第02話 ユースティーツのたくらみ
シーン1 ユースティーツ基地
幹部二人と怪人、それに台詞のない秘書二人がいる。
スルメイカユステツォ「ヤリイカの兄貴がやられただと?」
無闇に派手な身振りのスルメ。
ただし指令「そうだ!信じられないことだが、通り魔のようなヤツらに…」
スルメ「よし、俺が行ってくる!損害賠償次第で告訴はやめておく!」
ただし「それでいい。無理はするんじゃないぞ、スルメイカユステツォ。」
スルメは、歩いて出て行こうとする。
リヒティヒ参謀「スルメイカユステツォ、ちょっと待て。」
スルメ「なんだ?」
リヒティヒ「それはだな…」(ごにょごにょ)
シーン2 住宅地の路上
二人の若い男が並んで歩いている。
土方掘三「おいしそいち、今日はヒマだな!」
和多見七十一「ちょっと違うぞ、今日もだろ。」
土方「そうだな!俺ら無職だもんな!ギャハハハハ!!」
和多見「おい、言い方を考えろよ。」
土方「めんどい。無理。」
和多見「無理ってのは嘘吐きの言葉なんだよ。なんとかしろ。」
そこに突然、怪人が出てきた。
スルメイカユステツォ「よし、ここで陽動作戦をしよう。おいお前ら、ちょっと付き合え!」
土方「あっ、ヒマじゃなくなっちまうぞこれ。」
和多見「途中でやめるんじゃねえぞ。」
二人「正義…顕現!」
二人は変身した。
青キラー「襟の青さは力の証し、ブルーッキラーッ!」
黒キラー「黒さすべてが仕事の響き、んブラックキラーー!」
スルメ「あっ、貴様ら!」
シーン3 再びユースティーツ基地
幹部たちが画面でスルメの活躍を見ている。
ただし指令「うまくいった…のか?」
リヒティヒ参謀「今のところうまくいきすぎです。」
シーン4 再び住宅地の路上
黒キラー「ブラック洗脳光線!」
ナレーター「ブラックキラーが額から出す光線を浴びた者は、洗脳されてしまうのだ。」
光線がスルメに当たる。スルメはしびれまくった感じの動きを見せる。
そしてスルメは立ち上がり力強く叫ぶ。
スルメ「うおおおお!!働くぞ働くぞ働くぞ~~~!!!」
青キラー「ギャハハハハッハ!」
スルメは、出鱈目かつものすごい勢いでどこかへ走り去った。
青キラー「あ…」
黒キラー「おい…」
二人は、ぽつんと取り残されてしまった。
平和な街を、老人が歩く。たかしごはんよとか呼ぶ母親の声が聞こえたりする。
ナレーター「がんばれ、たたかえ、ぶち殺せ、正義の戦士キラーレンジャー!」
-つづく-
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