第2話
あるところの森の中には、狼の女の子がいました。
狼の女の子はお腹を空かせていました。
狼の女の子は、フリフリのワンピースもスカートも履きませんでした。いつもきているのは、真っ黒いファー付きのスカジャンと真っ黒いズボン、そして真っ黒いブーツを履いていました。
まるで、男の子みたいな格好で。
森の中を歩いていると赤いずきんをかぶった子供を見つけました。
「子供のしかも、女なら攻撃してこないだろうから、襲って食べてやろう」
狼は、そっと赤ずきんに近ずいて声をかけました。
「お嬢ちゃん、あっちに綺麗な花畑があるから一緒に行ってみないかい?」
赤いずきんをかぶった子供が振り返るとそれは、男の子でした。
そう、赤ずきんです。
狼は、びっくりしました。男の子なのに、女の子の格好をしているからです。
赤ずきんも、狼に話しかけられたのと、女の子なのに男の子の格好をしていることにびっくりしました。
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