第99話 ふゆのよぞら

小片詩 -かけらのうた-


◇◇◇



『ふゆのよぞら』



オリオンが見える


冷たい空気の澄んだ夜空……




寄り添う三つ子星


ほんとうは距離のある星たち……



それでも、ここから見える星空だと


星は仲良く寄り添って


その光で、隣り合う星を照らしあっているようだ……



冬の夜空……


澄んだ星空のもと……



冷たい冬の夜


見上げる空はすこし寂しい……



けれども寄り添う星の輝きに


心がすこしだけ熱を持つ……




冬の星を見上げる……





身を震わせながら


冬の夜空を……



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◇◇◇


次回、『らくえんのおと』

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