吊られる藍玉色の薄衣をまとった精霊。

「わたしが贈ったのは愛らしい声」

 王妃の間にいたのはいばらに吊られた琥珀色の薄衣をまとった精霊。

「わたしが贈ったのは踊りの才」

 兵士の居室にいたのはいばらに吊られた緑玉色の薄衣をまとった精霊。

「わたしが贈ったのは歌の才」

 台所にいたのはいばらに吊られた珊瑚色の薄衣をまとった精霊。

「わたしが贈ったのは健やかさ」

 食堂にいたのはいばらに吊られた紅玉色の薄衣をまとった精霊。

「わたしが贈ったのは分別」

 大広間にいたのはいばらに吊られた翡翠色の薄衣をまとった精霊。

「わたしが贈ったのは優雅さ」

 使用人部屋にいたのはいばらに吊られた青玉色の薄衣をまとった精霊。

「わたしが贈ったのは勤勉さ」

 地下室にいたのはいばらに吊られた瑠璃色の薄衣をまとった精霊。

「わたしが贈ったのは寛容」

 宝物庫にいたのはいばらに吊られた黄玉色の薄衣をまとった精霊。

「わたしが贈ったのは豊かな富」

 城の中をぐるりとめぐり、テオドールとファラダはあちらこちらの部屋で十一人の精霊をみつめた。精霊たちは皆なにを尋ねても同じような答えを返すばかりであったが。

 いばらにおおわれた誰もいない城。姫とともに眠りについたと言われる人々はどこに行ったのだろうか。そこらに白い屍がいくつも転がっていたが、それらはすべて来訪者の憐れな末路であった。彼らはよほど張り切ったのだろう。城内の扉という扉は壊され、開け放されていた。宝物庫に転がっていた数がもっとも多いことが、彼らの大半がなにを目的としていたか教えていた。不思議なことに収められていた宝が持ち出されていた様子はなかた。その理由を考えると恐ろしく、テオドールは興味本位であっても、とても宝箱に手をかけようという気にはならなかった。豪奢で壮麗な玉座は空虚なだけである。みな姫を置いてどこかへ去っていってしまったのだろうか。

 ああそうだ、姫は、姫はいまだ覚めぬ眠りの中にいるのだろうか。

「話によれば姫宮は塔におられるとのことでございましたね」

 ファラダの言葉にうなずいて、手綱を握る。外から見て塔の場所はおおまかに分かっている。テオドールは城の裏手へと歩き出した。

 裏庭はほかの場所以上に張りつめた静けさに満ちている。耳鳴りがしそうなぐらいに。いばらもまたひときわ旺盛に枝をのばしている。足の進め方に注意を払わなければうっかりトゲを踏み抜いてしまいそうだ。

 塔は裏庭の隅にあった。城の影にあるせいか、そのあたりではどことなく薄ら寒さを感じる。いばらはより密集して地面を這っている。テオドールはひどく不安がるファラダを残し、ひとり塔の前へやってきた。

 入口の上には白くぼんやりとしたものがある。遠目にはただそれだけのなにか分からないものにしか見えなかった。近づくにつれ、それは少しずつではあるが形が見えてくる。そして、こうしていま見上げてみると、その正体がはっきりと分かった。真珠色の薄衣をまとった精霊である、と。これまで見てきた精霊たちと同じくいばらにからめとられて吊り下げられている。ただ、身を包む色のせいなのか、いっそう輪郭がおぼろげである。あなたはなぜここにこうしているのか。何度も繰り返してきた問いを投げかける。

「死ではあまりにも重い。希望がわずかにでもあるのならなおさら。わたしは眠りに変えた。目覚めの時はいつ?」

 姿と同じようにとぎれとぎれでぼやけた言葉はテオドールへの答えとは思えない答え。それに首をひねる。目覚めの時はいつ? 姫が百年眠ると魔法をかけたのは目の前にいる十二番目の精霊ではなかったのか。

「目覚めの時はいつ?」

 なにを聞いても精霊はそう言うばかり。その言葉から分かったことはひとつ。姫はいまだ眠っている。テオドールは塔のてっぺんを見上げた。

 塔の入口は閉じられていた。ここまでで唯一の閉じられた扉だった。何枚もの木の板が打ち付けられて過剰に閉ざされた扉。飛び散った黒い染みのついた壁。この場所が来訪者たちの目をまぬがれたわけではない。狂ったようにうがたれた釘の数がそれを物語っている。彼らによって封印されたのだ、この扉は。ここまでしなければならないものがこの先にある。その事実におののきながらも、おそるおそる手をのばす。指先が触れるか触れないかした瞬間、不穏なきしみ音をたてて扉がまるごと外れた。テオドールは短い悲鳴をあげてあわてて飛びのいた。

