赤ずきんくんと狼ちゃん
みかん缶
第1話
むかし、むかしあるところに赤いずきんをかぶった男の子がいました。
その子は、赤ずきんと呼ばれていました。
赤ずきんは、赤いずきんをかぶり、赤いカーディガンと、黄色いワンピースを着て、少しヒールのある赤い靴を履いていました。
まるで、女の子のような格好をしていましたので、村の人たちからはきみ悪がられていました。
それでも、赤ずきんのお母さんは、服のことは何も言いませんでした。
ある日、お母さんに頼まれ森の中に住んでいるおばあちゃんにお見舞いに行くことになりました。
お母さんに持たされたカゴには、パンとりんごとぶどう酒が入っていました。
そのカゴを持ち赤ずきんは、お見舞いに出かけました。
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