第05話 よいこのみんなもこれで安心

シーン1 1話の公園

 瀞撞世界の慟哭が公園に響く。

土方掘三「ギャハハハハ!だっせぇwwww」

 爆笑しながら土方が現れた。和多見七十一も、さりげなくやって来た。

和多見「瀞撞、職場放棄は罪だぞ。」

鎌倉剣子「カッコ悪かったよ、世界くん。」

 鎌倉がいつの間にかいてそんなことを言っている。松沢しずくも背後にいた。

松沢「負けたら頃す。」

 瀞撞は立ち上がった。

瀞撞「俺は負けん!行くぞォ!」


五人「正義…顕現!」

 5人は変身した。

 小高いところに、五つの人影があった。


赤キラー「頭の赤さは理想の光、レッドキラーぁ!」

青キラー「襟の青さは力の証し、ブルーッキラーッ!」

黒キラー「黒さすべてが仕事の響き、んブラックキラーー!」

桃キラー「桃色だからものすごい、ぴんくきらぁ☆」

黄キラー「黄色が走る最後の癒し、いエローっ!キラーっ!」


赤キラー「我ら!」

五人「正義戦隊キラーレンジャー!」


青キラーが武器を出す。

「キラーチェーンソー!切断だぜぇ!」

キラーチェーンソーは、合体イカユステツォの腕を何本も切り落とした。


合体イカユステツォ「貴様ら…この悪党ども!」

黒キラー「一人歩きの言葉で叩くのは、暴力です。」

桃キラー「痛いの嫌い…」

黄キラー「お前は痛くないだろ。」

青キラー「合体イカユステツォォぉ!シゴウしゃげたる!」


赤キラー「キラーキリングだ!」

 五人はそれぞれ武器を出し、合体させる。

ナレーター「キラーキリングとは、キラーバズーカにキラーレンジャーの力を一つに集めて怪人にぶつける必殺技である。」

 赤以外四人はバズーカを支えるように構え、赤が後ろに立つ。

五人「キラーバズーカ完成、必殺、キラーキリング!」


光の帯が、なぜか回避しない合体イカユステツォに命中した。

合体イカ「うわー!」

合体イカは、爆散した。


赤キラー「正義、確認!」

それっぽいポーズを取る五人。


通りすがりに見ていた老人「キラーレンジャー…一体何者なんだ…」


シーン2 その辺の路上

 変身前の五人が並んで歩いている。なぜか会話もしていないのに笑顔で。

ナレーター「正義戦隊キラーレンジャーは、悪をブチ殺す。今日も、敵の怪人をブチ頃してくれたぞ!」


シーン3 元の公園の隅

 少年が相変わらず倒れている。だがまだ誰も気付いていない。


シーン4 再びその辺の路上

 歩く五人の後姿が見える。

ナレーター「がんばれ、たたかえ、ぶち殺せ、正義の戦士キラーレンジャー!」

 五人の姿が小さくなって行く。


-つづく-


【次週予告】

 キラーレンジャーの脅威を知ったユースティーツは、早速対策を始めた。強力なクルマエビユステツォに、レッドキラーもたじたじだ。大丈夫かキラーレンジャー、がんばれ、たたかえ、ブチ殺せキラーレンジャー!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る