 もうもうとたちこめる土埃。間一髪、テオドールは扉の下敷きになることはまぬがれていた。晴れた視界の中にあるもの。それを認めて我知らずあとじさっていた。壊れた扉。暗い入口から何本ものびるいばらの枝。それに埋もれるように転がるいくつものしゃれこうべ。テオドールのつま先まで飛び出してきたそれの、黒くうつろな眼窩からぞろりといばらが這い出し、鋭いトゲを光らせている。

 大きくひとつ息を吐きだして、テオドールは塔の中へと足を踏み入れた。

 薄暗く乾いてひんやりとした空気のなか、明かり取りの窓から差し込む光は弱々しい。壁を床をいばらが憐れな来訪者の残骸を巻きこんで縦横無尽に這っている。慎重に足をはこんで螺旋階段をのぼっていく。そうしてたどり着いた最後の一段。塔の最上の部屋へとつながる入り口。部屋の中をこちらからは伺うことができない。太いいばらの枝が内部からのびている。ところどころで赤く肉厚の花弁が開き、青くささのなかに甘い芳香が混じり合う。とうとう目指してきた場所の目前へ到達したテオドールの鼓動が早まる。

 あと一歩を踏み出せば――。

「人の子よ、なにを望んで進むのか」

 おもわぬ声にあやうく足を踏み外しかける。声のしたとおぼしき方を見るが、そこにはただ闇があるばかりであった。

「人の子よ、富を望むのか。名声を望むのか」

 ふたたび声が聞こえる。目をこらすと、うずくまる闇の一角が音もなく動いた。

 白い顔。女の顔のようにも見えるがはっきりしない。目鼻立ちというものはどれほど目を細めても、どうにもぼんやりしている。いまや周囲の闇から浮かび上がったそれは精霊であった。まとう衣は黒曜石のごとき輝きと、あらゆるものを飲み込むがごとき深さをもつ黒。その身はいばらを寄せ付けていない。十三番目の精霊。憐れな姫に死の呪いをかけしもの。

「憐れな姫」

 黒衣の精霊が発した言葉に、自分が今まさに考えたことを言い当てられたかのようで、テオドールは体がこわばる。

「我が姉妹たちは天より授けられた力をくだらぬことに使ったのだ。飾り立てるばかりで真に姫に必要なものを贈ることをしなかった。誰も痛みを教えようとはしなかった」

 しわがれているようにも、鈴を転がすようにも聞こえる声が続ける。

「人の命がある長さはあまりに短い。そのうちの十五の年月をもちいて痛みを知ることができねば、はたしてその先の年月をもって知ることができるだろうか。わたしは本当に長く人を見てきたのだ」

 だから姫に呪いを贈ったというのか。姫の指を刺したという紡ぎ車はあなたの仕業か。あなたの魔法によるものか。

「ほんのささいな紡ぎ車の針。ほんのささいなその痛み。それを受けて姫の末がいかがであったか」

 ああ、姫は眠りについてしまった。百年の眠りに。

「我が姉妹がそうしたのだ。眠りのうちに学ぶのだと。学びを終えれば目覚めるのだと。百年か、人の時は早くすぎるものだな。はたして目覚めの時はくるのだろうか」

 嘆くようにも憤るようにも聞こえる声でそう言うと、黒衣の精霊は床のいばらを示した。

「姫は痛みを恐れた。痛みに満ちた現し世を恐れた。己を目覚めさようとする者を恐れた。そのためになにが起きたのか。人の子よ、すでに見ているだろう」

 部屋の奥よりのびつたういばら。トゲはあまりにも鋭い。白く軽い存在となったかつての来訪者たちの姿が脳裏をよぎる。部屋の入り口には扉がない。元はあったのだろう。なかば外れかかった蝶つがいがその名残い。見通すことのかなわぬ部屋の中。なにかおぞましいものが動くのが見えた気がした。

 テオドールはなにも言わずにきびすを返し、元来た階段を下りる。後ろから誰に向けたものか、黒衣の精霊の声が聞こえた。

「痛みを知らねばどうなる。人生まれながらにその身に刃を帯びている生き物。人は生きるなかで刃を意識無意識にかかわらず振るうもの。見える赤、見えない赤。それらにいろどられるのが人だ。だがそれを知らねばどうなる。それが刃であると知らぬままにところかまわず振り回すだろう。刃を向けられた時はどうなる。耐えることはできるか。かわすことはできるか。人は傷つくことを恐れる。だが、人は傷つかねば、傷つけねば生きることはできぬのだ」

 外へ出るとひどく明るく感じた。空を見るが、あいにくのくもりで太陽の位置は判別できない。けれど、不思議とそれほど時間がたっていないように思えた。ファラダのもとへ戻ると、ひどく安心する。ひとしきりファラダの首をなで、テオドールは手綱を引いて足早にいばらの城をあとにした。求める姫はいなかった、とそう言って。

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