第5話
「で、どうやって見つける?タイムリミットはあるのか?」
「ないよ・・・時間は止まってるから・・・と、言いたいけど・・・」
「けど?」
「それなら、自堕落になるから、3日」
「早いな」
「君なら、見つけれるよ、生きたいと強く願えば、生き返る事ができる。」
志奈さんは、2級じゃないな・・・
1級だ!
「まず、私が君を知る前の、君の事を見せて」
「どうする気が?」
「そのまま・・・」
志奈さんの手が、俺の頭に振れる。
幽体同士だからか・・・
ぬくもりを感じる・・・
「わかったわ。君の事・・・」
「俺の事?」
「私が思った通り、君が自堕落になったのは、わりと最近なんだね」
「えっ?」
「それまでは、夢に向かって、一生懸命に努力していた。」
「志奈さん?」
「さっきはごめんね。修正するわ。君はとても、素敵な人」
改まって言われると、照れくさい。
「じゃあ、行こうか、一郎くん」
「どこへ?」
「君を、必要としてくれている人の場所へ」
「場所?」
志奈さんは、頷く。
「それを、見れば、君は生き返りたいと願う事ができる、私もね」
どうなるかは、わからないが・・・
志奈さんに、ついていこう・・・
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