みかん狩り 18

僕は彼女の手料理をごちそうになった。


彼女は料理もうまく、話題も豊富だった。


三人はリンゴ農家だった。


リンゴの栽培だけでは生活が難しいので、出稼ぎに出ていた。


三人はよく働いた。


残業もいとわずに働いていた。


僕と彼女が抱き合ったことを、この青年が知ったら、一体どう思うだろうかと考えた。


そう思うと、何故かしらその青年に悪いなという気持ちが起きた。


飯炊き夫婦のご主人が長期出張に出掛けた。


ある日、食堂で飯炊きの奥さんが言った。


「村上君、今晩遊びにいらっしゃい」

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