二章

第11話

簡潔に今の説明をしよう...

とてつもない修羅場になっている...


これだけみたら皆さん何の事かわからないと思うので一から思い返してみよう...















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あの怪文書が送られてきてから一週間が経っていた

あれから何もなかったと言うものの俺の頭の中には手紙の内容と手紙の中に入っていた物が頭から離れなくなってしまった


ハァ〜〜...

ただでさえ今日は憂鬱なのに...

今日は月曜日、人によっては嫌だという人はいるかも知れない、いや、いるという人が大半だろう

こう言っている俺もその一人なわけだが...


まぁぐちぐち言っても仕方ないしダラダラ歩く時間もあまりないので早く行くか!





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「おはよう、壮介」


「よ〜っす!

仁おはよ〜」


「壮介がこの時間に学校いるとは思わなかったな、どうした?なんか今日あるのか?」


「なんで俺がこの時間にいる時点でなんかある前提なんだよ、まぁあるけど」


やっぱりあるんだな

まぁ普段ホームルーム3分前に来る奴が7分前後に来ているんだから、疑う気持ちもあるだろ


「で、何があるんだ?」


「それがな、なんと転校生が来るらしいぞ!!

しかも女子!!」


あー、それでこんなにうるさいのね

なんか納得できるところがこのクラスの雰囲気あらわしてるな〜


「男子諸君!

転校生女子に優しくするぞー!」

『おー!!!』

「もし誰か付き合っても恨みっこなしだ〜!!」

『ウォーーー!!!』



こんな統率力あるんだったらもっと別のところでいかせばいいのに


そう苦笑いしていると先生が入ってきた


「お前ら席につけ〜、今日は転校生を紹介するぞー」


そういうと1秒満たないくらいで男子全員が席についていた


早すぎだろっ!


「おい、沢村!早く座れって!

転校生拝めないだろっ!」


「お前ら欲望に忠実すぎだろっ!」


俺は男子達にそう言いながら席についた

どうやらいつものアイツらとは別人のようだ


「じゃあ、入ってきていいぞ」


「はい」


返事をした声がなんとなく、だるそうな声に聞こえた


「沖村 空乃です

趣味は特にないです

女優やってます 以上で」


そういうと彼女は誰の目を気にする事も無く自分の席に座っていった


てか沖村さん、俺の前の席かよ!


なんかいやな気しかしないな〜

てか誰かにめっちゃ見られてる気がするんだけど...まぁ気のせいか





端的に言うと俺の予感は当たった

いやと言うほどに...


別に俺自身がなんかされたと言うよりかはクラス全体が凍りついた感じになっていた



何が起きたかと言うと

『ねぇねえ!沖村さんってこの前映画に出てたよね!

女優って物凄い大変そうだよね!』

『沖村さん!!俺達が学校案内してあげようか!!』

『沖村さん!連絡先交換してくれませんか!?』

『あっ!私も交換したい!』




「あの、私は連絡先交換してはいけないので無理です

それと学校案内は男子ではなく女子にお願いします

それとそんなにうるさくしないでください

うるさいのはキライなので」



そう感情が抜け落ちたような声で彼女は言い切った











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