三話
当日は美音子の家に行くことになっていた。
待ち合わせは美音子の家の最寄り駅。
美音子に会えるとソワソワしているときの幸子は完全に中学生だった。
そうこうしている内に美音子がやってきた。
「ごめん。待った?」
「ううん。私も今来たところ」
遅刻することを何より恐れる幸子は25分も前から待っていた。
「じゃあ、行こっか? 幸子、今日はありがとう」
「いえいえ、こちらこそ」
久しぶりに会うのでお互い何を話していいかわからない。
美音子の家に着くまで無言が続いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます