第17話 毒蛇の反撃

シーン1 作戦室

 五人が揃っていて、博士も居る。

 瀞撞は神妙な表情で、傷跡が派手である。

瀞撞世界「…と、いうわけです。」

博士「そう…」

和多見七十一「とにかくあなたはやられた。24時間働き続けないとは、言語道断です。」

瀞撞「そうだな…」

博士「レッドとブルー、単独で行動したら危ないようね。」

土方掘三「え、オレもなの?」

博士「ええ。遠距離攻撃に向いた人がいないと、反撃する前にやられる。」

松沢しずく「で、どうすれば勝てるの?」

博士「それはわかりません。」

鎌倉剣子「だいじょーぶだよ」(根拠なし)


シーン2 前回と別の河原

 まむしユステツォが、例の電波マシンを調整している。

鎌倉「あっ、あれ!」

松沢「いた!」

二人「正義…顕現!」

 二人は急いで変身した。

桃キラー「桃色だからものすごい、ぴんくきらぁ☆」

黄キラー「黄色が走る最後の癒し、いエローっ!キラーっ!」

まむし「出たなキラーレンジャー!」

黄キラー「キラーサンダー!」

 まむしユステツォは、避けた。

まむし「ふん、これでも喰らえ!」

 まむしは、やけに大きい牙から毒液を噴き出した。

黄キラー「きゃあああああ!!」

桃キラー「いやああああああ!」

 イエローとピンクは、粘る毒液で動けない。だが、毒は効いていないようだ。

まむし「ん?」

黄キラー「キラーレンジャーの強化服は完全気密なの。」

桃キラー「なんか気持ち悪いけど、それだけだよね。」

 ねばねばした状態で、二人が動いた。

 二人がかりのトリッキーな動きは、まむしユステツォでも避けきれない。

黄キラー「キラーサンダー!」

ナレーター「キラーサンダーは、強い電流を放つこともできるのだ。」

 まむしユステツォは、かなりダメージを食らったようで、全身が焦げている。

まむし「ええい、撤退だ。」

 まむしユステツォは、逃げ出した。


 二人は、さりげなく変身を解除した。強化服は消えたが、毒液は消えなかった。

松沢「きゃあああああ!!」

鎌倉「いやああああああ!」

 松沢と鎌倉は倒れた。


シーン3 ユースティーツ基地

リヒティヒ参謀「作戦は成功、ついでにキラーレンジャーもおそらく…」

ただし指令「やったな。かわいそうに、我々に抵抗するからこんなことに…」

リヒティヒ「不可抗力です。それより、この作戦なんですが…」

ただし「なんだね?」

リヒティヒ「危険が伴いますので、外注するのはどうでしょう。」

ただし「うむ…次のターンをどうするか、本部に予算の話をしておこう。」


シーン4 病院

 松沢と鎌倉が、担架に乗せられ、救急車から病院に運び込まれる。

 なお、なぜか毒液が消えている。あと、なぜか医師が見ている。

医師「身元不明の患者二名か…」


シーン5 ユースティーツ基地の倉庫

 まむしユステツォが、次に配備する電波装置の蓋を開けていろいろいじっている。

 入念な準備で、次の作業は前より順調になりそうである。


シーン6 作戦室

瀞撞「おかしい、剣子としずくに連絡が取れない。」

和多見「無理を1週間続けたら、無理じゃなくなる。何かあったとしても、きっと無事です。」

土方「ギャアハハハハハハハ!!」


ナレーター「イエローとピンクがやられた。ユースティーツの作戦は順調だ。まずいぞ、やばいぞ、どうする、正義戦隊キラーレンジャー!ひるむな、がんばれ、ブチ頃せ、正義戦隊キラーレンジャー!」


-つづく-

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